エンジェル投資家のリターン相場は?金額はいくらから?成功率や成功事例も解説!
公開日:2023.8.1 | 最終更新日:2024.2.2

企業の株式や債権を売買し利益を得ている方の中で、成熟した投資先に魅力を感じないという方はいませんか?既に大きく成長し事業も安定している企業に投資しても、大きなリターンは得られません。しかし、起業間もない若い企業には成長の可能性があります。
そのような、起業して間もない会社に出資する投資家を、エンジェル投資家と言います。エンジェル投資家は日本では欧米ほど多くはないため、知らない方も少なくありません。
本記事では、エンジェル投資家について紹介します。解説する内容を読むことでリターンの相場や、出資タイミングなど、エンジェル投資家として失敗しない方法を把握できます。エンジェル投資に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
エンジェル投資家のリターン相場

エンジェル投資家も投資家であるため、リターンを見込めなければ、起業したての会社に投資はしません。
国内のエンジェル投資家の投資額に対するリターンは、一般的には10%が相場だとされています。それに対し、日本よりエンジェル投資家の多いアメリカでは、27%が平均的なリターンです。
中には、より大きなリターンを求めて、投資するエンジェル投資家も少なくありません。
エンジェル投資家がリターンを得る方法3選

エンジェル投資家は、投資先からのリターンを得るために投資します。ここからは、エンジェル投資家がリターンを得る方法を紹介します。エンジェル投資家は、主に次の3つの方法でリターンを得ています。
- 配当の受け取り
- 精算分配の受け取り
- 株式の売却
それぞれの方法では、具体的にはどのようにリターンを得るのか、また、どのような注意点があるかを解説します。
下記の記事では、投資信託やFXと比較してエンジェル投資が儲かるかどうかを解説しているので、こちらも合わせてご覧ください。
エンジェル投資の成功率は何パーセント?なり方や成功事例もご紹介
配当の受け取り
エンジェル投資家をはじめとする投資家は、企業の利益から配当を受け取ることでリターンを得ています。株式会社では企業が収益を生み出し、その間株式を保有していれば配当を得られます。
しかし、スタートアップ企業で、同様にリターンを受け取れるわけではありません。なぜなら、立ち上げたばかりの企業は、配当を出せるほどの利益をすぐには生み出せないからです。
スタートアップ企業のように若い会社は、生み出した収益で更に成長しなければいけません。そのため、投資家に配当を分配できたとしても非常に少額になります。
ただし、投資した企業が大きく成長すれば、配当の金額も増加します。成長できず会社を清算するというケースも珍しくないため、リターンを得られないケースも少なくありません。エンジェル投資家が配当を受け取ることは難しいと認識しておきましょう。
清算分配の受け取り
エンジェル投資家が投資した企業が倒産した場合、会社の清算時に配当を受け取れます。会社を清算する際に受け取る配当が「清算分配」です。清算分配は、会社の存続を断念した場合、配当可能な利益が残っている際に限り投資家に分配されます。
しかし、スタートアップ企業のみならず、多くの企業では清算する際に投資家へ配当する利益は残りません。なぜなら、会社を清算する場合、会社の持つ全ての資産を使って債権者へ支払いをしなければならないからです。
会社を清算する際の債権者とは、仕入れ先などの取引相手や借入がある場合は、金融機関が該当します。また、労務の対価に給与所得を得ていた従業員も債権者となるため、従業員への給与支払いなどもしなければいけません。
そのため、エンジェル投資家などの投資家は、会社を清算する際に清算分配を受け取れることはほとんどありません。
株式の売却
エンジェル投資家は、投資した企業の株式を売却することで、大きなリターンを得ることが可能です。投資した企業が成長すれば、投資したいという投資家が増えます。企業の成長に伴い株価は上昇するため、適切な時期に売却することで、大きなリターンを獲得できます。
では、エンジェル投資家が大きなリターンを得られるのはいつかというと、IPOやM&Aが起きたタイミングです。
上場や企業買収といったイベントは、対象となる会社の価値を認められることで発生します。そのためIPOやM&Aのタイミングで株式を売却すれば、大きなリターンを得られます。
また、投資先の企業もしくは経営者に、株式を売却することも可能です。ただしその際は、経営者との合意が必要です。
加えて、エンジェル投資家は配当によるリターンの獲得が難しいため、売却を選ぶ方も少なくありません。
エンジェル投資の成功率は予測できない

投資先企業の成長に伴い大きなリターンも期待できるエンジェル投資ですが、成功率は、誰にも予測できません。
事業を展開する市場の変化やニーズに合致するかは、実際に開始して見ないとわかりません。また、近年では感染症の影響もあり、ますます先行きの見通しは困難になりました。
著名なベンチャーキャピタルを立ち上げた実業家は、著書の中で「投資の半数は役に立たない」と語りました。投資の2〜3割では小さな当たりを引くことができ、大当たりとなるのは1〜2割とも述べています。
また、ベンチャービジネスの成功率は、0.3%程度とも言われています。そのため、エンジェル投資家が利益を得られないことは珍しくありません。
しかし、市場を読み解いたり、業界の動向や他社を徹底的にリサーチしたりすることで、企業の成長性を見極めることは可能です。特に、海外のスタートアップ企業のビジネスモデルを参考にすることで、投資の大きな助けになります。
エンジェル投資家になるにはいくら投資すれば良い?

リスクもある分、大きなリターンが見込めるエンジェル投資。エンジェル投資家になるためには、いくら資金を用意すれば良いかというと、1口10万円程度からでも投資可能です。
エンジェル投資家になるためには、起業家と出会う必要があります。スタートアップを目指す実業家と出会うには、交流会やマッチングサイトという手段があります。また、株式投資型クラウドファンディングによる投資も可能です。
例として、Founderでは経営者と投資家のマッチングサービスを行っています。起業を目指す実業家をお探しの方は、ぜひFounderにご相談ください。
エンジェル投資家が投資する時期

エンジェル投資家を目指すといっても、適切な時期に投資できなければ、リターンの獲得が困難な場合もあります。エンジェル投資家が投資する時期は以下の点がポイントです。
- エンジェル期・プレシード期が多い
- ベンチャーキャピタルへの投資も可能
ここからは、エンジェル投資家がそれぞれの時期にどのように企業に投資をしているかを紹介します。適切な投資タイミングを把握し、企業にとってのエンジェルになりましょう。
エンジェル期・プレシード期が多い
エンジェル投資家が投資する多くのケースでは、エンジェル期やプレシード期に出資します。エンジェル期とは、会社を立ち上げる際の初期段階です。一般的には、創業前後のサービスや商品が形になっておらずアイデアの段階で、プレシード期とも呼ばれます。
スタッフも顧客もいない事業としては、小さな段階ですが、事業に必要な資金は数百万円から数千万円程度です。エンジェル期で集められた資金は、サービスや製品開発のための人材確保に当てられます。
エンジェル期・プレシード期の投資には、今後完成するサービスや製品の社会での必要性や浸透性を見極めることが重要です。そのため、エンジェル投資家になるためには事業の成長性を見極める目を養わなくてはいけません。
ベンチャーキャピタルへの投資も可能
エンジェル投資を行う際は、ベンチャーキャピタルへの投資により出資することも可能です。ベンチャーキャピタルとは、成長の見込める未上場の新興企業に対して投資を行う企業や投資ファンドです。
ベンチャーキャピタルへ投資する場合、エンジェル投資家は投資先の企業と直接やりとりを行いません。しかし、ベンチャーキャピタルを通じて投資ができるため、ベンチャーキャピタルが利益を得たら、リターンを得られます。
エンジェル投資家はハイリターンで儲かる?

エンジェル投資家は未上場の企業に投資し、出資先が成長した際にハイリターンで儲かる場合があります。どのような場合に儲けられるかというと、企業が成長してIPOやM&Aで株式を売却するタイミングです。
エンジェル期から投資している場合、出資額は小規模なこともあります。しかし、出資先が成長し証券市場に上場したりM&Aで買収されたりすると、出資額の数倍から数十倍の利益を得ることが可能です。その場合は、ハイリターンで大儲けと言えます。
しかし、先程も紹介した通り、エンジェル投資家は配当などで利益を得ることは困難です。また、エンジェル投資家が出資した企業が事業を断念し、会社を清算する場合は出資した資金を全て失う可能性もあります。
そのため、エンジェル投資家としてハイリターンを狙うには出資先を見定めることが極めて重要です。
エンジェル投資家の成功事例5選

欧米に比べてエンジェル投資家が少ないと言われる日本でも、大きな成功を収めたエンジェル投資家がいます。ここからは、エンジェル投資家として大きな利益を得た成功事例を次の5人から紹介します。
- 赤坂優
- 川田尚吾
- 佐俣アンリ
- 木村新司
- 山田進太郎
いずれの事例も事業を成功させた実業家のため、貴重なお手本と言えます。成長性の高い企業へ投資を行いたい方は、紹介する事例を参考にしてください。
赤坂優
赤坂優氏、は2008年に株式会社エウレカを立ち上げた実業家であり、エンジェル投資家です。株式会社エウレカは恋愛・婚活マッチングサービスである「Pairs」を運営し、会員数は1,000万人を突破しました。
株式会社エウレカは、現在「Tinder」や「Vimeo」などを運営する、アメリカのIACに買収されています。赤坂氏は、2017年に取締役を退任し、株式会社エウレカの経営から完全に退きました。現在ではエンジェル投資家として、エンジェル期・成長期の企業へ投資を行ってます。
赤坂氏は、投資先を決める際に、次の2つを重視しています。
- 諦めない経営者かどうか
- ロマンがあるか
自分なりの基準が明確にあるからこそ、赤坂氏はエンジェル投資家として成功しました。
川田尚吾
川田尚吾氏は、インターネットで数多くの事業を手掛ける株式会社ディー・エヌ・エーの創業者の1人であり、エンジェル投資家です。1999年に株式会社ディー・エヌ・エーを起業し、2007年の上場を経て経営から退きました。現在は、エンジェル投資家として多数の企業に出資しています。
川田氏は、株式会社ディー・エヌ・エーの創業以前、アメリカのコンサルティング会社に勤務していました。そこで日本とアメリカの投資に対する考え方の違いを感じ、投資が重要であるという考えを持つようになりました。
川田氏は出資先を決める際に、経営者の人柄よりサービスや製品を重視します。また、サービスや製品のUIやUXと品質が良いかなどを見定め、出資を決めています。
佐俣アンリ
佐俣アンリ氏は、独立系ベンチャーキャピタルであるANRIを運営する、エンジェル投資家です。ANRIは、スタートアップ企業や成長途上の企業を中心に投資を行っています。出資先の分野は多岐に渡り、現在投資している企業の数は197社です。
また、佐俣氏は気候変動や環境問題に特化したANRI-GREENを運営し、600億円以上を運用しています。ANRI-GREENには多くのエネルギー関係企業が出資し、太陽光など環境問題に取り組む企業を支援しています。
佐俣氏が投資先を決める際に重視するのは、悪い話でもためらいなく話せる経営者かどうかです。会社を運営する上で悪いことは付きものという考えで、どんなことも包み隠さず話す経営者に出資しています。
木村新司
木村新司氏は、2008年から活動しているエンジェル投資家です。マーケティングを行うGlossom株式会社を創業後、投資家としても活動をはじめました。ニュースアプリで知られる株式会社Gunosyの創業に投資家として関与し、現在は代表取締役会長を務めています。
Glossom株式会社や株式会社Gunosyの他にも、木村氏はオンライン決済サービスを提供するAnyPay株式会社も設立しました。また、多くの会社の設立にエンジェル投資家として関与しています。
木村氏は、同時に複数の企業に投資をするタイプでなく、特定の企業に集中して出資する投資家です。そのため、企業の成長を見守り、適切なタイミングで売却してリターンを得ています。
山田 進太郎
山田進太郎氏は、フリマアプリで知られる株式会社メルカリの創業者で、現在も代表取締役を努めています。
山田氏は、株式会社メルカリの創業以前から、エンジェル投資家として活動しています。株式会社メルカリの創業前に設立したゲーム会社をアメリカの企業に売却することで、多くのリターンを獲得しました。
ゲーム会社の売却後、山田氏は世界を旅して自身の中で課題を見出し、その結果、設立したのが株式会社メルカリです。創業から10年が経過し、株式会社メルカリはフリマアプリとして日本でも有数の規模の企業に成長しました。
また、山田氏は挑戦することに重きをおき、他の企業がやらないことをやって成長するというやり方で投資先を大きくしています。
Founderならエンジェル投資家とのマッチングが可能

引用元:Founder公式HP
エンジェル投資家になるためには、優れた経営者や起業家との出会いが不可欠です。しかし、投資する企業の選定は難しく、興味はあっても踏み切れないという方も多いでしょう。
もしエンジェル投資に興味があり、投資先を探しているという方はFounderにご相談ください。
Founderは資金調達をしたい経営者や投資先を探している投資家をマッチングするお手伝いを行っています。
また、Founderに登録している経営者は、出資を求めるエンジェル期の企業から成長期にある企業までさまざまです。そのため、出資する企業を探す投資家の方に適した投資先がみつかります。
Founderでは数ある投資案件の中から、自身が投資したいと思える投資先を選べます。エンジェル投資家として企業の成長を見守りたいという方はFounderをご利用ください。
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まとめ

本記事では、スタートアップ企業や起業前の事業に投資するエンジェル投資家を紹介しました。エンジェル投資家は企業の成長を見守り、大きく成長した企業の株式を売却することで投資額以上のリターンを得られます。
しかし、出資した企業が必ず成長するとは限りません。事業が立ち行かなくなり、出資した資金が回収できないこともあります。そのため、投資先を決める際は、投資先を慎重に見極めなければいけません。
エンジェル投資でリターンを得て、大きく儲けることは困難です。しかし、自分が見極めた企業が成長し、大きなリターンを得た時、何物にも代えがたい感動を得られます。企業の成長を見守り、共に歩みたいという方は、エンジェル投資に挑戦してみてください。
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