成功するビジネスに必要な不労所得を作る手順

登録日:2018.10.8  |  最終更新日:2018.11.9

不労所得という言葉は認知度が高まりつつあるものの、いまいち誤解されている節もある。

もともと英語訳からできた言葉ということもあり、解釈にはかなり幅がある。

 

私としては不労所得とは生産性が高いビジネスのことだと定義している。

楽して稼げるとかそういう意味ではなく、比較的すくない労働で大きな利益を得られるビジネスのことだ。

 

そしてこの不労所得を獲得しているとビジネスは一気に拡大しやすくなる。

自分自身の労働を圧倒的に少なくし生産性を最大限まであげることは、あらゆる経営の1つのゴールともいえるだろう。

 

そこで今回は不労所得を作る手順を記事としてまとめた。

あなたのビジネスを成功に近づけるために、ぜひ参考にしてもらいたい。


不労所得を作る5つの手順

では早速、不労所得をつくる5つの手順を紹介していく。

 

  • 手順1.安定的な集客方法を考える
  • 手順2.ユーザーに合わせてサービスを決定
  • 手順3.生産経路や原価を設定
  • 手順4.生産性を追求
  • 手順5.顧客満足度を追求

 

私が考える不労所得の作り方は上記の通りだ。

 

もちろん、ビジネスの中には不労所得しやすいと言われているものもある。

以下のようなもの達は、不労所得といったらまず例にあげられる。

 

  • 不動産の運営、投資
  • 株式の運営、投資
  • 印税
  • 成果報酬型のコンサルティング
  • アフィリエイト事業

 

しかし、これらを並べて「獲得しよう!」と言うだけではかなり不親切だと思う。

 

1番最後のアフィリエイト事業は別だが、それ以外は最初に膨大な費用が必要だとか専門的な知識がないと厳しいものばかりだ。

これから起業家になろうという人達が知りたいのは、自分たちでもできる不労所得の作り方だろう。

 

これはあまり知られていないが、実は、ほとんどのビジネスで不労所得化は可能なのだ。

内容によってやりやすさこそあれど、実働を限りなく抑え生産性を高めるのはどの業界のどんなビジネスでもできる。

そこで、今回は一般的なビジネスを不労所得に近づけるための手順をまとめた。

 

ちなみに私が行ったアフィリエイト事業に関しては「25歳で月1000万円の不労所得を得るまでの全過程」でまとめている。不労所得のなかでもアフィリエイト事業をしたいという方はこちらを読んでもらいたい。

 

この記事では一般的なビジネスを不労所得化するための手順を紹介する。


手順1.安定的な集客方法を考える 

ではさっそく不労所得を作る具体的な方法を話していこう。

 

まず始めたいのは安定的な集客方法を考えることだ。

アイデアに価値はない!起業で最も重要なたった1つのこと」や「必ず覚えるべき失敗するビジネスパターン1「集客方法が決まっていない」」の記事でも伝えてきたが、集客はビジネスの要だ。

 

しっかりとした集客方法を確率しておけば、以下の2点のメリットが得られる。

 

  1. 最低限の売上を確保できる
  2. 融資が受けやすくなる

 

この2点が、不労所得の作成に非常に役立つのだ。


集客から決めるメリット1.最低限の売上を確保できる

 集客から決める1つ目のメリットとして、集客方法をしっかりと組み立てればそれだけ最低限の売上の確保ができることが挙げられる。

そもそも、ビジネスはユーザーがいないと成り立たない。あなたのビジネスに価値を感じ料金を支払ってくれる人がいるからこそ継続もできるし、仕事が仕事として成り立つ。


話し相手や耳かき、犬の散歩代行など人によっては「大好きな趣味」や「当たり前の親切」のような行動も、料金を支払う人がいてくれれば立派なビジネスだ。

例えばニューヨークで話題のサービス「Swifto(スイフト)」は犬の散歩代行を行う。

サービス開始から1年あまりで、年商は100万ドル(約1億円)に達すると見込まれている。売上は今も増加中だそうだ。

Swiftoがここまで成功したのは、富裕層特化型サービスとしてのポジショニングと、集合住宅の多いニューヨークを狙って集客をしたその采配によるものだろう。

 

このことからも、ビジネスにとってユーザーの存在は欠かせないものだとわかる。

逆にどれだけ優れた商品や業務内容でも誰からも料金を支払ってもらえなければビジネスとして成立しない。

最低限の売上を確保し、ビジネスとして存在するためにも集客は徹底するべき。

逆にいえば、強固な集客方法を確率できれば非常に安定的に拡大できる。



ちなみに、あなたも「この商品いいかも」とか「こんな便利なサービスがあるなんて知らなかった」と思った矢先に廃盤や配信停止になってしまった経験があるのではないだろうか。

世の中にある優れた商品は、集客が足りなかったことで打ち切られたり廃盤になったりする。それくらい世の中には商品があふれているし、情報もたくさんありすぎてキャッチしきれない。

そういった「本当に良いもの」ほど、集客さえしっかりとしていれば人気に火がつきロングセラーとなる可能性が高かっただろう。


どれだけ商品が優れていても求めるユーザーまで届かなければ陽の目をみずに終わってしまう非常にもったいない。

ビジネスとして成功させたいと強く思うのであればそれだけ集客にも熱をいれるべきなのだ。


集客から決めるメリット2.融資が受けやすくなる 

2つ目のメリットは融資が受けやすくなることだ。

集客方法を徹底すれば、金融機関を始めとしたあらゆる融資が受けやすくなる。

さきほども話したが、集客はビジネスにとって要とも言える部分だ。だからこそ集客方法がしっかりと選定されているビジネスは上手くいく可能性が高まる。

金融機関の融資担当者や優れた投資家達はそれを知っているから、集客方法を徹底すればするほど融資が受けやすくなるのだ。

 

ちなみに、金融機関の融資担当者や優れた投資家達は基本的にうまくいく起業家なら出来る限り融資をしたいものなのだ。

金融機関の融資担当者や優れた投資家達にとってお金は「ただ保有しているだけで済ませるより、将来性のある人に融資して増やしたいもの」だ。そのため、事業計画書やこれまでの決済状況を確認し、見込みのある起業家を探す。

その評価基準の1つが、集客方法がしっかりとしているがどうかなのだ。

 

もちろん融資を受けるかどうかは人による。自己資金だけで運営できるのであれば、無理して融資を受ける必要はない。

ただ、不労所得の作成を願うのであれば、最終的にはお金や商品、他者に動いてもらってお金を稼ぐことになる。自分以外の何かで利益を得る状態こそ、生産性が最も高いからだ。

そのための媒体を得る時に、一定量の資金が調達できると大きな動きができるようになる。

何か大きくなしとげたいことがある場合、金融機関や国、地方公共団体などから融資を受けたいと思った時に、できないよりはできた方が絶対に良い。

実際に借入れをせずとも融資可能なだけの準備あれば、精神的にも安定するだろう。


 不労所得作りに合う集客方法の選び方

では不労所得作りに合う集客方法の選び方は何だろうか。


基本的に集客方法は費用対効果の高さが最も重要である。

しかし、不労所得化作りという視点から欲を言えば、できるだけ費用がかからず、手元に資産として残るものが良い。

低コストで使えなおかつ手元にキープできるものであれば、繰り返し使用できるため生産性が非常に高いからだ。

 

そこでおすすめしたいのが自社のWebサイトやブログ、SNSなどを制作することだ。

(これらを最近ではまとめてオウンドメディアと呼ぶことが多い)

オウンドメディアは、一定の影響力を確保できれば非常に心強いものとなる。そのまま自社の考えや商品を発信して売上に繋げても良いし、他者から広告掲載の依頼があれば広告料をもらっても良い。色々な形をとれる。

 インターネット上のものはとにかく費用をおさえられる。

Webサイト制作の効果的な手順は色んな人が発信している。運営に必要なツールも無料でクラウド上にあるため、本当にコストがかからない。

自社の名前を背負うならユーザービリティの高いデザインにはしたほうがいいが、本当に始めたてであれば無料ブログやSNSから手をつけるのでも大丈夫だ。

 

ちなみに、私が最初に始めたビジネスはWebサイトの運営だった。

……そういうとカッコイイが、本当に1番最初は無料ブログで気になった健康食品を紹介するサイトを作っただけだ。プロがデザインようなサイトでもなかったが、閲覧者の増加が嬉しくて夢中になって取り組んだ。

開始から半年間は1日12時間以上の作業を繰り返していたが、辛さはそこまでなく楽しんでいたという記憶がある。

そこから、起業の広告を掲載し成果に応じて報酬を得るアフィリエイト事業に繋げた。

 



アフィリエイト事業は数あるモデルの中でも不労所得化がしやすい。作業に性別や体力、特別な資格などが必要ないため、圧倒的に外注がしやすいのだ。

外注しやすいということは、その人件費以上の売上を獲得できれば自分の作業量を減らしつつ利益を継続的に得られる。つまり、不労所得をつくることができるのだ。

 

こういった形でオウンドメディアは集客とビジネスの両方に活用できる。

不労所得作りの最初の一歩として非常に効果的だ。

 

ただ、Webメディア制作にはある程度の時間と労力が必要だ。

さきほども少し言ったが、私もビジネス開始直後の半年間は1日12時間以上も作業をし続けていた。決して楽して儲かる方法ではないため、勘違いはしないでほしい。

 

とはいえ、楽はできないが作業そのものを楽しむことはできる。

こちらの「遊びや飲みは一切禁止!1年以上毎日12時間仕事をしても苦にならなかった理由」という記事では、それだけの作業を楽しめた理由や、コツをまとめている。

 

日本ではまだまだ「我慢してこそ成功できる」とか「苦しくてもやりきることが大切」といった考え方もある。

それが全てダメだとはいわない。

しかし、苦しいとか不便だと思う気持ちを無視していてはいつか破綻する。起業家としては、現状に対して苦しいと思ったり不便さを感じたりしたら改善策を考えるべきだ。

 

この記事を読んでくれたあなたには、ぜひ楽しみながらビジネスをすることが可能だと知っておいてもらいたい。


手順2.ユーザーに合わせてサービスを決定

集客方法を確定できたら、次はサービスもしくは商品を決めよう。

不労所得できるほどの安定的なビジネスを作るには、集客方法もブッシュアップしていく必要がある。


とにかく集客が安定していれば、ひとまず一定数のユーザーの確保は可能だ。そしてユーザーを確保できたら、その層が求める商品やサービスを考えてみてほしい。

例えば10代を集めたのであれば、その層に求められるイベントやツールを開発したら良い。サラリーマンを集めたのであれば、通勤や業務の効率化、限られた週末を充実させるイベントなどが喜ばれるかもしれない。

このように少しでも喜ぶユーザーが多い商品やサービスを考えてみてほしい。

まずコストや販売価格などは二の次でいい。多くのユーザーが価値を感じる商品やサービスであれば、値段をつりあげても販売できる可能性が高まるからだ。


販売価格が高く設定し利益をたくさん生みだせる状態を作れば、そのぶん細かい作業の外注化がすすめられる。

外注化がすすめられるということは不労所得化がすすめられるということだ。

 

 

ところで、ビジネスおいて起業家が必ずしも商品やサービスを生み出すわけではない。

今回は不労所得をつくることに重きを置いて話しているため割愛するが、私が1番最初に行ったアフィリエイト事業はいわば広告業のようなもの。

他社のつくった商品やサービスをPRし、その広告からモノが売れたり成果でた場合に報酬をもらうという仕組みだ。

このように、自ら商品やサービスを作らなくても社会に貢献できるビジネスはある。

(ちなみに私が行ったアフィリエイト事業については「25歳で月1000万円の不労所得を得るまでの全過程」でまとめている)

 

もし商品やサービスを自分たちで作成するのであれば、さきほども言ったようにユーザーに合わせて制作しよう。

好きなものをつくるのも良いが、まずは売れるものやニーズのあるものを作ったほうが売りやすく利益につなげやすい。


 手順3.原価を設定し利益率を高める

 集客、サービスと決定できたら、次に確定したいのは生産経路や原価だ。

 この時に考えたいのは利益率。利益率とはそのまま売上に対する利益の割合を指す。

 

利益率=利益÷売上×100(%)

 

この式で計算できるので、利益率はできる限り高めるように意識しよう。

この利益率を高めるには、単純に原価をおさえるのが最も効果的だ。生産方法や流通経路を見直し、いらない費用はできる限りおさえるようにしよう。

 


 

ちなみに、損益分岐点という言葉を聞いたことはあるだろうか。

損益分岐点とは管理会計上の概念の1つなのだが、売上高と費用がちょうど等しくなる額をさす。売上高と費用が等しい――つまり、利益ゼロの状態だ。

 

この損益分岐点を引き下げるとビジネスはうまくいく。

損益分岐点が低いということは利益率が高いということだからだ。

損益分岐点を引き下げるには経費をおさえるのが最も効果的だ。


手順4.生産性を追求

商品やサービスなどビジネスモデルが確定したら実際に運営を始めよう。

どうしたら実働が最小限に抑えられるか生産性を追求していく。

生産性を高める方法はいろいろあるが、手っ取り早いのはそれぞれの人材に適切な仕事を担当してもらうことだ。

 

私はもともと色んなことに興味があり、良いなものと思ったらドンドンと挑戦していきたい性格している。

そしてどちらかというと0から1を生み出すのが得意だ。

そこと比較すると、同じ作業を繰り返すような「運営」の部分や、人材を育てる「マネジメント」などはあまり好きではなかった。あなたにもこういった自分の好き嫌い、得意不得意があるはずだ。


特に注目してほしいのは「嫌い」だとか「苦手」、「不得意」といった部分だ。

あなたがそれを学び克服したいのなら良い。決して経験としてマイナスになることはないだろう。

だが、明らかに苦手な部分や別にあなたが担当する必要のない分野は、外注し得意な人材に任せても良い。

 

当たり前だが、人は得意な分野でこそ力を発揮する。

苦手なことや自分がわざわざやらなくても良いことには見切りをつけて、協力者を募るのは生産性の向上に直結する。

やることとやらないこと。ここを明確にすれば生産性は向上する。


手順5.顧客満足度を追求

ここまできたら、後は顧客満足度を追求していけばいい。

非常にシンプルに聞こえるかもしれないが、かなり重要なポイントだ。

必ず覚えるべき失敗するビジネスパターン2「試行錯誤を前提としていない」」という記事でも試行錯誤し改善を重ねる重要性を話したが、世の中のあらゆる商品やサービスは常にユーザー目線でアップデートがされている。

仮に「わりといい感じの商品やサービス」をつくれたとしても、ユーザーがより価値を感じるようにクオリティを追求していかなければ競合他社に抜かれてしまう。

そのまま静止しているだけでは市場ニーズと合わなくなってしまう可能性が高い。

 

その時その商品が特定のユーザーにささったとしても、いずれユーザーにも飽きがくる。年齢を重ねるにつれ生活サイクルや趣味趣向も変化するだろう。

起業家としては、よりユーザーに価値を感じてもらえる方向に拡大していく必要がある。


そもそも、最初につくった段階で最高のものができる可能性は非常に低い。

あのiPhoneをつくっているApple社もiPhone以外の商品やサービスを発表しては最新モデルを発表し続けている。ずっと変わらないイメージのロングセラー商品でも改良を重ねているのだ。

ここまで突き詰めて考えた商品・サービスだからこそ、あと一歩ブラッシュアップを重ねよう。


不労所得を得ることで獲得できる3つの自由

 もしあなたがビジネスの中で不労所得を獲得できたとしたら、一気に自由に使えるお金と時間、そして精神的な余裕が増えるだろう。

お金と時間と精神的な余裕。この3つがあれば、大抵のことは実現できるようになる。

 

ビジネス面では自分が思った方向に圧倒的に資金をかけられるようになるし、良いと思ったものに夢中になっても大丈夫だ。

プライベート面でも好きな人と好きなだけ好きなことをできるようになる。場所や時間といったものに阻まれないで済むから、単純に幸福度があがるといえる。

(幸福度に関しては「お金=幸せ?成功したからこそ気づけた幸福度の方程式」の記事でまとめているため、知らないという方はぜひ読んでもらいたい。)

 

こういった状態が続けば、あなたのビジネスの成功はほぼ約束されたようなものだ。

そもそも起業や経営が失敗というのは、以下のような状態だろう。

 

  • 資金がショートし経営が続けられなくなる
  • 仕事に追われ体力的にもたなくなる
  • 忙しすぎて精神的にまいってしまう

 

これらの状態は不労所得を得ることで一気に避けることができる。

不労所得を得ることができれば資金が潤うのはもちろん、時間的な自由も手に入るからだ。 


その様子をわかりやすく語り話題になった「金持ち父さん貧乏父さん(ロバート・キヨサキ著書)」という本は知っているだろうか。

世界で1,000万部、日本国内でも100万部を突破しベストセラー作である。不労所得を計画した場合とそうでない場合の差がリアルに描かれている。

 

この本の主人公は「金持ち父さん」と「貧乏父さん」だ。


貧乏父さんは名前通り非常に貧乏。でも、彼は性格的には非常にまじめで勤勉なタイプだ。ギャンブルもしないし浪費家というわけでもない。

とにかくいつも真面目に働き、決められた給料をもらっている。仕事とは努力をし苦しみながたらも対価を得るものだと考え、前向きに働いていた。

ただ、家族との時間がとれないことや平日は仕事と寝るだけの生活を繰り返していることには不満を感じている様子。

それでも彼にとって仕事とは何かを我慢しお金を得るもの。お金をもらっている以上、仕方がないという考え方だった。

 

金持ち父さんも同じく働き者。ただ、彼は不労所得化できるビジネスをしていた。そのため、やればやるほど時間の自由とお金が増えていった。

彼に仕事とは自分が楽になるように創意工夫するものだった。不満があるならそれだけ改善点があると考えるタイプだったのだ。


手順のうち生産性を高めるというフェーズでも触れたが、起業家として成功するなら自分の苦手や不満を無視せずに、どうやったらそれを解決できるか考えたほうが良い。

苦手や不満は改善をするチャンス。見逃すのはもったいないのだ。

 

話をすすめるにつれて、金持ち父さんと貧乏父さんとの差は広がっていく。

最終的には貧乏父さんが年を重ねた身体で寝る間を惜しんで働いているのに対し、金持ち父さんは家族との時間や自分の好きなことを楽しめるようになった。

 

ふたりとも同じだけ真面目に働き、似たような願望(家族との時間がほしいなど)をもっていた。

だからこそ、早い段階でたくさんの不労所得を増やしていた金持ち父さんとの差は開いてしまったのだろう。 



ちなみに、この「金持ち父さん貧乏父さん」の中では「passive income(パッシブ・インカム)」という言葉が「不労所得」と翻訳された。

それぞれ「passive(パッシブ)」とは受動的、「income(インカム)」とは所得という意味をもつ。


つまり、不労所得とは受動的に取得を得るビジネス。

――少ない労力で大きな所得を得る、生産性の高いビジネスだと言える。


生産性の高いビジネスは作りこむまでに時間がかかる。

どれだけの原価でどれだけの売上を確保すれば自分の労働を最低限におさえることができるか、何度も試行錯誤する必要があるからだ。

(このあたりの金持ち父さんの努力も描いているからこそ、怪しい精神論と一緒にされず、「金持ち父さん貧乏父さん」はベストセラーになったのだろう。)

 

仮に不労所得を簡単につくれたとしたら、もっと世の中は裕福になっているだろうし、働いている人口は少なるだろう。そうでないのがなによりの証拠だ。

ただ、不労所得は増やせば増やすほど利が大きくなる。


例えば、不労所得化しやすいと言われる不動産オーナー業。

最初は土地や物件を選んだり入居者をつのったり、あなたの仕事を代行してくれる大家を選んだりといった手間がある。人気のない土地にイマイチの物件をつくってしまったら、最悪の場合、入居者が現れないなんてこともあるだろう。

慣れない書類作成などもあり、しばらくは大変かもしれない。

 

しかし、入居者や代行者が決まってしまえば後はほとんど何もしなくていい。あとは定期的に家賃収入が入るのみのため、他の時間はあなたが好きに使えばいい。

オーナーとなる物件を増やし規模を拡大してもいいだろう。他に興味のある業界があったら挑戦してみるのも良い。


このように、最初こそ努力が必要ではあるが、ある時からドカッと心強い存在になるのが不労所得なのだ。

ベースとなるビジネスがうまくいっていれば、未経験の業界で多少の失敗をしたとしてもいくらでも立て直すことができる。

 

ちなみに、私は最初に始めたWebサイト運営をほぼ不労所得化できた。

(これはWebサイト運営そのものが不労所得化しやすいビジネスモデルだったことが大きい)

そのため、以下の年表を見てもらうとわかるが、年数が増えるにつれ売り上げの増加率があがっている。

 

 

2009年2月 個人事業でアフィリエイト開始
2009年8月 月20万達成
2009年12月 月70万
2010年2月 月100万
2010年3月 月200万
2010年4月 法人化 株式会社ユービジョン設立
2010年12月 月200万から10万ほどに減少
2011年夏 月400~500万ほどまで復活
2012年3月 月500万から600万をキープ
2012年4月 月650万から50万ほどに減少
2012年12月 PPCアフィリエイトで月売上1600万、営業利益1000万達成
2013年10月 収益が月300万円に減少
2014年12月 「存在に価値のあるサイトを作ろう」と考えながら年を越す
2015年1月 業界特化型の中規模ポータルサイト「資金調達プロ」が生まれる
2018年1月 資金調達プロを東証一部上場企業に6億2000万円で売却

 

事業開始から月20万円を突破するまでは半年間がかかったが、その半年後には月100万円を達成。その後も順調に拡大できた。「伸び率」という点では、不労所得の威力を感じてもらえる結果なのではないかと思う。 

不労所得の場合、ある程度キープできるところまでくれば、ほかビジネスに力をさいてもそのまま収益が発生し続ける。収入源が1つ2つと増えていくため、やればやるほどあなたは楽になるのだ。


ちなみに、不労所得ができるビジネスはいわゆる「ピンチ」なタイミングでも頼りになる。

私も10年以上の起業家人生のなかでときおり売上が落ち込むタイミングはあった。中には経費で圧迫され余剰資金がない状態もあったが、それでも基本のビジネスがほぼ不労所得化できていたため収入がゼロになることはなかった。

同時に「収入がとだえない」というのは精神的にとても安定する。これがあったからこそピンチに冷静に対処できた部分もある。

このあたりの挫折に関する内容は「3度の大きな挫折から見えた「安定したビジネス」の2つの条件」の記事でまとめているため割愛する。

 

結論として、起業家として成功したいのであれば不労所得を増やすように意識すべきだ。

最初こそ根気が必要だが、不労所得化ができれば時間、資金、精神の3つの自由が増える。

その自由はさらなるビジネスの拡大に使っても良いし、好きなことに費やすのも良い。どちらにしてもあなたの今後の経営もサポートしてくれるし、人生の幸福度をあげてくれるだろう。

 






この4章では「起業で成功するならビジネス選びで間違えてはいけない」というテーマで、成功するビジネスと失敗するビジネスの具体例をあげた。

かなり具体的な内容であったと思う。ぜひあなたの起業家人生に役立ててもらいたい。

 

次の章では「資金調達」についてフォーカスをあてる。

起業そのものに資金は必要ないが、運営の途中でどうしてもまとまったキャッシュを用意したいタイミングがうまれるかもしれない。

その時に正しい対応をとれるかどうかでビジネスの拡大しやすさが変わる。

 

資金調達方法のなかには、知っている人だけが得できるようなマイナーな手段もある。

逆にいえば、知っておくだけで得できる内容もあるのだ。わかりやすくまとめため、ぜひ読んでもらいたい。


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