騙し、詐欺、裏切り。起業してわかる世の中の理不尽さ
登録日:2018.10.8 | 最終更新日:2018.11.8
あなたは起業に対してどんなイメージをもっているだろうか。
「自由に自分の人生を生きている」とか「お金や人脈も充実していて思い通り」など、プラスのイメージをもっている人もいるだろう。
しかし、海外と比較すると日本の開業率はまだまだ低く、起業に否定的な人達もいる。
「騙されて大損するんじゃないか」とか「多忙すぎて寝る間もなくなるんじゃないか」といったマイナスのイメージをもっていたとしても仕方がない。
とくに騙しや詐欺、裏切りなどはいつどこで起きるかわからない。
起業するだけでも一大決心なのに、どこかで理不尽なことに巻き込まれないか気をはり続けるのは辛いだろう。
そこで今回は私が10年以上の起業家人生の中でであった理不尽な出来事をまとめておく。少し風変りな話だが、当時していた事業内容についても詳しく解説したので、ぜひ反面教師にしてもらいたい。
詐欺や騙しに限らず、いつどこでどんなことが起きるかわからないと人は不安に思うものだ。逆に悪いことであっても何となく全体像がつかめていれば心の準備ができる。
いざという時に慌てなくていいし、起業そのものに挑戦しやすくもなるだろう。
起業家人生は良いことばかりではない
とはいえ、最初に断っておきたいことがある。
私は起業家だが、起業するだけが人生だとは思っていない。
起業が最高とも最悪とも言いたいわけではないので、これから先の理不尽な出来事を読んでも「起業ってやっぱりダメなんだ……」とは思ってほしくない。
「サラリーマンと経営者の圧倒的な3つの違い」という記事でも話しているが、人生の頑張り方が違うだけでサラリーマンが幸せな人もいれば起業家が理想的な人もいる。
そのため起業家になれば人生の全てが良くなるわけではない。なにがなんでも起業しなくてはいけないという話ではない。
ただ、私が思うに現状をつまらないと感じている人や不満をかかえている人、自分のことは自分で決めたい人、起業そのものに興味がある人などは起業をして幸せになるタイプだと思う。
この手のタイプは自分の人生に当事者意識があるし、現状に改善点があると気付いているからだ。
また、このサイトの中で正しい手順で行えば誰でも起業はできるし成功者になれると繰り返し伝えてきた。
でも起業そのものが楽だと言ったことはない。起業して成功を掴むには正しい方法でちゃんと努力を重ねる必要がある。楽してすべて上手くいくなら世の中はもっと貧富の差がなくなっていると思うし、自殺を選ぶ人もいなくなるだろう。
なので、仮にあなたが起業家を志すならその方法はちゃんと取捨選択した方が良い。
さらに、一般的に言われる成功を掴んだとしても、それがあなたにとって幸せかどうかはわからない。
だからこそ「生活レベルはどう変わる?起業家のリアルな生活記」などの記事で起業家のリアルな生活を伝えてきた。
「3度の大きな挫折から見えた「安定したビジネス」の2つの条件」という記事では私が起業家人生で経験した3度の大きな挫折について、背景も交えて詳しく語っている。
そう。私は起業して良かったと思っている人間だが、それでも多少の辛い出来事はあった。
起業家になったことで人生の自由度が圧倒的に増したのは事実だし、性格的にも自分の選んだ方向性に満足している。
だが、世の中にはどうしようもない理不尽なことがあるものだ。
世の中の理不尽さを味わった体験談
では「理不尽なこと」とはどのようなものだろうか。
さっそく具体的な体験談として2つ話をしておきたい。
- 契約内容が圧倒的に不利なフランチャイズ事業
- 回収不可能案件の多いファクタリングビジネス
これは実際に私が体験した話だ。
念のために断っておくと、これらについて私は「騙された!」とアピールしたいわけではない。きっかけになった人も騙すつもりはなかったかもしれないし、本当のところはわからないからだ。
これらの経験から学んだこともあるので仕方がないとも感じている。
ただ、これから起業するあなたにとっては「こんなこともあるんだ」とプラスになるかもしれない。
「世の中そう上手くいくわけない」と不安に思う人からすれば、悪い状態を想定できる方が挑戦する時に怖さが減るだろう。
また、フランチャイズやファクタリングなど少し専門的な用語も入ってくるため、その事業の背景についても解説を加えた。
これらの事業に挑戦しようか考えている人や、そもそもこの用語を初めて聞いたという方にも役立つだろう。ぜひ読んでもらいたい。
1.契約内容が圧倒的に不利なフランチャイズ事業
理不尽さを味わった体験談、1つ目は契約内容が圧倒的に不利なフランチャイズ事業をもちかけられたことだ。
せっかくなのでフランチャイズという事業形態についても詳しく解説しながら説明しよう。
フランチャイズとは

フランチャイズという言葉そのものはどこかで聞いたことがあると思う。
フランチャイズとは大元となる会社(フランチャイズ本部)から人や法人がお店の看板や確立されたサービス、商品を使う権利を借りる仕組み。「のれん分け」のようなイメージだ。
大元の起業はそれらの権利の対価をもらい、利益を確保する。
フランチャイズ本部は新しい人や法人をオーナーとしてどんどん迎え入れる。
そうすれば短期間で成果の出る店をつくれるし、成功事例が揃えば仕入れや販売、集客、採用、商品開発などのビジネス要素をマニュアル化してコンサルティング業も始めることができる。
ビジネスの仕組みも同時にかためることができるのだ。
身近なフランチャイズ事業の例でいうとコンビニエンスストアがあげられる。
コンビニエンスストアはかなりフランチャイズ事業化が進んでいて、大手だと日本国内に約1万8,000店も店舗が増えている。
そもそもコンビニはできることが多いためフランチャイズにとても向いている。各種チケットの手配・支払いやATMなどの設備、様々な商品の取り扱い経路などを借りることができるので、スタートのしやすさが圧倒的に変わるのだ。
フランチャイズと独立の事業存続率
気になるのはフランチャイズの場合と独立し1人でする場合、どちらの方が事業存続率が高いのかだと思う。
フランチャイズの場合、成功事例のあるビジネスモデルをそのままマネができるため加盟者の成功率は高くなる。
開業後5年経過時の存続率は約70%だ。個人で独立した場合の存続率は約25%というデータがあるため、成功確率は高いと言える。
(参考:それでもフランチャイズを選びなさい(著書 丸山忠))
もっというと前例のあるビジネスをマネできるのは収益予測も立てやすいし、銀行などの金融機関からの融資も受け取りやすい。色々な準備が整えやすいのだ。
私を含めフランチャイズ事業で開業する人がいるのは、この「成功率の高さ」も理由の1つだ。
フランチャイズ事業で支払うロイヤリティ

フランチャイズ加盟者は「ロイヤリティ」を本部に支払う。
ロイヤリティとは本部(フランチャイザー)が加盟店(フランチャイジー)からノウハウや流通経路の許可をもらう代わりにもらう金額のことだ。
ほとんどの場合は「売上に対して何%」という形で決められている。ほかにも「月額固定」や「ロイヤリティ不要」などの契約形態もある。基本的には「売上に対して何%」だが、最低額が決まっているという場合もあるのだ。
ちなみに、さきほどあげたコンビニエンスストアのフランチャイズだと売上総利益(総売上高-売上原価)に対しロイヤリティの計算が行われることが多いそうだ。その率も売上総利益高に応じて細く変動するように設定されているそう。
フランチャイズで事業を始める場合はこのロイヤリティの算出方法を必ずチェックしておこう。このロイヤリティがどれだけかかるかで最初の開業資金がどれほど必要かも把握できる。
フランチャイズ事業を行うメリットとデメリット
フランチャイズについて概要は話すことができたので、簡単にメリットとデメリットをまとめておく。
まず先に、フランチャイズのメリットは以下の通りだ。
<フランチャイズのメリット>
- 本部のブランド力を活用できる
- 継続的な集客支援が受けられる
- 未経験でもサポートがあり参入しやすい
- 商品・サービス開発・広報活動は本部が実施するため運営に専念できる
なによりも大きいのは本部のブランド力を借りれることだ。
「とくにこだわりがあったわけではないが見慣れた看板に安心して利用してしまった」という体験はあなたにもあるだろう。コンビニやファミレス、いつもの居酒屋などに求めるのは特別感ではなく安心感である部分が大きい。
もしこれが無名の飲食店などなら、開業前にしっかりとプロモーション戦略をねって集客を厳密に行わないと不発になる可能性が高い。リピーターを地道を増やす努力も必要になる。
これらをする必要が少なくなるのはフランチャイズのメリットの1つだ。こういうお店のブランド力は本部のシェアが大きければ大きいほど強くでる。
このサイトでも繰り返し伝えているが、ビジネスの要は「集客」だ。
しかし個人店などの小規模の店舗では広告の費用を確保するのが難しかったり、資金をかけずに効果的な宣伝を選びとるのが厳しかったりする。
ただフランチャイズの場合は本部がチェーン全店も含めた広告を行うため、店舗によってはまったく集客に対して気を使わなくても済むだろう。
テレビCMや大規模なカラーチラシの配布など、個人では不可能な大規模プロモーションを初手で行える可能性も高い。
(あまり人のいない地域や競合店の多い立地だと、本部のものに加えて努力が必要になる可能性はあるだろう)
ちなみに、提供してもらえるノウハウは立地選定や実際の運営方法、接客など様々なものがある。
かなり詳細なマニュアルもあるし、本部担当者による研修が数日から数ヵ月にわたり行われる。開業後も「スーパーバイザー」と呼ばれる本部担当者が来て店舗づくりのアドバイスくれることもある。
起業とはいえ、1人で何もかもするのは荷が重いというタイプにフランチャイズはピッタリだと言える。
逆にフランチャイズのデメリットは以下の通りだ。
<フランチャイズのデメリット>
- ロイヤリティに苦しめられる可能性もある
- 本部が定めたマニュアルの通りの運営しかできない
- 外部環境の変化に弱い
- 契約終了後の同業種での出店が禁止される可能性がある
- 同ブランド内の風評被害に対処が不可能
さきほども話したが、加盟店は加盟している期間中、本部に対しロイヤリティを払い続ける義務がある。
この時、利益に対しロイヤリティが確定する契約ならまだ良い。でも、中には固定の金額が決まっていたり支払うのが難しい割合で定められていたりする可能性もある。赤字補填制度などがあればいいが、このあたりは契約によるとしか言えないのだ。
また、ある程度は本部の経営方針に従う必要がある。
例えばオリジナルメニューの提供や、店舗独自の販促キャンペーンなどはできないことが多い。経営状況はもちろん、アルバイトの雇用やその土地の情報など、様々なやり取りをする必要がある。
色々なサポートこそしてもらえるが自分の思い通りに試行錯誤したいという人は、フランチャイズオーナーだとストレスがたまるかもしれない。
また、フランチャイズ店は出店時こそ本部からサポートがあるが、営業開始後の外部環境の変化には弱い印象だ。
周辺にライバル店などの出店が相次いでも移転は勝手にできないし、業態変更もしにくい。さきほども言ったように、店舗限定のキャンペーンは本部の許可がないと実施できない。
さらに、契約期間終了後に同業種での出店を禁止しているフランチャイズもある。学んだノウハウを転用されないための措置だ。
だが、最初はフランチャイズで始めても「いつかは自分の店をもとう」と考える人が多いのではないだろうか。このあたりも契約書に書いてあるため確実にチェックしてほしい。ほとんどの場合、契約期間終了後の数年間は同業種内での出店が禁止されているだろう。
最後に、同ブランド内の風評被害に対処が不可能という点はデメリットだ。
ユーザーから見ればフランチャイズだろうが何だろうが同じ名前の店だ。そのため、例えば異物混入や従業員の不手際などの事件があった場合、自分たちの店ではしっかりと管理をしていても営業に打撃を受ける可能性がある。
実際にあった理不尽なフランチャイズ取引
ここまでフランチャイズについて詳しく解説をしたため、勘が鋭い方は気付いているかもしれない。
私がであった理不尽なフランチャイズ取引は明らかにフランチャイザーにとって都合が良い内容で、実際にビジネスを進めてもほとんど儲かることがなかったのだ。
とはいえ、私の知識不足もある。契約内容の不利さを見抜くのは契約者がしなくてはいけないことだ。この一件で、本当にフランチャイズ取引は契約ありきだと学んだ。
また「騙してやろう」という意識がなくても契約とはお互いが得をするように作るものだ。
自分が伸ばせる道筋を見つけられなくては、いくら良い話だと思っても飛びつくのはおすすめしない。
2.回収不可能案件の多いファクタリングビジネス
2つ目は回収不可能案件の多いファクタリングビジネスをしたことだ。
こちらもファクタリングビジネスそのものについて解説しながら進めていく。
ファクタリングビジネスとは

ファクタリングとは企業が事業資金を調達する方法の1つだ。
未回収の売掛金をファクタリング会社が買い取るというサービスだ。
これを利用することでファクタリング顧客は「商品の納品やサービス提供が完了し請求書を提出しているものの、支払期日が来ていないために現金化できていない取引」の現金化ができる。
ほとんどの企業間の取り引きが現金払いでなく掛け売りの取り引きのため、利用したい顧客も多い仕組みだ。
ファクタリングビジネスのメリットとデメリット
このファクタリングを利用するにもメリットとデメリットがある。
<メリット>
- 手続きがシンプルで簡単
- 担保不要で行える
- 金融機関の信用があがる
ファクタリング最大のメリットは資金調達方法の中でも手続きがシンプルで簡単という点だ。
銀行からの融資を受ける場合は経営状態をまとめたり審査をパスする必要がある。投資家から援助を受ける場合もまずは信頼関係を築く必要がある。
自身のビジネスがどれだけ上手くいく可能性が高いか、明確にアピールしなくてはいけないのだ。
だが、ファクタリングは厳密には融資ではない。売掛金を売却しているという仕組みになるため、面倒で時間のかかる審査は必要ないのだ。
また、担保も不要だ。単純に売掛金を売却し必要な資金を調達する方法としてかなりフランクに使わている。
また、売掛金を売却し資金化するため貸借対象表が整う。
翌月払いなど割と短期間で回収ができる場合は良い。しかし手形決済など販売から回収までの期間が長居場合は資金繰りが難しく、貸借対象表がずれてしまう。
その場合、帳簿上の売上は黒字でも実際には現金がなくビジネスを拡大できないといった事態になる場合がある。いわゆる黒字倒産だ。
でもファクタリングを使えばこの黒字倒産を回避できる。帳簿と実際の運営に差異がない状態が続けば金融機関の信用もあがる。
<デメリット>
- 手数料が高い
- 売掛金がないと利用不可
- 利用会社が倒産した場合はファクタリング会社が負債を被る
1つ目は手数料が高いということ。冷静に考えればファクタリング会社も善意だけで行っているわけではない。
現金を早く手に入れるメリットのぶんだけ、相応の手数料を取って儲けを得る。

手数料は2社間で行うのか3社間で行うのかによって変動する。
2社間の場合は買取売掛金額の10~30%、3社間なら1~5%といったところだ。ファクタリング会社側からすればこの手数料が多いぶんだけ旨みがあるといえる。
ただ、基本的にファクタリングは売掛金を売買する仕組みだ。
そのため月商以上の調達は不可能。あくまで決まった取引の決算を前倒しできるようなイメージだ。
これはファクタリング会社にとって最大のデメリット。利用会社が倒産したり入金せず使い込んだりした場合は、ファクタリング会社が負債を被る。

ファクタリングサービスの特徴として、利用した事実が周囲に知られないという点もある。
だからこそ、償還請求権がない契約だった場合、倒産してしまうと回収ができなくなってしまう。ファクタリングの手数料が高いのはこのリスクがあるからなのだ。
実際にあった理不尽なファクタリングビジネス
では私が行ったファクタリングビジネスはどういった状態だったのか。
私はファクタリング会社として紹介者を通じ、とある顧客の売掛金を購入した。

その時は何も変わらない取引だと思っていた。
しかし、実際に行った後に紹介者Bがファクタリング顧客Cの債権者だったことが判明。ファクタリング顧客Cはとてもじゃないが返済が不可能な状態だったのだ。
ファクタリング顧客Cはそのまま飛んでしまい、連絡がつかなくなった。こちらは購入した売掛分をそのまま損する形となった。
ただ、これに関してBもCも「騙そう」と思い行ったことではないだろう。Cのその情報を教えてくれた方がありがたかったのは事実だ。
しかし、ビジネスの特性上、想定の範囲内といえば範囲内だ。ファクタリングビジネスとはこれらのリスクをもともと含んでいる取引なのだ。
こういった何とも言えない事件が起きることも、起業家人生を続けていると出くわす場合がある。
理不尽な出来事は回避不可
ここまで、私が実際に体験した理不尽な出来事を話した。
これらの話を聞いて、あなたはどう思うだろうか。
「対処法はないのだろうか」
「どうにかして回避したい」
「痛い目にはあいたくない」
などなど、思うかもしれない。
その気持ちもわからなくない。誰だって損や苦しい思いはしたくないものだ。
しかし理不尽な出来事は本当に理不尽だ。
回避するのは不可能だと思っておいた方がいいし、それぐらい突然やってくるものだ。どうせなら、そこから何かしらの学びをえようという気持ちをもった方がいい。
もしくは、再起不能にならないように普段から経営に余裕をもつのをおすすめする。
余裕をもって経営する方法としては以下の通りだ。
- 不労所得化が可能なビジネスを行う
- 固定費を出来る限り削減する
- 費用がかからない方法で安定的に集客をする
1点目は不労所得化が可能なビジネスを行うことだ。
不労所得化が可能なビジネスとは、つまるところ生産性が高いビジネスということだ。
普段から少ない労働時間で大きな利益を得られる生産性の高いビジネスをしておけば時間な自由も多く資金も安定する。仮に大変なことに巻き込まれて対処に時間を使ったとしても、一定期間はそのまま経営を続けることができる。
不労所得化が可能なビジネスについて詳しくは、こちらの「25歳で月1000万円の不労所得を得るまでの全過程」という記事で話している。参考にしてほしい。
2点目は固定費を出来る限り削減することだ。
私は起業そのものにリスクはほとんどないと考えている。
むしろリスクがあるのは固定費を増やすことだ。固定費とは毎月決まってかかる経費のこと。具体的には以下のようなものが含まれる。
- 事務所の家賃・光熱費
- 人件費
- 借入の返済金
ビジネスの利益は総売り上げから経費を引いて計算する。
そのため、固定費が増えれば増えるほど大きな売り上げをださなくては利益がでなくなってしまう。
もし何か事件があった時に固定費が膨らんでしまっていたら、それに対応をしながら売上まで確保しないといけなくなる。逆に言えば、固定費を含め、経費を限りなく抑えていれば少しの売上だけでも十分な利益を得られる。
ビジネスを拡大する過程でどうしても固定費が膨らむタイミングはあるものだ。しかし、いざという時のために固定費は本当に必要なところ限定でかけるのをおすすめする。
3点目は費用がかからない方法で安定的に集客をすることだ。
ビジネスの要は何と言っても集客だ。集客しユーザーを確保しないことには、どれだけ良い商品やサービスでも売れない可能性があるからだ。
あなたも気に入っていた商品がなぜか廃盤になってしまったとか好きなバンドが流行らないまま解散してしまった経験はないだろうか。これは商品やサービスの良さがちゃんとユーザーまで届かなかった典型例だ。
こんな悲しいことをあなたのビジネスで起こさないためにも集客はしっかりと行う必要がある。
ただ、集客には有料のものと無料のものがある。
例えばテレビCMや電車の中吊り、雑誌の広告掲載などは有料のものだ。これらはプロの手によって作られるしユーザー層もある程度は限定できる。有料ではあるがそのぶん即効性があるものが多い印象だ。
しかし有料広告はうてばうつほど資金が減っていく。回収できるだけの効果や潤沢な資金があればいいが、費用対効果は絶対に分析した方が良い。
また、話題に出しているような「いざという時」のために有料よりも無料広告の手段を用意しておいた方が良い。無料の広告手段とは以下のようなものだ。
- 無料ブログ
Twitter、facebook、InstagramなどのSNS各種は色々な企業が公式アカウントをつくっている。
ユーザー目線、SNSのような身近なもので定期的に無料で情報をキャッチできるのは便利なはずだ。ビジネスをする側としては公式と銘打たなくてもいいが、つくっておいて損はないだろう。
さらに無料ブログは絶対につくった方がいい。
ブログはしっかりと作りこめば24時間365日ユーザーを集めてくれる集客ツールとなる。それだけ検索で表示されるようなサイトにするには質の高い記事を投稿していく必要がある。
これは楽なことではないが、1度つくってしまえばよほどのことがない限り資産として残る。余裕のあるタイミングでつくりこんでおけばピンチの状況で役立つ。
有料の集客方法はそれはそれで効果的だ。
しかし、困ったときの回避策としてはできる限り資金が減らない方法が望ましい。その方が苦しくなった時も辞めないで済むし、それをきっかけに持ち直せる可能性があるからだ。それくらい集客はビジネスにとって要である。
まとめよう。
騙しや詐欺、裏切りなど世の中には理不尽なことも起きる。
それらは突然やってくるので、回避するのはなかなか難しい。回避できないからこそ理不尽なのだ。
なので、むしろ起きてしまうことは仕方がない。そこから何かしらの学びをえようというスタンスがおすすめだ。
もしくは再起不能にならないよう、普段から経営に余裕をもった方が良い。
理不尽な出来事を避けるのに力を使うのではなく、起きた状態からどう対処するかを考えていこう。
余裕をもつ方法としては以下の3つをあげた。
- 不労所得化が可能なビジネスを行う
- 固定費を出来る限り削減する
- 費用がかからない方法で安定的に集客をする
全て試してみてもらっても良いし、何か挑戦しやすいものだけ採用してもらっても良い。
どちらにしても準備をしておけば、起業後に理不尽な目にあったとしても持ちこたえられるだろう。
日本では起業が特別なものだと思われがちだ。
成功している人を見ても「あの人は天才だから」とか「自分には同じようにできない」「やっても理不尽な目にあって失敗するに決まってる」などと言っているのを見かける。
しかし、成功している人も同じ人間だ。
あなたが理不尽な目にあうなら、成功者ももれなく酷い目にあっているだろう。このあたりは運だ。
成功している起業家はそういった可能性も認めたうえで実際に行動をした人だ。
才能やスキル、コネなどでどうにかしたわけではなく、正しい方法を探し出して実行にうつした人なのだ。
なので、あなたにはぜひ「無理だ」という声に騙されず挑戦をしてみてほしい。今回伝えた実体験が少しでも役に立てば嬉しい。
次の記事では「稼げば稼ぐほどわかる桁違いの成功者達と起業家が目指すべき世界観」というタイトルで、いくつか成功者達の例を紹介しようと思う。
意外にも成功者達の存在は知られていない部分が多い。なので、私自身も起業したてのころは年収1000万円や月収1000万円を1つの目標にしていた。
それ自体を悪いとは思わないが、実際に起業家になってみると1つの数字は通過点にすぎなかったと反省した。
成功している起業家の目指すべき世界はもっと別のところにある。そして、こういった思考を知っておき成功イメージを具体化させるのはこれから起業家を目指すあなたにとってプラスになる。
ぜひ続けて読んでもらいたい。
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