お金=幸せ?成功したからこそ気づけた幸福度の方程式
登録日:2018.10.7 | 最終更新日:2018.11.8
起業家になりたいという人は「自分の人生について当事者意識をもっているタイプ」だと思う。
どんな人生が理想なのか、自分が何をもって幸せと感じるのか。
「自分」という軸をしっかりともち、考えている人が多いのだ。
だからこそ、この「お金を稼ぐだけでは幸せになれない」という記事を書いた。
もちろん自由に使えるお金が増えれば自由度はあがる。
できることが増えるため、お金がない時よりも色んな挑戦ができるだろう。
その中で好きなことや夢中になれるものに出会えるかもしれない。
ただ、稼ぐことだけに重点を置いてしまうと、お金はあるのに幸福感がないという悲しい状態になる場合も多い。
今回はお金=幸せなのか、より幸福度の高いビジネスをするためにはどうしたらいいのかをまとめた。
他の記事に比べてかなりメンタル面での話になる。
だが、ただ起業家になるだけでなく、人生の幸福度をあげるのなら絶対にためになる内容だ。
この記事を読むことであなたには以下のようなメリットがある。
- より幸福度の高いビジネスを選べる
- 仕事もプライベートも両方とも充実させられる
- 自分の人生に何が重要で何が削減すべきかわかる
これから起業し、自分で人生を進めていく人ほど参考にしてほしい。
人生の価値を決める幸福度とは
あなたは自分の「幸福度」を考えたことがあるだろうか。
幸福度とは幸せの度合いを「見える化」する考え方で、幸福度指標という数値をもとに算出される。
国際的に1970年代からその重要性が指摘されていて、政策の中心に据えている国もある。
(ブータンなどはかなり重要視している印象だ)
幸福度の算出方法は所得などの経済的要素には限定していない。
順をおって説明するが、家族や社会との関わり合いなどの要素も含められている。
そのため経済的に発達している国=幸福度が高いとは限らない。稼いでいる人が多い国=幸福度が高いとも限らないのだ。
その幸福度を世界規模で測定し、比較しているのが世界幸福度報告(World Happiness Report)。
調査結果レポートを発行しているのは国際連合の持続可能開発ソリューションネットワークだ。対象となる国や地域は150以上。かなり大規模で世界的な調査だ。
国際連合はそれぞれの国民に0から10の数値でどれくらいの幸福度にあるかヒヤリング。主観的ではあるが、平等な世論調査によって得られた平均値だ。
さらに報告時にはGDPや健康寿命を含む6つの説明変数を使って分析。
それも含めた非常に信ぴょう性の高いデータとして扱われている。
説明変数は以下の6つ。
- 人口あたりのGDP
- 社会的支援(困ったときに頼れる親戚や友人の有無)
- 健康寿命
- 人生の自由度(人生で何をするか選択するときの自由度に満足しているか)
- 寛容さ(過去1ヶ月間でチャリティ参加や募金をしたか)
- 腐敗の認識(不満・悲しみ・怒りの少なさ、社会・政府が腐敗していると感じていないか)
これらの項目別に数値を補正する。
各項目ごとに最低の国(ディストピアと言う)よりもどれだけ良いかを基準にしている。
なので、最低値は0で最高値は10だ。
ちなみに、日本は2016年の調査では5.921で53位だった。
その順位で注目すべきは、相対的に貧困率が高いといわれるメキシコやチリなどが日本よりも幸福度が高いとされていることだ。
普段、日本で暮らしていて飢えで死んでしまう人は見ない。日本にはスラム街もそこまでないし、世界的に見て裕福な国であることは確かだ。
しかし、幸福度という考え方の上では日本は53位。この結果から、経済的な豊かさと幸福度は比例しないのではと考えられるようになった。
幸福度が高い国々の人たちは一体なにに「幸福感」を感じているのだろうか。
もっといえば、どんな部分が充実すれば人は幸福度が高いと満足できるのだろうか。
収入の増加=幸せではないと気付いた体験談
ここで、ちょっと私のことについて話をしておきたい。
私が事業をはじめたのは21歳のころ。サラリーマン生活を終えた直後だった。
始めた事業のきっかけは月200~300万ほど稼ぐ友人との出会い。
彼は私と同い年だったにも関わらず、他のだれよりも明らかに稼いでいた。
私は彼に稼ぐ方法を聞きその通りにマネした。
手取り足取りすべて教えてくれたわけではなかったが、ツールの使い方やノウハウ的な部分はしっかり伝えてくれたので困らなかった。
彼からの教えをもとに、私は1年間、夢中で作業をし続けた。
といっても、インターネットで無料ブログを使い健康食品のレビューサイトを作ったのだ。
とてもシンプルではあったが、誰かが見てくれている嬉しさからゲームのようにやりこんだ。
結果的に、開始から6ヶ月で月収20万円を達成。
1年後には営業利益ベースで月収100万を達成できた。
1日12時間以上の作業をしていたものの、これはかなりハイペースな成長だと思う。
年表にすると以下の通りだ。
2009年2月 個人事業でアフィリエイト開始
2009年8月 月20万達成
2009年12月 月70万
2010年2月 月100万
2010年3月 月200万
2010年4月 法人化 株式会社ユービジョン設立
2010年12月 月200万から10万ほどに減少
2011年夏 月400~500万ほどまで復活
2012年3月 月500万から600万をキープ
2012年4月 月650万から50万ほどに減少
2012年12月 PPCアフィリエイトで月売上1600万、営業利益1000万達成
2013年10月 収益が月300万円に減少
2014年12月 「存在に価値のあるサイトを作ろう」と考えながら年を越す
2015年1月 業界特化型の中規模ポータルサイト「資金調達プロ」が生まれる
2018年1月 資金調達プロを東証一部上場企業に6億2000万円で売却
ちなみに、月収100万円を超した翌月には200万円を達成。
年数に対して比例するように拡大できたのは嬉しかった。
ただ、その後に私は3度の挫折を味わうことになる。
詳しい内容は「3度の大きな挫折から見えた「安定したビジネス」の2つの条件」の記事に書いている。
要約すると、インターネットの要である検索エンジンがアップデートしたことで運営サイトがうまく表示されなくなったり、広告の取り決め内容が変わってしまったりしたことが原因だ。
さらに突き詰めれば、ビジネスの本質――ユーザーに価値を感じてもらうことが最重要というポイント――をみのがしていたことが原因だった。
この気付きをきっかけに、私はユーザーに価値を感じてもらうことを最優先として運営をしはじめた。
月収300万円ほどに落ち込んでいた営業利益は月収1000万円以上に回復。運営も安定した。
「事業をしている」という感覚も明確になり、メンタル面での満足感もあがった。
良くも悪くも、それまでの自分は「楽しみながら作業をしている」という気持ちが強く、「社会の役に立つ事業をしている」という意識はそこまでなかったのだ。
だが、ビジネスの本質をおさえたことで社会に貢献しているという実感がわいた。起業家としての満足度が高まったのは想像してもらえるだろう。
結局、お金をどれだけもっていても人から必要とされない状況は幸せではない。
事業を拡大する中で色々なことに挑戦したが、社会に還元し感謝されるとより充実感を得られた。
また、自分は得意をなことだけをやり、その他の部分を委託するようにシフトした。
それまでは会社といえば従業員がいるものという意識が少なからずあり、社員を雇いみんなでビジネスを拡大していこうと考えていた。
しかし、私は自分以外のマネジメントがとても苦手だ。そして経営が傾いた時の1番の打撃は膨らんだ固定費(事務所の家賃や人件費)だった。
現在ではそういった人材管理の部分をまとめて委託。自分が好きでがんばりたいことに時間のすべてを割いている。
これは悪い言い方をすれば諦め、良い言い方をすれば損切だ。
どちらにせよ圧倒的に幸福度が増したのは確かだ。
人には向き不向きがある。そして自分の好きで得意なことをしていたほうが楽しいに決まっている。
そこを正直に認めたことで経営はよりスムーズになり楽しさが増した。結果的に幸福度の向上にもつながったのだ。
幸福度の方程式
これらの経験から、私は幸福度とは理想と現実のギャップがいかに少ないかを表す数値だと結論付けた。
自分がこうしたいと思うものがそっくりそのまま叶えば、何か不満を感じることもない。
逆に思うように事を運べなければ、本当はやりたくないのを無理矢理していると不満に感じるだろう。
幸福度が高い人は、理想と現実のギャップが少ない。
好きな時に好きなことを好きな人と好きなだけできているし、周りからほしい評価をえている。
くわえて、誰しも人から感謝されれば嬉しい。自分がしている事業が誰かの役に立てたら嬉しいものだ。
人は本質的に誰かに感謝されたいと思っているのだろう。
だからこそ、社会に貢献している自信や誰かの役になっている実感があれば幸福度は高くなるのだ。
幸福度が高い人生の共通点
もっと具体的に幸福度が高い人の特徴やルールはないのか――この記事を読むあなたは、そう思っているかもしれない。
そこで、幸福度が高い人の共通項をまとめてみた。
- 時間的に自由で融通が利く
- 誰かを信頼し、信頼されてもいる
- 関係にこだわらず平等という社会感覚をもつ
- 相手の肩書にこだわらず人間性を重視する
- 嫌われることを受け入れる
大きく分けて上記の5つを見つけることができた。順番に解説していこう。
1.時間的に自由で融通が利く
まず1つ目に、幸福度の高い人は時間的な自由をとても重要視している。
私のまわりには起業家が多い。そのため、平均よりは稼いでいる人が多いはずだ。
しかし、幸福度は稼いだ額で決まるわけではない。
起業家の中でもとびぬけて幸福度が高そうな人は家族や友人と過ごす時間を大切にしている印象だ。
逆に仕事を重要視しすぎて好きな人達と楽しく過ごす時間を削っている人はどこか苦しそうにしている。
もちろん働くことが好きで「今はビジネスをやりたい」と考えている人もいるだろう。
そういうタイプは何の問題もない。
しかし、もしあなたが嫌々働いているなら要注意だ。
日本では苦しみ苦労して成功することが美徳とされる節もあるが、私はそうは思わない。
仕事が多すぎて辛いならマネジメント不足ということだし、努力しても上手くいかないならだれか得意な人に委託した方がいい。
起業家ならなおさら、こういう考えの方が臨機応変で最終的にはうまくいく。
あなたは好きな人と過ごす楽しい時間を確保できているだろうか。時間に縛られる生活を送ってはいないだろうか。
自分の理想の人生を歩むために起業したのに、そのせいでがんじらめになってしまったら本末転倒だ。
ぜひ、自分の時間は自分でコントロールしてほしい。
2.誰かを信頼し、信頼されてもいる
もう1つ、幸福度が高い人の共通点は誰かと信頼関係を築いていることだ。
最初に話した各国の幸福度についてだが、国民同士の信頼度が高い国は幸福度が高いという結果が出ている。
「自分たちはこういう民族で、こういうポリシーがある」などの意識があると、国民全体が家族のような繋がりを感じ、幸福度があがると考えられている。
国単位の規模はどうしようもない。だが、信頼関係のあるコミュニティであれば個人でも作ることができる。
例えば会社を1つのコミュニティとして適材適所の人材に業務を任せる。
家族の中で役割分担を行い自分が指揮をとる部分をつくる。
自分の役割をしっかりと把握すると、ひとりひとりが自立する。
小さい赤ちゃんに「自分でやれ!」と役割を与える人はいない。
相手の能力を認め仕事を任せることは、自立した大人同士でないとできないのだ。
この役割なら担当できるという意識は自信にもつながるし、他者とも適切な距離感を保てる。
役割を分担する仕組みができれば、信頼関係も徐々にできあがっていく。それにともない幸福度もあがっていくのだ。
なかには他者を信頼するなんて難しいと感じる人もいるかもしれない。
「騙し、詐欺、裏切り。起業してわかる世の中の理不尽さ」という記事でもふれるが、確かに起業家人生では理不尽なことが起きるものだしそれは回避不可だ。
もし信頼していた相手に裏切られたらどうするのか。
悲しいだろうし、辛いだろうし、もしかしたら取り返しのつかない負債を負うかもしれない。
ただ、冷静に考えてみてほしい。すべての人を100%信頼する必要はないのだ。
「彼は納品速度に関しては完璧」とか「彼女はミスをすることはあっても嘘は絶対につかない」などと、部分的に信頼を寄せればいい。
自分が思う通りの人間だと相手を思いこむことは信頼とはいわない。それはむしろワガママであったり依存と言った方が正しい。
繰り返しになるが、相手の能力を評価し頼ることが信頼だ。相手が自分の思い通りになると思うのは信頼とは言わない。
相手を知り、頼れるところは頼り、自分が力を貸せるところは貸す。
そうやって成功する起業家は周囲と一緒に幸福度をあげている。
3.関係にこだわらず平等という社会感覚をもつ
幸福度が高い人は「平等」という社会感覚に長けているように思う。
年下だからと言ってバカにしたり他業種だからといって比較したりということがない。
どんな職業についていてもどんな性別であっても、みんな平等という社会感覚をもっている。
これは、幸福度の高い北欧でよくある考え方だ。
北欧では「自分は人より優れている」という考えをあまり良しとしていない。
日本人が事あるごとに「恥ずかしい」と批判する文化であるように、北欧では誰かより優れていたい、上に立ちたい、私の方が強いという考え方を品がないと思う文化がある。
「平等だ」という意識を突き詰めると、威張ることや卑下することが必要なくなる。
あなたはあなた、私は私という文化であるため、そもそも比較することがないのだ。
何かを比べたり無理に優劣をつけたりしようとすると、少なからず争い事が起きる。優劣によって主導権が決まり、好きなようにできない人がでてくる。
あなたも「本当は自分がやりたいけど、あの人の方がうまくできるだろうからいいや」と譲ったことはないだろうか。
こういう時に全員平等という意識があれば「自信はないけどやりたい」とアピールもできたかもしれない。
上下関係がなければ「サポートお願いします」とフラットな気持ちで頼めたかもしれない。幸福度の差は圧倒的だ。
4.相手の肩書きにこだわらず人間性を重視する
4つ目に、幸福度の高い人は相手の肩書きにこだわらず人間性を重視している。
これも幸福度が高い国々に共通する考え方だ。特に幸福度が高い北欧諸国では、租税制度や社会保障制度、公共事業などで富を再分配することを良しとしている。しかもそれがかなり実現されている。
結局、1人でお金を稼いで貯めこみ続けても幸福度は変わらない。
お金を生みだしたら自分の人生がより良くなるように投資したり、好きな人達が喜ぶように活用したりする方がいいのだ。
お金は自分がしたビジネスがいかにユーザーに喜ばれたかの指標になる。
しかし、起業家となり動かせる金額が増えれば増えるほど、ユーザーの顔は見えにくくなっていく。これは仕方がない面もあると思う。
だからこそお金の使い道は見極めたほうがいい。稼ぐことだけでなく、使うことでも幸福感を得られるように考え方をシフトさせよう。
お金を使う場面でも社会や人に貢献できたと思えれば、あなたの幸福度は一気にあがる。
この時に肩書きにこだわるのはおすすめしない。
肩書きにこだわらないよう注意してほしいタイミングは大きくわけて2つある。
1つはお金を消費するとき。自分の肩書きにこだわっていないか気を付けてほしい。
せっかくお金を消費しようと決めたにもかかわらず「自分はこういう人だとまわりから思われているから○○すべき」と理由を付け加えてしまうと本当の意味で満足する使い方ができない。
よく、有名人が匿名で被災地に寄付したり、公にせずプライベートで保護活動をしていたりするだろう。これらは肩書きにとらわれず行動した一例といえる。
社会的に見て寄付すべき立場だからしよう――ではなく、自分の意思でやっているのだ。
見る人からすれば「なぜ匿名で」と思うかもしれないが、自分の幸福度をあげるには非常に効果的な使い方だと思う。
2つ目は消費先を決めるとき。相手の肩書きにこだわらないように気を付けてもらいたい。
この人は後々のパイプとして有効だからサポートしようとか、この人は自分よりも下の身分だから奢ってあげようという意識をもってお金を使っても、幸福度はあまり上がらない。
この場合は、お金を使うことよりも相手に評価されることが目的になっているからだ。こうなってしまったら、そこそこの金額を相手に使ったとしても見込んでいた評価が得られなければ満足できないだろう。
誰かにお金を使うときは、相手の肩書きよりも人間性を重視しよう。
人間的に惚れこんだ相手にお金を使うなら、想定していた反応が返ってこなくても悲しく思うことはない。
相手が喜んだという事実だけで一定の満足感は得られるはずだ。
繰り返しになるが、1人でお金を稼いで貯めこみ続けても幸福度は変わらない。
稼いでいるかどうかが幸福度に直結するわけではないからだ。
むしろ、お金を稼ぐ時と使う時、両方のタイミングで自分が満足できるかどうかを意識した方がいい。
くわえて、日本では質素倹約が美徳とされる風潮があるのにも注意してもらいたい。
たしかに私も必要のない出費は減らすべきだと思うし、起業家は常に豪遊しろなんて思っていない。
しかし、苦しいほど切り詰め、ため込むばかりで得られるものなんて本当にあるのだろうか。
例えば私は海外旅行が好きだ。
「生活レベルはどう変わる?起業家のリアルな生活記」という記事でも話しているが、2ヶ月に1回の頻度で海外に行っている。
見る人が見れば贅沢な使い方かもしれない。そんなに頻繁に海外に行っても、浪費するだけに見えるかもしれない。
しかし、この海外旅行は私にとって新しい発見をしたり凝り固まった思考をほぐしたりするために必要な時間だ。
このお金の使い方をしているからこそ、今のビジネスができている節もある。そう考えると、非常に有意義な使い方だ。
結局、どのお金の使い方がベストかは自分自身にしかわからない。他者に理解されなくてはいけない話でもないのだ。
あなたが稼いだお金は、あなたが幸せになるために好きなように使っていい。
ためになるお金の使い方は、あなたが1番わかっているはずだ。
5.嫌われることを受け入れる
最後に、幸福度が高い人は嫌われることを受け入れている。
そもそも人生において思い通りにいくことの方が少ない。
未来に起きることは誰にもわからないし、予想外な出来事の連続だ。
その中で自分の主張をしっかりと打ち出していると、どうしても人とぶつかる。
まったく同じ考えの人は世の中にはいない。だからこそ、自己主張をすればするほど、周囲との差は生まれてしまう。
でも、幸福度が高い人はそれを受けて入れている。
自分がことを優先すること、自由でいること、気持ちを発信すること。
それらを肯定的に考え、受け入れられなくても仕方がないと思っているのだ。
これは一見、自己中心的な感覚だと思うかもしれない。
受け入れられなくてもいいなら自己主張する必要なんてないと考える人もいるかもしれない。
しかし、自分の主張を通すということは相手の主張も尊重できるということだ。
人は、自分が得意でないことをできている人を羨ましいと思いがちだ。空腹の時に美味しそうに好きなものを食べる人を見たら誰だってイライラするだろう。
あなたも「自分は我慢しているのになんであの人はあんなに自由にしているんだろう」と思ったことはないだろうか。あったとしても、それは仕方がないことだ。
こういう不快感を回避するには、まずは自分が自由に生きることだ。
自分が自由になればなるほどまわりが自由にすることも許せるようになる。
最初に自分の意思を発信するときは嫌われるかもしれないと不安に思うだろう。
でも、それを受け入れればいいのだ。嫌われることを受け入れれば、自分が誰かを嫌うことも許せるのだ。
「自分のしたいようにしちゃいけないし、相手のことは許さなくちゃいけない」
という考え方よりも
「自分もしたいようにしていいし、相手もしていい。それで自分が相手を嫌いになってもいい」
という考え方の方が圧倒的に幸福度が高い。
さらに補足をすると、良かれと思ってする気遣いは誰のためにもなっていない可能性がある。
それくらい他人のことは理解できないし、「〇〇したら嬉しいはず」という予想は想像の域をでないからだ。
それよりは「自分はこれがあったら嬉しい」「私はこれが便利だと思う」という感覚を頼りにしたほうがいい。
自分で商品やサービスをつくってみて思ったが、誰か1人が圧倒的に欲しいモノは似たカテゴリーの人達も欲しがる可能性が高い。
自己中心的な思想はまわりの人の迷惑にならない程度であれば役に立つことの方が多いのだ。
これから起業しビジネスをはじめ商品やサービスをつくるだろうあなたは、ぜひ自分の感覚を優先し、信じてほしい。
成功したからこそ気づけた幸福度の方程式
ちなみに、現状の幸福度が低かったとしてもダメだという話ではない。
自分も工夫し成功したからこそ方程式に気付けた。
むしろ、現状に満足していない方がどうにかして変えようと努力する理由になる。
大事なのは幸福度をどう高めるか工夫することだと思う。
冒頭でも話したが、起業家になりたいという人は自分の人生に当事者意識をもっているタイプが多い。
誰かに幸せにしてもらうよりも自分で幸せになろうとする、意欲と能力がある人なのだ。
くわえて、起業家の経歴を見ると若いうちに苦労をしたとか、何かしらの困難を乗り越えた経験がある人も少なくない。
起業家を目指すような勢いと能力がある人達にとって、現状の幸福度が低いのは改善できることが多いという事実でしかない。
現状に満足していないからこそ改善点は見つけ出せるのだし、「もっとこうなればいいのに」という希望が生まれる。悔しい気持ちは頑張るためのバネにもなるだろう。
さて、あなたの人生の幸福度をあげるために必要なのは時間だろうか。それとも役割分担だろうか。
決断するだけで一気に状況が変わるかもしれない。
ぜひあなたの手で幸福度をあげてほしい。
今回はお金だけでは測れない「幸福度」について話した。
少しメンタル面での要素もあるが、幸福度は世界的に重視されている考え方だ。
起業家になれば幸せになれるわけではない。
もちろん、起業家になりたくて仕方がない人であれば夢を叶えた達成感を味わえるだろう。
しかし、起業家になっただけですべての問題が解決できるわけではない。
だからこそ、「自分の理想を実現するために起業したい」と考える人ほど今回の記事の内容を活用してもらいたい。
そもそもビジネスにおいてメンタルコントロールはかなり重要な部分だ。
会社員と起業家の最も大きな違いは、体調やメンタル、スケジュールなど自分で管理しなくてはいけない部分がとても多いことだ。
逆にいえば、こういった管理の部分をスムーズにできれば、あなたのビジネスはとても進めやすくなる。
幸福度の向上に焦点をしぼり、自分のメンタルをコントロールしていく。そういう意識をぜひもってもらいたい。
次の記事ではさらにメンタル部分をつめていく。
突然だが、あなたは周りから批判されたことがあるだろうか。
「辞めておいた方が良い」「無理だと思う」といった具合で、誰しも1度は批判された経験があるのではないだろうか。
また、起業に関しては良いイメージをもっている人も少ない。
起業家になると宣言している人は、すでに批判的な意見に押しつぶされそうなタイミングもあったかもしれない。
起業など人生をかけた大勝負のタイミングで批判を受けると、多かれ少なかれ「やっぱりダメか……」と考えてしまう人もいるだろう。不可能と言われれば言われるほど無理な気がしてくるものだ。
しかし、私はそこで諦めてほしくない。
上手くいく保証がないのと同じくらい、上手くいかない確証もないからだ。
むしろ、私が伝えている成功する方法をマネしてもらえれば、起業そのものはリスクなくなる。
そこから先の運営も、大切なポイントさえちゃんとおさえてもらえれば問題ない。
だからこそ、次の記事では友人や家族、周りからの批判を克服するたった1つの方法を紹介する。
起業したいという気持ちを周囲に打ち明けられていない人、打ち明けたものの理解が得れず落ち込んでいる人にぜひ読んでもらいたい。
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