売掛金を回収する7つの方法!未払い・回収遅延を未然に防ぐ対策も公開!
公開日:2019.9.30 | 最終更新日:2019.12.26

ビジネス上で、取引代金が末締め払いになることは、よくありますよね。しかし、その売掛金の回収遅延や未払いに困ったことはありませんか?
そこで本記事では、売掛金の回収について、わかりやすくまとめました。
- 売掛金の回収方法・手段は?
- 売掛金の回収が遅れた時にやるべきことは?
- 売掛金の回収遅延を未然に防ぐ方法は?
- 売掛金の時効を止める方法は?
この記事を読むと、これらを簡単に解決できます。売掛金の回収にお困りの方は、ぜひご覧ください。
売掛金の回収が遅延した際にやるべき3つのこと

売掛金の回収が遅れた際、すぐにやるべきことは次の3つです。
<売掛金回収の遅延時にやるべき3つのこと>
- 取引先へ支払意思と遅延理由の確認
- 商品の出荷停止
- 売掛金債権と買掛金債務の相殺
それぞれの項目について、説明していきますね。
なお、売掛金の基本的な内容については、以下のページで解説していますので、合わせてご覧ください。
関連記事:【1分でわかる】売掛金とは?覚えておきたいコトや仕訳の方法など詳しく解説!
また、売掛金の回収が遅延している場合は、Founderへ無料登録して、資金調達をするのもオススメです。
【売掛金回収の遅延時にすべきこと1】取引先へ遅延理由・支払意思の確認
売掛金の回収が遅れたら、まずは相手へ以下2つを確認します。
<売掛金回収の遅延時に取引先へ確認すること>
- 支払が遅れている理由
- 支払意思の有無
例えば、下記のような理由で遅れている場合もあります。
<支払遅延の理由の具体例>
- 請求者側のミス・不手際
- 取引先(債務者側)の支払い手続きミス
- 取引先(債務者側)の支払期限忘れ
- 商品の不備・不具合による支払拒否
単純なミスが原因の場合は、すぐに回収が可能です。また、請求者側に不手際がある場合は、速やかに対応しましょう。
なお、売掛金を回収できなかった場合は、損益計算書にも影響が出ます。損益計算書の見方について知りたい方は、以下のページもご覧ください。
関連記事:貸借対照表と損益計算書の関係!見方やカンタンな作成方法を紹介!
【売掛金回収の遅延時にすべきこと2】商品の出荷停止
売掛金回収の遅延に気づいた時点で、その取引先への商品出荷を停止します。回収すべき売掛金をそれ以上増やさず、未回収金額を最小限に抑えるためです。
取引先へ対しても、売掛金を回収できるまで、新たな商品を出荷しない旨を、連絡しましょう。
【売掛金回収の遅延時にすべきこと3】売掛金債権と買掛金債務の相殺
債務者である取引先から、仕入を行っている際は、債権者側にも支払予定が存在する場合があります。たとえば、買掛金(未払いの商品代金等)などです。
その場合は、回収が遅延している売掛金(債権)と、未払いの買掛金(債務)を相殺します。
(図解挿入 売掛金⇔買掛金の相殺の図)
相殺することによって、未回収の金額を減らせます。そのため、売掛金回収の遅延に気づいた時点で、債権者側からの買掛金の支払手続きは停止しましょう。
また、買掛金以外にも相殺できる債務がないか、確認が必要です。
買掛金について詳しく知りたい方は、以下のページも合わせてご覧ください。
関連記事:【簡単にわかる】流動負債とは?買掛金・未払金など11個の勘定科目を徹底解説!3つの経営指標もわかりやすく紹介!
売掛金回収の方法・手段7選を紹介!

売掛金の回収方法には、下記の7つがあります。
<売掛金の回収方法7選>
- 交渉・協議
- 内容証明郵便
- 債権・債務の相殺
- 商品の回収・引き揚げ
- 債務者の債権譲渡担保
- 連帯保証の要求
- 法的手段(差押え・訴訟・督促・強制執行等)
上記の中から5つの方法について、以下で紹介いたします。
【売掛金の回収方法・手段1】内容証明郵便
売掛金の回収では、内容証明郵便がよく用いられます。いつ、誰に、どのような内容を送ったかを、日本郵便が証明してくれるサービスです。
自分で送ることも可能ですが、弁護士に依頼して発送すると、債務者の反応を得られやすくなります。
【売掛金の回収方法・手段2】商品の回収・引き揚げ
売掛金を回収できない場合、販売した商品を引き揚げることも可能です。それにより、金銭的なダメージを減らすことができます。
商品の回収・引き揚げをするには、以下の条件があります。
<商品引き揚げの条件(いずれか1つ以上)>
- 契約書にて所有権移転時期に関する明記
- 商品引き揚げに対する、買い主(債務者)の同意
- 裁判所からの処分
商品の所有権移転時期の明記
所有権移転時期とは、「自分の持ち物である」という権利が、売り主から買い主へ移動するタイミングのことを言います。
所有権移転時期には、大きく分けて次の2つがあります。
<商品の所有権移転時期の具体例>
- 引き渡し時(商品を渡した時点)
- 代金支払時(代金全額を支払い終えた時点)
契約書上で「代金支払時に所有権移転」と記載がある場合、売掛金を回収するまで、商品の所有権は売り主側にあります。万が一、売掛金を回収できない際は、商品を引き揚げることが可能です。
引き揚げに対する買い主(債務者)の同意
契約書による商品回収をできない場合は、買い主(債務者)の同意が必要です。たとえ未払いであっても、勝手に引き揚げると犯罪になってしまいますので、ご注意ください。
裁判所からの処分
契約書や同意による商品回収ができない場合は、裁判所の処分(動産引渡断行仮処分)があれば、引き揚げ可能となります。
【売掛金の回収方法・手段3】債務者の債権譲渡担保
売掛金が支払われない場合、債権譲渡担保による回収も行えます。
債権譲渡担保とは「債務者が持っている、別の債権」を担保にすることです。この時の債務者は、売掛金を支払わない発注者(買い主)を指します。
具体的には「債務者(買い主)が、第三者へ請求予定の売掛金等(債権)」を譲り受けることを、「債権譲渡担保」と言います。譲り受けた売掛金は、債務者(買い主)に代わって、第三者から直接回収が可能です。
債権譲渡担保を利用するには、債権譲渡担保設定の契約が必要となります。
【売掛金の回収方法・手段4】連帯保証の要求
連帯保証の要求は、債務者である企業の社長等に、会社の連帯保証を要求する方法です。企業に資金が残っていなくても、社長個人の私財がある場合に有効になります。
【売掛金の回収方法・手段5】法的措置(差押え・訴訟・支払督促・強制執行等)
法的措置は、他の6つの手段では回収できなかった場合に、最後の手段として実行します。流れとしては、以下の順番となることが一般的です。
<売掛金回収の法的手段の流れ>
- 仮差押え
- 訴訟・支払督促
- 強制執行
売掛金回収の注意点は『消滅時効と完成猶予の条件』

売掛金には消滅時効があります。債務者が支払いをしないまま、時効の年月が過ぎると、売掛金は無かったことになってしまいます。時効が成立すると、その後は代金を請求できません。
売掛金の消滅時効の期間は、新民法により、どの職業でも5年と定められています 。ただし、時効には「完成猶予」という制度があります。一定の条件を満たせば、時効を止めることができる法律です 。
具体的には、以下の行為により、時効が停止します。
| <消滅時効の完成猶予(時効の停止)の条件> | |
|---|---|
| 行使する人 | 完成猶予(時効停止)となる条件 |
| 債権者 | 訴訟提起等の裁判上の請求 |
| 債権者 | 差押え・仮差押え・仮処分 |
| 債務者 | 債務の承認 |
| 債権者と債務者 | 協議を行う旨の合意 |
※債権者=売掛金を請求する権利を持っている人。商品・サービス等の販売者。
※債務者=売掛金を支払う義務のある人。商品・サービス等の購入者。
売掛金の時効については、以下のページで詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
関連記事:売掛金の時効はいつ?確実に回収するために気を付けるコト
売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ4つの方法・対策を紹介!

売掛金の回収遅延や未払いを防ぐには、以下の4つの方法があります。
<売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ4つの方法>
- 現金前払い
- 契約内容の見直し
- 与信管理
- ファクタリング
それぞれの方法について、以下で解説していきますね。
【売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ方法1】現金前払い
売掛金の回収遅延が起こる原因は、後払いであるためです。なので、支払条件を下記のように指定すると、後払いではなくなり、回収遅延を防げます。
<売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ支払条件の一例>
- 現金前払い
- 商品の引き渡しと同時に支払い
小売店等と一般消費者の取引では、上記の支払方法を採用するのが一般的ですね。
【売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ方法2】契約内容の見直し
売掛金回収の遅延を防ぐには、取引先と適正な契約を結ぶ必要があります。たとえば、下記のような契約のしかたです。
<売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ契約内容の一例>
- 公正証書を作成する
- 未払いの場合の強制執行について記載する
- 所有権留保について明記する
- 契約解除の条項を設ける
上記の項目は、1つの契約にすべてを盛り込む必要はありません。取引内容に応じて、適正な契約を結びましょう。
【売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ方法3】与信管理
売掛金は後払いなので、回収するためには与信管理が重要です。与信管理では、次の2つを行います。
<与信管理で行う2つのこと>
- 与信判断
- リスク管理
具体的には、以下のような内容を判断します。
<与信管理で判断すること>
- 支払能力の有無
- 倒産リスクの有無
- 売掛金を回収できない場合の対処・負担方法
与信管理は、自社で行う方法と、専門家に任せる方法の2つがあります。
【売掛金の回収遅延・未払いを防ぐ方法4】ファクタリング
売掛金の未回収を防ぐ方法としては、ファクタリングも有効です。
ファクタリングとは、売掛金の債権をファクタリング業者に買い取ってもらう方法です。取引先(債務者)に対する代金回収は、ファクタリング業者が行います。
ファクタリング業者へ売った時点で確実に現金化でき、売掛金回収の手間もかからない点がメリットです。また、取引先から直接回収するよりも、短い期間で入金されるため、キャッシュフローにも余裕ができます。
なお、ファクタリングについては以下のページで詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
関連記事:【3分でわかる】ファクタリングとは?売掛金を買い取ってもらう5つのメリットや注意点を徹底解説
関連記事:ファクタリングの仕組みをわかりやすく解説!全4種類のメリット、デメリット総まとめ
関連記事:【知っておきたい】ファクタリングの注意点とは?おすすめのファクタリング業者7社+α
日本最大級の
起業家・経営者&投資家
マッチングサイト
創業10期目・年商10億円程度のベテラン経営者の方々にも
ご利用いただいております。
No.1
39,685名
No.1
7,328名
無料で投資家が見つかる
1,000万円の事業資金調達が可能
投資先が見つかる
資金繰りやつなぎ資金のサポートもOK
売上アップ
集客数アップ
取引先数100社増
ビジネスパートナーが見つかる
無料で投資家が見つかる
1,000万円の事業資金調達が可能
資金繰りやつなぎ資金のサポートもOK
取引先数100社増
売上アップ&集客数アップ
投資先やビジネスパートナーが見つかる
- 昨日の登録数
- 経営者9名 投資家0名
- 昨日の投稿数
-
経営者2件 投資家0件
- 先月のマッチング数
- 15組
- 先月の資金調達総額
- 7億円以上






