【徹底解説】支払条件とは?手形や現金払いなど3つの支払方法・期限や書き方などを説明!資金繰りや手数料など条件設定時のポイント・コツを紹介!

登録日:2019.8.4  |  最終更新日:2019.9.30


仕入先や発注先との取引で「支払条件」を決める場面があります。しかし、支払い条件のパターンを知らなければ、その支払条件が有利か不利かを、判断できないですよね。

そこで本記事では、支払条件について、わかりやすくまとめました。

  • 支払条件とは何?
  • 支払方法にはどんな種類がある?
  • 支払期限にはどんなパターンがある?
  • 支払条件は資金繰りにどう影響する?注意点は?
  • 支払条件により資金繰りが悪くなった時の対処法は?

この記事を読むと、これらを簡単に理解できます。支払条件でお困りの方は、ぜひご覧ください。


支払条件とは『取引における支払の取り決め』


支払条件とは、料金の支払方法や期限などについて、決められた条件のことです。商品・サービス提供の取引を行う際に、あらかじめ定めておきます。

通常の商取引においては、受注者側が、見積書に支払条件を記載することが多いです。発注者側は、提示された金額や支払条件に基づいて、発注する流れとなります。

ただし、受注者側に法的な決定権がある訳ではありません。そのため、発注者側が支払条件を定めるパターンもあります。

以下は、支払条件を記載する書類の一例です。

<支払条件を記載する書類>

  • 見積書
  • 発注書・注文書
  • 契約書
  • 納品書
  • 検収書
  • 請求書

見積書へ合意して発注するため、一般的には、どの書類にも見積書と同じ支払条件を記載します。発注書・検収書の書き方については、以下のページで解説しています。

関連記事:【無料テンプレートあり】誰でも簡単!発注書の書き方とフォーマット!印紙や法的義務など3つのポイントも解説!
関連記事:【徹底解説】検収書とは?法律上必要?3つの役割や書き方を解説!納品書・受領書との違いも簡単にわかる!

なお、「決算書上の売掛金・買掛金の回転期間」と「実際の支払条件」に相違があると、不具合が生じるので注意しましょう。決算書について詳しく知りたい方は、以下のページも合わせてご覧ください。

関連記事:【誰でも簡単】決算報告書とは?書き方・作り方の3つのポイント!起業家が知っておきたい役割や開示義務も解説!
関連記事:粉飾決算とは?知らないと騙される!よくある3つの手口と見抜き方7選!基礎からわかりやすく解説!

支払条件の種類とは?記載事項や書き方を一挙解説!


支払条件には、主に下記2つの項目を記載します。

<支払条件の記載項目>

  1. 支払方法
  2. 支払期限・時期

それぞれの項目について、以下で解説していきますね。

なお、支払条件によりキャッシュフローが厳しくなる場合は、Founderへ無料登録して、資金調達をするのもオススメです。

【支払条件の記載項目1】支払方法

支払方法には、下記の3つがあります。

<支払方法の種類>

  1. 現金払い
  2. 金融機関等の口座振込
  3. 手形または小切手

【支払方法の種類1】現金払い

現金払いの場合は、支払場所を定めましょう。一般的には、下記のいずれかとなります。

<現金払いの支払場所>

  • 発注者が店頭等へ支払に行く
  • 受注者が集金へ行く

事前に決定しておくと、トラブルになりません。

【支払方法の種類2】金融機関等の口座振込

銀行等の口座振込とする場合は、請求時に振込先を指定します。以下の内容を記載しましょう。

<振込先の記載事項>

  • 金融機関名
  • 口座種類
  • 口座番号
  • 口座名義
  • 口座名義のフリガナ
  • 住所
  • 電話番号

住所や電話番号は、支払側の金融機関や窓口により、必要になる場合があります。必須項目はすべて請求書に記載しておくと、間違いがありません。

【支払方法の種類3】手形または小切手

手形とは「支払期日に額面金額を払うこと」を約束する有価証券を指します。手形払いの特徴は、取引時点で口座に残高がなくても、支払期日までにお金を用意すれば良い点ですね。

そのため、支払う側(発注者)は資金の準備期間に余裕ができます。逆に、代金回収側(受注者)は、取引から入金まで日数がかかるのがデメリットです。

手形払いを受け付ける場合は、支払期日(手形サイト)を確認しましょう。また、振出人(発行人)の信頼性なども考慮した上で、手形や小切手の受付可否を決めると良いですね。

なお、小切手の現金化や、手形については、以下のページで詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

関連記事:【誰でも簡単】小切手を現金化する3つの手順!銀行での換金方法や持ち物・手数料・期限もわかりやすく解説!
関連記事:約束手形とは?振出人・受取人のメリット・デメリット完全ガイド
関連記事:割引手形とは?3つのメリット・デメリットや手形割引との違いなどを詳しく解説!

【支払条件の記載項目2】支払期限・時期

支払期限・時期には主に下記の4種類があります。

<支払期限・時期の種類>

  1. 日付指定
  2. 月末締め翌月払い(または翌々月払い)
  3. 納品後◯日以内
  4. 契約時前払・納品後残金支払

【支払期限・時期の種類1】日付指定

取引や納品の日程が確定している場合は、支払時期を日付で指定することもあります。その際は、見積書等で「支払期限:◯月◯日」と記載します。

【支払期限・時期の種類2】月末締め翌月払い(または翌々月払い)

継続的に取引をしている場合、取引の都度支払ではなく、締め日を設けて後払いする形式も多いです。この場合、締め日は必ずしも月末とは限らず、「◯日締め」と任意に決めることも可能。

また、支払日は「翌月末払い」となるパターンが多いですが、これも規定があるわけではありません。「翌々月末払い」や「翌月10日払い」などの企業もあります。

そのため、締め日と支払期限を明確にすることが重要です。

【支払期限・時期の種類3】納品後◯日以内

継続的な取引ではない場合、「納品後◯日以内」と定め、その都度支払するパターンもあります。見積書提出の際に、支払期限を提示しておきましょう。

【支払期限・時期の種類4】契約時前払・納品後残金支払

金額が大きな取引では、「契約時に代金の一部前払い、納品後(完成後)に残金支払」とすることもあります。この場合は、見積書や契約書等で、その旨を明確に記載する必要があります。

なお、前払いの会計処理について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

関連記事:【保存版】前渡金(前払金)とは?仕訳方法や買掛金を使う例外をわかりやすく解説!仮払金との違いなど3つのポイントも紹介!
関連記事:【保存版】前払費用とは?仕訳方法や振替のタイミング・消費税計上など3つのポイントを解説!長期・短期の違いも紹介!

支払条件の設定時のポイントは『手数料負担の明記』


支払方法が口座振込の場合は、振込手数料が発生します。そのため、発注者と受注者のどちらが振込手数料を負担するのか、支払条件に記載しておきましょう。

民法上は、支払側(発注者)が負担することとなっていますが、双方の取り決めにより、受注者側が負担することも可能です。

また、地域や業種によっては、どちらが負担するか慣習で決まっている場合もあります。その場合も、お互いの認識がずれているとトラブルになるため、書面で明確にしておくのがオススメです。

一般的には、見積書や契約書、請求書に明記します。

支払条件の決定時の注意点は『資金繰りへの影響』


支払条件は、資金繰り・キャッシュフローに影響するため、決定時には充分注意しましょう。ポイントは、主に以下の2点です。

<支払条件の決定時の注意点>

  1. 代金回収(入金)と支払のサイクル
  2. 手形サイト(振出日~支払期日)

それぞれの項目について、以下で解説いたしますね。

【支払条件の決定時の注意点1】代金回収(入金)と支払のサイクル

支払条件を決定する際は、回収(入金)と支払のサイクルを意識しましょう。前述の「支払条件の種類」のとおり、支払期限には「月末締めの翌々月払い」や「数カ月後に支払」などもあります。

ただし、どんな企業でも、常に受注者側(販売者側)という訳ではなく、発注や仕入も当然行います。そのため、販売代金の回収期間と、仕入代金の支払時期によっては、資金繰りが厳しくなる場合もあります。

たとえば、次のような取引を行ったとします。

取引内容金額
受注代金の回収30万円
仕入代金の支払20万円

(図解挿入 ※代金回収と支払のフローチャート)

上記の場合、受注代金回収後に、仕入代金の支払を行えば、資金繰りは余裕があります。ところが、支払条件が以下のようになっているとします。

取引内容金額支払条件
受注代金の回収30万円9月末締め・11月末払い
仕入代金の支払20万円9月末締め・10月末払い

(図解挿入 ※代金回収と支払のフローチャート)

上記の支払い条件では、11月の30万円入金より、10月の20万円支払いが先にあり、資金繰りは厳しいです。そのため、支払時期の調整や、資金調達などが必要となります。

支払条件を決定する際は、このようなケースも想定するよう、注意しましょう。

なお、経営を安定させるには、支払条件の見直し以外に、利益率を上げる選択肢もあります。利益率の改善方法について知りたい方は、以下のページも合わせてご覧ください。

関連記事:【具体例あり】限界利益率が高い・低い、3つのパターンを紹介!簡単な計算方法と3つの改善方法を初心者にもわかりやすく解説!

【支払条件の決定時の注意点2】手形サイト(振出日~支払期日)

代金を回収する側(受注者)の場合は、手形サイトに注意しましょう。手形サイトとは、手形の振出日(発行日)から支払期日までの期間のことを言います。

一般的に、手形サイトは下記の日数となることが多いです。

<手形サイト(振出日~支払期日)の具体例>

  • 30日
  • 60日
  • 90日
  • 120日

たとえば、支払条件が「月末締め翌月末120日手形払い」だとします。その場合、今月末締めの代金は、翌月末に手形が振出(発行)されます。その振出日の120日後に現金化できるのです。

日付を入れると、下記のようになります。

<手形払いの場合の支払い例>
支払条件月末締め翌月末120日手形払い
取引日3月中
締日月末締め=3月末
手形の振出日(発行日)翌月末=4月末
手形の支払期日振出日から120日後(約4ヶ月後)=8月末
取引~現金化の期間5~6ヶ月(3月中~8月末)

上記の場合、取引から現金回収までに5~6ヶ月かかります。

当然、資金繰りにも影響しますので、それを考慮した上で手形払いの支払期日を決めましょう。

支払条件により資金繰りが悪くなった場合の対処法


支払条件により資金繰りが悪くなった場合の対処法には、ファクタリングがあります。ファクタリングとは、売掛金(債権)を業者に売却することです。取引先からの売掛金回収は、そのファクタリング業者が行います。

メリットは、以下の4つです。

<ファクタリングの4つのメリット>

  1. 短期間での資金調達が可能
  2. 担保・保証人が不要
  3. 金利が無い
  4. 売掛金回収の手間がかからない

ファクタリングは、業者へ売った時点で確実に現金化できる点が、特徴ですね。取引先から売掛金を回収するより早いため、キャッシュフローに余裕ができます。また、融資とは違い、保証人等が不要で、金利もかかりません。

なお、ファクタリングについては、以下のページで詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

関連記事:【3分でわかる】ファクタリングとは?売掛金を買い取ってもらう5つのメリットや注意点を徹底解説
関連記事:ファクタリングの仕組みをわかりやすく解説!全4種類のメリット、デメリット総まとめ
関連記事:【知っておきたい】ファクタリングの注意点とは?おすすめのファクタリング業者7社+α

 

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