独立成功の為の10の手順!起業1年目のあなたが読むべき失敗しない法則とは?

公開日:2017.3.7  |  最終更新日:2023.10.12



独立・起業において最も避けないといけないのは「失敗」です。

今回は独立・起業前~起業1年目までの期間で、「独立を成功させるため」の手順ノウハウをご紹介します。これを全て行えば確実に成功する!といったものではありませんが、これら10要素をキッチリと押さえることで、失敗する確率を格段に下げることができます。

また「独立・起業したい!」というマインドをお持ちの方が引っかかりがちなポイントなども、あわせてご紹介していきます。ご自身のご状況に合致してしまうものが無いかどうかもぜひご確認ください。

会社員時代でしたら「次から気をつけます」で大抵の失敗は流すことができます。しかし独立したとなると完全に自己責任ですので、これまで以上に用心していきましょう。


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No.1 独立・起業の動機を明確化する!

独立・起業において最も大切なのは「モチベーション」です!

特に、初めての独立起業となると「本当に上手くいくんだろうか…?」という不安が重なっていろいろ心配になるものです。

そういった状況を乗り切るために最も必要な「モチベーション」をより一層高めるために、「そもそもなぜ自分は独立・起業したい(した)のか?」という根本的な動機を明確化しましょう。この部分がしっかりしていれば、例えどこかで弱気になったり疲れてしまったりしても「いや、自分は○○(動機)がしたくて独立・起業したんだ!がんばろう!」という気持ちになれます。

また上記のような精神論だけでなく、「独立・起業の動機」というのは貫き通せば「企業理念」になり、さらに「ブランド価値」として成熟していきます。したがって起業1年目の起業家にとっては非常に重要なポイントです。

No.2 「商品」に拘りすぎていないかを確認する!

製造業や飲食など、いわゆる「職人気質」な方が陥りやすい罠です。「こんな商品(独立前にお勤めの企業商品)はだめだ。自分ならもっとよいものが作れる!そうすれば売れるはずだ!」という考えのもと、「商品だけ」をこだわりぬいて独立される方に警告します。

ハッキリと申し上げるとこれは、「独立・起業の失敗要素」のベスト3に入るぐらい多い事例です。

「商品」がよくてもそれを告知する「マーケティング戦略」や「コスト」、「在庫管理」「販売管理」など、さまざまな要素が絡み合って「事業」というのは成り立っています。「商品の品質」だけにこだわるのは失敗の元です。

これは独立・起業したての企業だけでなく、大企業にも言えることです。現在の執筆が2016年度ですので、このタイミングにあわせた「品質」にこだわりすぎた結果失敗した企業の例を挙げます。「ホンハイ精密工業」に買収され、完全子会社となってしまった「シャープ」です。

「シャープ」といえば世界でも高水準の液晶技術を持ち、ハイクオリティな「商品」をつくることで知られていました。ですが、「コスト」や「市場(シャープは新興国の「安い商品」に需要があるところでも高品質高価格戦略を続けた)」を軽視してしまったのです。「よいものを作れば売れる!」と妄信しつづけた結果、経営状況はたちまち悪化し、あえなく「買収」されてしまうことになりました。

みなさんはこういった轍は踏まないようにしましょう!

No.3 「こうすればできる!」ではなく、具体的に数値化を行う

「独立・起業」を志望する方は、大なり小なり「自分自身と技術」に自信を持っている方が多いです。

それ自体は非常にすばらしいことなのですが、「こうすればできる!(はず!)」という自信だけが先行して、「数値による裏付け(経営計画)」を疎かにする方がいらっしゃいます。これはいけません。

そもそも事業というのは常に「計画通りに行かないのが当たり前」です。実際にやってみると、想定していなかった要因が次々に沸いてきて、「どうしてこうなった!こんなはずではなかった!」という状況になる事例も珍しくありません。

想定外の事態が生じたとき、「数値的な裏付け」をキッチリ用意しておけば「どこがまずかったのか?」が具体的に把握でき、軌道修正を行うことができます。ですがアバウトに「できるはずだったのに。なぜだ?」と困惑するだけになってしまえば、「状況の改善」を行う以前に「何が悪いのか」すら把握できない、という失敗に陥ってしまいます。

ですから、どんなに些細なことであっても「具体的な数値」に落とし込むことが大切です。「自信」と「過信」は似て非なるものです!

No.4 「独立・起業前」に人脈をつなごう!

これはできれば、「独立・起業」を行う前にやっておきたいアクションです。

自分の恩師の方や顧客、そして今後自身の事業でつながりを維持できそうな方に「独立する前に顔繋ぎ」を行っておきましょう。

具体的にいうと、大体「独立の半年前」を目処にあいさつ回りをします。このあいさつ回りには3つのメリットがあります。

【独立・起業前に行うあいさつ回りのメリット】

  • 独立後に連絡や関係が途絶えることを防ぐ
  • 事業の説明段階において、新たな課題が見つかることがある
  • 人に「独立する」と話すことで、メンタル面にも勢いが出る

事前のあいさつ回りを行うことで、「急に独立した結果、行方不明になった」と相手に取られ、連絡や関係が途絶えてしまうことを防ぎます。またあいさつ回りの段階で自身の「事業」についてもいろいろ説明して回ることになりますので、「独立前に行うべき課題」に気づくメリットもあります。さらに複数の方に「独立する」と宣言する手前、途中で「やっぱりやめようかな…」とネガティブな心理傾倒に陥ったとしてもそう簡単には逃げられません。「もう話した以上やるしかない!」とスイッチを入れるきっかけにもできます。

こういった複数のプラス要素があるため、必ず独立・起業前には「人脈に顔繋ぎ」を行いましょう。

No.5 市場調査を行う

市場調査は、独立・起業において最も重要な要素であるとともに、最も軽視される項目です。

これは「自分がよいと思う商品・サービス」に傾倒しすぎるあまり、「市場が求めている商品・サービス」という視点を軽視し、結果として失敗してしまうケースです。No.2の「商品に拘りすぎない」の説明に通ずる部分もあります。

また「ブーム」や「ニーズ」が一過性のものなのか継続性があるものなのか、今後もそれが変わらないのかもしくは変化要因があるのか、といったさまざまな分析が必要です。そういった「市場調査」を軽視すると大抵、ろくなことがありません。

正直書いている私自身も「めんどくさいなぁ」と思ってしまうのが本音ではありますが、大切な要素ですので市場調査は必ず行うようにしましょう。

No.6 最初は小規模からスタートする

独立すると同時に必要が無いにもかかわらず、大規模なオフィスを用意したり、リース・賃貸などではなく「購入」という形で設備などを用意してしまう方がいらっしゃいます。

こういった形で業務を行ってしまうと、初期費用がどんどんかさみます。そのうえ「プランの修正」が発生した場合、資金が足りずに身動きが取れなくなってしまう可能性も出てきます。ですので、できる限り開始は「小規模」がオススメです。計画に修正が入れば、設備なども状況に応じて買い換えることを前提で準備をしましょう。

No.7 資金計画に余裕を持たせる

よく言われる項目ですが、「事業開始においては、資金に余裕を持たせよう!」というのが説かれます。具体的に「余裕っていくらぐらいの額を言うの?」という点についてご説明します。「事業を行う設備を維持した状態で、収入が3ヶ月から半年間0円でも生きていけるという状態」を続けられるのが、「資金的な余裕」です。

この「3ヶ月から半年」というのはロジックだけの話ではなく、銀行などといった「金融機関」が「事業余裕度」を計るために使う基準です。そのためこの基準を超えていることで「融資」などにも繋がります。ただ単に生活云々といった話だけではなく、「事業として」達成しないといけないラインでもあります。

逆に言うと、この基準がわかっていれば良いのです。「自己資金として半年分のランニングコストの3割、残りを融資でお願いします!」といったアクションを、金融機関に対して起こすこともできるようになってきます。

No.8 資金調達方法を複数準備!

こちらは創業時に「融資」を活用する必要がある方だけに関わるアドバイスではありません。いざというときの急な出費などで、「つなぎ融資」が必要となる可能性がある場合を踏まえた上でのポイントです。

基本的に創業時は大手の銀行は相手にしてくれません。そのため、日本政策金融公庫といった政府系金融機関や、信用金庫といった地場の金融機関に話を通すことになります。それらの場所にまずは「創業融資の概要を聞きたい」という旨でアポをとる、もしくは必要資料を聴いた上で担当者と面談を行い、融資手段を確保しましょう。

またいざというときのためのつなぎのために、「個人事業・企業むけカードローン」の枠などを確保して備えておくことも必要な一手です。


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No.9 外部の「専門家」を雇う

経理や税務や法務、著作権保護に資金調達、場合によっては経営計画など「本業」に関係してこない雑務というのは意外と数多くあります。

こういう問題に直面した場合、「なんとかなる!とにかくがんばろう!」と全部自分で抱え込んでしまう方がいらっしゃいます。もちろんそれが可能なのでしたら全部自分でやるにこしたことはないのですが、やはり無理が生じてくるのが現実です。尚且つ、雑務にエネルギーを注ぎ込みすぎると「本業」である商品やサービスの提供に悪影響を与えてしまう可能性があります。

ですので、この部分は「必要となる項目」を書き出し、業務量に応じてしかるべき「専門家」に依頼しましょう。一人で抱え込みすぎるとろくなことになりません。「自分自身でがんばる」というマインドは大事ですが、「何でも自分でできる!」という悪い方向に進まないよう注意が必要です。

No.10 計画に固執しすぎない!

「独立・起業時に立てた計画を元にやってみてもうまくいかない!」ということが、残念ながら一定数発生します。「上手くいくまでやる!」とチャレンジするのは大切なことですしそれ自体は間違いではないのですが、「当初の計画に固執して、修正を加えないまま直進する」のは大問題です。

よほど運がよい方は別ですが、たいていの場合「行動を変えていないのに結果が変わるわけありません」。時間をかけて立てた「計画」を重視しすぎるあまり、本来の「目的」を忘れ、いつしか「計画のみ」に固執してしまう方がいらっしゃいますが、これはいけません。

どんなときでも客観的な目線から状況を分析し、ある程度の柔軟性を維持するようにしましょう。

まとめ

「自信と過信」、「市場ニーズとやりたいこと」「計画と思い切り」。これらは全て重要な要素であるとともに、「取り違えれば事業を失敗させてしまう要素」でもあります。

「独立・起業」というものは大抵の方は「初めての経験」のため、意図せずトラブルが発生したり、「失敗の教科書」に載せたくなるようなお約束的なミスを行ってしまうものです。しかし逆を言えば、「失敗する要素がある程度先人で分かっている」ため、学ぶ姿勢と謙虚な心があれば防止できるものでもあります。

今回挙げさせていただいた10の手順を守れば、「失敗しない法則」を少しでもご自身のものにしていただけると思います。「自分がやりたいことと市場がマッチしているか」「根拠の無い自身ではなく数値的・データ的な裏づけがあるか」といった要素をキッチリと押さえた上で、独立起業を成功させましょう!

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