【完全保存版】売掛金をほぼ100%回収する7つの方法!未払い・回収遅延を未然に防ぐ対策も公開!

登録日:2019.9.30  |  最終更新日:2019.9.30


ビジネス上で、取引代金が末締め払いになることは、よくありますよね。しかし、その売掛金の回収遅延や未払いに困ったことはありませんか?

そこで本記事では、売掛金の回収について、わかりやすくまとめました。

  • 売掛金の回収方法・手段は?
  • 売掛金の回収が遅れた時にやるべきことは?
  • 売掛金の回収遅延を未然に防ぐ方法は?
  • 売掛金の時効を止める方法は?

この記事を読むと、これらを簡単に解決できます。売掛金の回収にお困りの方は、ぜひご覧ください。


売掛金の回収が遅延した際にやるべき3つのこと


売掛金の回収が遅れた際、すぐにやるべきことは次の3つです。

<売掛金回収の遅延時にやるべき3つのこと>

  1. 取引先へ支払意思と遅延理由の確認
  2. 商品の出荷停止
  3. 売掛金債権と買掛金債務の相殺

それぞれの項目について、説明していきますね。

なお、売掛金の基本的な内容については、以下のページで解説していますので、合わせてご覧ください。
関連記事:【1分でわかる】売掛金とは?覚えておきたいコトや仕訳の方法など詳しく解説!

また、売掛金の回収が遅延している場合は、Founderへ無料登録して、資金調達をするのもオススメです。

【売掛金回収の遅延時にすべきこと1】取引先へ遅延理由・支払意思の確認

売掛金の回収が遅れたら、まずは相手へ以下2つを確認します。

<売掛金回収の遅延時に取引先へ確認すること>

  1. 支払が遅れている理由
  2. 支払意思の有無

例えば、下記のような理由で遅れている場合もあります。

<支払遅延の理由の具体例>

  • 請求者側のミス・不手際
  • 取引先(債務者側)の支払い手続きミス
  • 取引先(債務者側)の支払期限忘れ
  • 商品の不備・不具合による支払拒否

単純なミスが原因の場合は、すぐに回収が可能です。また、請求者側に不手際がある場合は、速やかに対応しましょう。

なお、売掛金を回収できなかった場合は、損益計算書にも影響が出ます。損益計算書の見方について知りたい方は、以下のページもご覧ください。
関連記事:貸借対照表と損益計算書の関係!見方やカンタンな作成方法を紹介!

【売掛金回収の遅延時にすべきこと2】商品の出荷停止

売掛金回収の遅延に気づいた時点で、その取引先への商品出荷を停止します。回収すべき売掛金をそれ以上増やさず、未回収金額を最小限に抑えるためです。

取引先へ対しても、売掛金を回収できるまで、新たな商品を出荷しない旨を、連絡しましょう。

【売掛金回収の遅延時にすべきこと3】売掛金債権と買掛金債務の相殺

債務者である取引先から、仕入を行っている際は、債権者側にも支払予定が存在する場合があります。たとえば、買掛金(未払いの商品代金等)などです。

その場合は、回収が遅延している売掛金(債権)と、未払いの買掛金(債務)相殺します。

(図解挿入 売掛金⇔買掛金の相殺の図)

相殺することによって、未回収の金額を減らせます。そのため、売掛金回収の遅延に気づいた時点で、債権者側からの買掛金の支払手続きは停止しましょう。

また、買掛金以外にも相殺できる債務がないか、確認が必要です。

買掛金について詳しく知りたい方は、以下のページも合わせてご覧ください。
関連記事:【簡単にわかる】流動負債とは?買掛金・未払金など11個の勘定科目を徹底解説!3つの経営指標もわかりやすく紹介!

売掛金回収の方法・手段7選を紹介!


売掛金の回収方法には、下記の7つがあります。

<売掛金の回収方法7選>

  1. 交渉・協議
  2. 内容証明郵便
  3. 債権・債務の相殺
  4. 商品の回収・引き揚げ
  5. 債務者の債権譲渡担保
  6. 連帯保証の要求
  7. 法的手段(差押え・訴訟・督促・強制執行等)

上記の中から5つの方法について、以下で紹介いたします。

【売掛金の回収方法・手段1】内容証明郵便

売掛金の回収では、内容証明郵便がよく用いられます。いつ、誰に、どのような内容を送ったかを、日本郵便が証明してくれるサービスです。

自分で送ることも可能ですが、弁護士に依頼して発送すると、債務者の反応を得られやすくなります。

【売掛金の回収方法・手段2】商品の回収・引き揚げ

売掛金を回収できない場合、販売した商品を引き揚げることも可能です。それにより、金銭的なダメージを減らすことができます。

商品の回収・引き揚げをするには、以下の条件があります。

<商品引き揚げの条件(いずれか1つ以上)>

  • 契約書にて所有権移転時期に関する明記
  • 商品引き揚げに対する、買い主(債務者)の同意
  • 裁判所からの処分

商品の所有権移転時期の明記

所有権移転時期とは、「自分の持ち物である」という権利が、売り主から買い主へ移動するタイミングのことを言います。

所有権移転時期には、大きく分けて次の2つがあります。

<商品の所有権移転時期の具体例>

  • 引き渡し時(商品を渡した時点)
  • 代金支払時(代金全額を支払い終えた時点)

契約書上で「代金支払時に所有権移転」と記載がある場合、売掛金を回収するまで、商品の所有権は売り主側にあります。万が一、売掛金を回収できない際は、商品を引き揚げることが可能です。

引き揚げに対する買い主(債務者)の同意

契約書による商品回収をできない場合は、買い主(債務者)の同意が必要です。たとえ未払いであっても、勝手に引き揚げると犯罪になってしまいますので、ご注意ください。

裁判所からの処分

契約書や同意による商品回収ができない場合は、裁判所の処分(動産引渡断行仮処分)があれば、引き揚げ可能となります。

【売掛金の回収方法・手段3】債務者の債権譲渡担保

売掛金が支払われない場合、債権譲渡担保による回収も行えます。

債権譲渡担保とは「債務者が持っている、別の債権」を担保にすることです。この時の債務者は、売掛金を支払わない発注者(買い主)を指します。

具体的には「債務者(買い主)が、第三者へ請求予定の売掛金等(債権)」を譲り受けることを、「債権譲渡担保」と言います。譲り受けた売掛金は、債務者(買い主)に代わって、第三者から直接回収が可能です。

債権譲渡担保を利用するには、債権譲渡担保設定の契約が必要となります。

【売掛金の回収方法・手段4】連帯保証の要求

連帯保証の要求は、債務者である企業の社長等に、会社の連帯保証を要求する方法です。企業に資金が残っていなくても、社長個人の私財がある場合に有効になります。

【売掛金の回収方法・手段5】法的措置(差押え・訴訟・支払督促・強制執行等)

法的措置は、他の6つの手段では回収できなかった場合に、最後の手段として実行します。流れとしては、以下の順番となることが一般的です。

<売掛金回収の法的手段の流れ>

  1. 仮差押え
  2. 訴訟・支払督促
  3. 強制執行

売掛金回収の注意点は『消滅時効と完成猶予の条件』


売掛金には消滅時効があります。債務者が支払いをしないまま、時効の年月が過ぎると、売掛金は無かったことになってしまいます。時効が成立すると、その後は代金を請求できません。

売掛金の消滅時効の期間は、新民法により、どの職業でも5年と定められています 。ただし、時効には「完成猶予」という制度があります。一定の条件を満たせば、時効を止めることができる法律です 。

具体的には、以下の行為により、時効が停止します。

<消滅時効の完成猶予(時効の停止)の条件>
行使する人完成猶予(時効停止)となる条件
債権者訴訟提起等の裁判上の請求
債権者差押え・仮差押え・仮処分
債務者債務の承認
債権者と債務者協議を行う旨の合意

※債権者=売掛金を請求する権利を持っている人。商品・サービス等の販売者。
※債務者=売掛金を支払う義務のある人。商品・サービス等の購入者。

売掛金の時効については、以下のページで詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
関連記事:売掛金の時効はいつ?確実に回収するために気を付けるコト

売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ4つの方法・対策を紹介!


売掛金の回収遅延や未払いを防ぐには、以下の4つの方法があります。

<売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ4つの方法>

  1. 現金前払い
  2. 契約内容の見直し
  3. 与信管理
  4. ファクタリング

それぞれの方法について、以下で解説していきますね。

【売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ方法1】現金前払い

売掛金の回収遅延が起こる原因は、後払いであるためです。なので、支払条件を下記のように指定すると、後払いではなくなり、回収遅延を防げます。

<売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ支払条件の一例>

  • 現金前払い
  • 商品の引き渡しと同時に支払い

小売店等と一般消費者の取引では、上記の支払方法を採用するのが一般的ですね。

【売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ方法2】契約内容の見直し

売掛金回収の遅延を防ぐには、取引先と適正な契約を結ぶ必要があります。たとえば、下記のような契約のしかたです。

<売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ契約内容の一例>

  • 公正証書を作成する
  • 未払いの場合の強制執行について記載する
  • 所有権留保について明記する
  • 契約解除の条項を設ける

上記の項目は、1つの契約にすべてを盛り込む必要はありません。取引内容に応じて、適正な契約を結びましょう。

【売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ方法3】与信管理

売掛金は後払いなので、回収するためには与信管理が重要です。与信管理では、次の2つを行います。

<与信管理で行う2つのこと>

  1. 与信判断
  2. リスク管理

具体的には、以下のような内容を判断します。

<与信管理で判断すること>

  • 支払能力の有無
  • 倒産リスクの有無
  • 売掛金を回収できない場合の対処・負担方法

与信管理は、自社で行う方法と、専門家に任せる方法の2つがあります。

【売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ方法4】ファクタリング

売掛金の未回収を防ぐ方法としては、ファクタリングも有効です。

ファクタリングとは、売掛金の債権ファクタリング業者に買い取ってもらう方法です。取引先(債務者)に対する代金回収は、ファクタリング業者が行います。

ファクタリング業者へ売った時点で確実に現金化でき、売掛金回収の手間もかからない点がメリットです。また、取引先から直接回収するよりも、短い期間で入金されるため、キャッシュフローにも余裕ができます。

なお、ファクタリングについては以下のページで詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

関連記事:【3分でわかる】ファクタリングとは?売掛金を買い取ってもらう5つのメリットや注意点を徹底解説
関連記事:ファクタリングの仕組みをわかりやすく解説!全4種類のメリット、デメリット総まとめ
関連記事:【知っておきたい】ファクタリングの注意点とは?おすすめのファクタリング業者7社+α

 

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