株式会社GeNEE 代表取締役 日向野卓也様|多岐にわたるITソリューションで、お客様のニーズに合わせたシステムの開発・改善を実現
公開日:2023/10/28 | 最終更新日:2023/12/22
株式会社GeNEE 代表取締役 日向野卓也(ひがの・たくや)様に事業内容や特徴、強みなどを伺いました。株式会社GeNEEでは、システム・アプリ開発の他、DXコンサルティング、AIツール開発、システム監査や診断事業など技術開発領域において幅広いサービスを展開しています。
【企業の特徴と事業戦略】
- システム・アプリ開発やDX、AI開発、システム監査など幅広いサービスを提供
- 既存システムの改善や新しいシステムの開発にも対応
- IT領域を中心とした独自の価値提供で日本経済への積極的な貢献を目指す
【他社と一線画すポイント】
- それぞれのお客様のニーズに寄り添った伴走型支援
- 短納期を実現させる「3倍速開発」
- ワンストップ型の受注体制
|オーダメイド型のシステム・アプリ開発やDXコンサル、システム監査など幅広いサービスを提供
Q.貴社の事業内容について教えてください。
株式会社GeNEEは、主にシステム開発とアプリ開発を行っている会社です。また、それに付随するところでDXコンサルティング、MVP開発、AIツールの開発も展開しています。
GeNEE社の開発実績:https://genee.jp/works/
また、最近ではシステムの脆弱性診断という事業も展開しています。開発が中核にあった上で、その後のスケール支援のマーケティングや、その前の企画構想を検討するコンサルティングのようなところも、デジタルに特化してご依頼を承っております。
システム開発は基本的に中堅企業、年商で言うと100億〜300億ぐらいの法人が多く、従業員規模が膨らみ、システムによる業務効率化を必要とされているお客様が多いです。
そういったお客様向けに、フルスクラッチと言われる、いわゆるオーダーメイド型でお客様の情報をヒアリングし、お客様各社のご状況、特性にフィットしたシステムを開発しています。
アプリ開発につきましては、規模、業界・業種問わず、いろんなお客様がいらっしゃいます。規模はスタートアップから大企業まで、業界・業種も不動産や建設、医療、製造などさまざまです。
「こんなアプリサービスを作りたい」というご依頼をいただき、お客様の実情に合わせて、こちらもシステムと同様に、フルスクラッチでアプリ開発を行っております。
Q.(システム開発やアプリ開発といったメイン事業以外だと、)特にどの事業に力を入れていますか?
現在、注力しているのは、AIと脆弱性診断ですね。ただ、やはりお客様からの需要という意味で申し上げますと、やはりDXのコンサルやそれに関連したご依頼やご相談が多くなってきています。
Q.普段担当されている業務内容について教えてください。
私が普段行っている仕事としては、プロジェクト管理がメインです。
不動産・建設業の基幹システムや医療系の業務システム、競馬予測系のスマホアプリ開発、製造業のAI開発、アパレルメーカー様からのシステム開発プロジェクトに入っています。
またDX化の波に押されて新しい開発相談もかなり増えており、複雑な内容のものは詳細ヒアリングや具体的な調査に入ったりしています。
|ワンストップ型のトータル支援、3倍速での開発も可能
Q.貴社の強みや特徴を伺えますか?
弊社の特徴としては、ワンストップ、いわゆる一気通貫してシステムやアプリを作れるところだと考えています。同業他社さんの多くは、「要件定義が苦手です」とか、「企画構想やITコンサル領域は支援が難しいです」、「運用保守は請け負っていません」という話をよく耳にします。
一方、弊社の場合ですと、開発力を主軸にDXやITコンサル、ビジネス推進力・企画力を乗算した会社ですので、まるっと1社で完結できるところが大きな強みと言えます。
あとは昨年にプレスリリースを出させていただいた「3倍速開発」ですかね。こちらは、通常の速度よりも3倍早く収まるといったサービスです。
例えば、短納期をご希望のお客様だと、少し予算がかかってしまうことがあります。そこで、変則的なシフト編成と選定技術の標準化・統一化、事務等業務の一元管理によって、「3倍速開発」を行っている点も一つの強みだと考えています。
昨年プレスリリースを配信していますが、現在は試験的に時差を利用した各海外拠点での3倍速開発にもトライしています。
また、社風や社内文化についての話になりますが、弊社は自由な風土を重んじる社風文化があります。
例えば、働き方のところでお話すると、他社よりも先駆けてフルリモートワークを推奨していたり、地域活性化の一環として、地方で働く優秀なエンジニアやデザイナーの採用をしたりするなどが挙げられます。現在は北は北海道、南は沖縄まで全国で働く人財が増えています。
|チーム内での共通認識の形成とトラブル回避のための仕組み作り
Q.開発時に心掛けている点をお聞かせください。
開発に関しては、やはり共通認識を持つことが大切だと考えています。お客様へのヒアリングもそうですし、プロジェクトメンバーとの共通認識を持つことは非常に意識しています。
Q.お客様とコミュニケーションを取る場面で心掛けていることはありますか?
お客様対応では、基礎的なところになってきますが、やはり重要なのは議事録など話した内容をきちんと明文化することですね。
開発に関してはお客様との打ち合わせの中で、「言った・言わない」のところがどうしてもトラブルになりやすいからです。こういった基礎的なことの積み上げ、反復作業が非常に重要だと考えています。
また社内の業務負担を過度に増やさないために、業務効率化・業務簡素化の営みにも日々積極的にトライしています。
具体的には、お客様との会話を図や表に起こしてビジュアル化したり、レコーディングしたデータを弊社のツールに掛けてテキスト化するといった作業、一部目視確認や手補正は必要ですが、これを自動化しています。
このような効率化が進みますと、エンジニアやデザイナーは本業に集中できますし、全メンバーが共通フォーマットを通じて共通認識を持つことができます。コンテキストの理解に誤りがあると、コミュニケーショントラブルを招く可能性が高まります。
そのような事態を未然に防ぐために日々手間暇をかけてさまざまなことにトライしています。
このような仕組み作りを構築している点も一つの強みだと思っています。
|お客様のニーズを綿密にヒアリングし、プロジェクトに合わせたチーム体制で進行
Q.お問い合わせや依頼があった場合のプロジェクト進行の流れを教えてください。
流れとしては、まずお話をいただいた後にその詳細についてヒアリングさせていただきます。お客様1社1社によってご要望が異なりますので、ここをまずは綿密に行います。
ある程度将来的な姿を描写して、それを基に通常の開発と同じように、要件定義→基本設計→詳細設計→開発フェーズに入ります。
その後、単体試験・結合試験、そしてお客様の受け入れ試験を経て、最終的に弊社の品質試験を行った後にリリースといった流れです。
Q.お客様とのコミュニケーションはオンラインが中心になりますか?
そうですね。ただ、お客様からご要望をいただいた際には対面でも行います。留意していることは、先程お話したように、対面の場合であってもレコーディングを取らせていただくことです。
その音源データをテキストベースで社内のデータベースに入れる形ですね。その後、お客様が何を求めていたかなどを確認するようにしています。
Q.プロジェクトを進める体制についてお聞かせください。
規模やどういうものを作るかによって、だいぶ変わってくるところがありますね。
例えば、小さなアプリの開発という設定でお話させていただきます。このような場合、アプリのデザインは非常に重要な要素なので、いわゆるUI/UXデザイナーをアサインし、UI/UX領域を担当します。
あとは、お客様とは極力IT関連言語をなるべく使わずに、平易な言葉でやり取りできるようなビジネス・ディレクターがつきます。
その他、例えばiOSアプリですとSwiftが専門言語のiOSエンジニア、お客様からのご要望により、「Androidアプリも出したい」ということでしたら、Android-Javaに精通したAndroidアプリエンジニアをアサインさせます。
例えば、そこから他のシステムと連携が走って、システムの知見が必要となったときにはAWSやAzureに造詣が深いインフラエンジニアを入れて5-6名体制で動くことになります。ミニマムですと、大体はこのくらいの体制になります。
Q.ディレクターがお客様との窓口になって、要望を社内のエンジニアに伝えていく形になりますか?
はい、そうですね。ここはどうしてもエンジニアが直接やり取りしてしまうと、なかなか会話がうまくかみ合わないこともあるので。
そのため、ディレクターは技術的な部分への知見が豊富で、なおかつお客様の要望や意図を汲み取りながら、人に指示ができるといった高度なスキルが問われる役職でもあります。人材配置をする際にも、そういったスキルや適性を加味して配置を検討しています。
Q.完成後の追加提案やアフターサポートに関して教えてください。
それで言うと、弊社の強みの一つとしてテック会社の大手が開催しているイベントや、情報理工系の学会等に定期的に参加しているので、最先端のテック系の情報を吸収した上でお客様への提案に生かしているところがあります。そこは、お客様への一つのアプローチとして行っています。
例えば現在ですと、ChatGPTが世間を騒がせていて、「社内にGPTを入れたいです」とか、「GPTの改修をしたいです」などのご要望をよくいただきます。
このようなご依頼をいただく前後に、弊社側から「ChatGPTを使って、御社の中ではこういうことができますよ。また概算ではこのくらいのコストカットメリットがあります。」というご提案をさせていただいております。
どうしてもお客様によって、オーダーが全く異なってくるので、そこはお客様のニーズを適時汲み取りながら都度という形になりますね。
|新規でのシステム開発、既存システムの監査、両方に幅広く対応
Q.お客様の規模や抱えている課題・ニーズについてお聞かせください。
システムの場合は、弊社の希望で言うと年商100〜300億くらいで、この現代のDXの波に乗って最先端の自社システム化を図りたい、刷新したい、レガシーなシステムの脱却を目指したい、スマホアプリとシステムを的確に連動させたいといったお客様が多いです。
現行システム上、何かしらのトラブルが発生していたり、プログラムコードを綺麗に整理すればすごく使いやすいシステムになるけれども、技術が分かるエンジニアがいなくてお困りのお客様の話をよく耳にしますね。
このようなお困りのお客様には、弊社から様々なご提案ができます。さらに、ワンストップでサポートさせていただけると提案の幅も広がってくると思います。
ただ、本日お話したのはあくまで一つの目安にはなります。例えば、成長性があって将来性が見込めるようなスタートアップ企業様からのお仕事も受けております。
Q.既存システムの改善、新規開発双方のご依頼に対して幅広くご対応されている形でしょうか?
そうですね。既存のシステムの場合はシステム監査ということで、調査した上での問題点や、こうすればこう変わるなどのご提案や報告書を出させていただくような形になります。
|システム開発、コンサルティング事業を拡大し、日本経済への積極的な貢献を目指す
Q.貴社の今後の展望を教えてください。
ITが絡まない業界はもうほぼ存在しないと思いますので、今後より弊社事業の強みや特徴をもっと全面的に押していきたいと考えています。
中盤にもお伝えしました、超上流工程のコンサルティング領域、その後の事業企画・事業構想、そこからリリースした後の運用保守、再度リプレイスを検討する場合にはシステム監査、脆弱性診断などですね。
このような弊社の営みの拡大によって、お客様のシステムやアプリがより高度化されてくると、日本経済の発展にも繋がってくると思っているので、その底上げが実現できたらというふうに思っています。
Q.次のフェーズに向けての構想をお聞かせください。
DXコンサルティング領域はまだデジタルに特化した状態なので、そこを例えば企業の中長期事業計画を描く戦略コンサルティングのような今以上により広い、広義のコンサルティング領域まで拡大していきたいという思いがあります。
|伴走型支援によってお客様とともに質の高いプロダクトを作り上げます
Q.依頼を検討している企業様に向けて、一言お願いします。
はい。開発に関しては一度作ってしまうとその後なかなか切り替えが難しいものです。また、お客様が開発会社に仕事を依頼して、その後コミットしてくれない方も実際にいらっしゃるのが実態です。
だからこそ、弊社のようにお客様と伴走的に一緒に動く仕組みが構築されていることで、より良いものがお客様と共にできると思っております。
この共通認識を持っていると、プロジェクトを円滑に進められますし、出来上がり後のシステムアプリの品質にも繋がってくると思いますね。ですので、こちらをご認識いただけると非常に良いプロジェクト、プロダクトが出来上がるんじゃないかと考えています。
|企業情報|株式会社GeNEE
株式会社GeNEEは、大手IT企業とスタートアップ事業立ち上げ経験のあるディレクターの指揮に基づき、プロジェクトマネージャー、テックエンジニア、UI/UXデザイナーによる三位一体型のプロジェクトチーム体制を敷いており、セキュリティ強度の高いクラウド型システムの設計・開発やスケーラビリティを意識したスマホアプリの設計・開発、ユーザ行動中心設計に基づく見映えの良いUI/UXデザインなど、目に見えない部分にまで技術とデザインを組み込む開発会社です。
お客様が描く構想に対し、GeNEEの強みとする技術開発力・デザイン力を乗算することで、操作性に優れた使い勝手の良い強固なシステムやスマホアプリを開発します。
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