ビジネスモデルとは|新しいビジネスモデルの成功事例をわかりやすく解説

公開日:2023.6.24  |  最終更新日:2023.7.23


ビジネスモデルの構築は利益の増加につながるため、企業にとって重要な要素です。そのため、企業は適切なビジネスモデルを構築する必要があります。

しかし、ビジネスモデルを構築して成功する方法が分からず、困っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、ビジネスモデルについて以下のことを詳しく解説します。

  • ビジネスモデルとは
  • ビジネスモデルを構成する4つの要素
  • ビジネスモデルの代表例
  • ビジネスモデルの成功事例

本記事を読むことで、ビジネスモデルについて理解でき、企業の成長に活用できます。

ビジネスモデルについて詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

ビジネスモデルとは?|例を用いて解説


ビジネスモデルとは、利益を生み出すための仕組みです。人や広告などを通して、企業の収益アップを狙います。

ビジネスモデルは着眼点によって種類が異なるので、以下の例をご覧ください。

  • お金に注目したビジネスモデル:販売者と購買者を仲介し手数料をとる等
  • 価値に注目したビジネスモデル:すぐに買える、届くなどの価値を顧客に与える等

一口にビジネスモデルといっても幅広いので、自社にとって必要な機能を理解しておく必要があります。

下記の記事では、顧客ニーズや市場調査など、新規事業立ち上げの7つのプロセスを解説しているので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

新規事業の立ち上げを成功させる7つのプロセス|役に立つフレームワークや成功の方法も解説

ビジネスモデルを構成する4つの要素


ビジネスモデルは、以下の4つの要素で構成されています。

  • 顧客
  • 提供価値
  • 価値の生み出し方・提供方法
  • 利益が発生する理由

上記のどれか一つでも不明瞭なビジネスモデルでは、長期的な発展が難しいです。すべての要素を明確にし、その上で要素を満たせるビジネスモデルを考えなくてはいけません。

そのため、以下を参考にすべての要素を考えましょう。

顧客は誰か?(Who)

まずは「顧客は誰か」を考えて、ターゲットを絞り込むことが重要です。ターゲットが明確でないと、売上につながる的確なビジネスモデルを構築できません。

ターゲットは、年齢や性別、住んでいる場所などの属性を細かく洗い出していきます。自社商品を売り込みたい人物像を思い浮かべましょう。

また、なぜそのターゲットである必要があるかも確認する必要があります。自ら問いを投げかけることで、最適なターゲットを見出すことが可能です。

ビジネスモデルの構築の際には、まずはターゲットを明らかにしましょう。

提供価値はなに?(What)

収益の向上につなげるためにも、ビジネスモデルの構築には、提供価値の要素が欠かせません。

提供価値とは、「顧客が自社の商品を購入またはサービスを利用してくれる理由」です。

他社と差別化させるべき重要なポイントで、他社にない提供価値を作ることができれば、顧客を引き込むことが可能です。

また、今あるニーズを満たすだけではなく、新しいニーズを生み出す視点も必要です。ターゲットに合わせて、最適な提供価値を考えてビジネスモデルを構築しましょう。

価値をどのように生み出し提供するのか?(How)

提供価値を定めたら、次は価値の生み出し方と提供方法を考えます。提供価値が分かったとしても、実際に提供できないのであれば意味がありません。

提供方法には、以下のような種類があります。

  • 集客方法
  • 生産方法
  • 付加価値をつくる方法

たとえば、100均は安くて日用品から食品までさまざまな商品が置いてあり、「安い」ことが価値です。その価値を生み出すために、コストを抑える生産方法を考えます。

机上の空論とならないよう、継続的に提供できるかも踏まえて価値を考えましょう。

なぜ利益が発生するのか?(Why)

最後の要素は、なぜ利益が発生するのかです。構築したビジネスモデルで、利益をどのようにして生み出すのかを考えます。

利益の確保は、企業の存続や成長に重要なポイントです。

利益を確保できないと、自社社員の給与や設備の維持費の捻出が難しくなり、企業の存続が厳しくなるからです。

企業にとって良いビジネスモデルを構築するためには、継続的に利益が発生する方法を視野に入れる必要があります。

仕入れ値と売値の差額やサービスの利用料など、どこで利益を得られるのかを明確にすることが大切です。

ビジネスモデルの代表例10選


ビジネスモデルは、販売モデルや広告モデル、サブスクリプションモデルなど多岐に渡ります。

普段何気なく使っているサービスやコンビニなどでも、いろいろなビジネスモデルを見ることができます。

ここでは、多くの企業で使われている主流のビジネスモデルを10選紹介します。以下の例を参考に、自社に合うビジネスモデルを検討してください。

  • 販売モデル
  • 小売モデル
  • 広告モデル
  • サブスクリプションモデル
  • ライセンスモデル
  • マッチングモデル
  • 従量課金モデル
  • レンタルモデル
  • フリーミアムモデル
  • コレクションモデル

1.販売モデル(外食産業、メーカーなど)

販売モデルは、外食産業やメーカーなどで活用されているビジネスモデルです。販売モデルの代表的な例では、野菜を作って売る農家なども含まれます。

企業で商品を作って売ることで、利用客から対価を得て利益を確保しています。

しかし、昨今では一部の物が売れにくい時代なので、提供方法を工夫しなければいけません。

たとえば、若者の間では車が売れにくい傾向にあり、気軽に利用できるカーリースやサブスクリプションなどの提供方法が人気です。

農家や外食産業を始めとして、販売モデルはシンプルなビジネスモデルなので、いつの時代でも身近にあるといえます。

2.小売モデル(ECサイト、スーパーなど)

小売モデルは、ECサイトやスーパーなどで活用されているビジネスモデルです。小売モデルは販売モデルとは違い、商品を作る工程は行いません。

企業は売れる商品を多く仕入れ、売値との差額を付けることで利益を確保しています。商品の開発にコストがかからない反面、仕入先への依存がデメリットにもなります。

利益を大きくするためには、原価と売価の差額を広げなければいけません。そのため、小売モデルである百貨店やコンビニは売値が高くなっています。

3.広告モデル(Googleなど)

広告モデルは、テレビやGoogleなどで活用されているビジネスモデルです。

テレビやGoogleのように視聴者やユーザーが無料でサービスを提供しています。その代わりに、ユーザーが広告を利用した際の報酬を利益として確保することが特徴です。

広告モデルの例として、テレビCMが挙げられます。

テレビでは無料で番組を視聴できる代わりにCMが流れます。このCMの宣伝費を、テレビ会社やタレントが得ています。

その他にも、ブログで商品を宣伝し、それを見て購入してもらうことで宣伝費をもらう方法もあります。

昨今はインターネットが広まったことにより、広告モデルの普及も進みました。YouTuberなども注目されており、今後ますます広がりを見せるであろうビジネスモデルです。

4.サブスクリプションモデル(Apple、Spotifyなど)

サブスクリプションモデルは、AppleやSpotifyなどで活用されているビジネスモデルです。主に配信サービスの提供で扱われますが、昨今ではコストコなどの食品業界もサブスクリプションモデルを採用しています。

サブスクリプションモデルは、サービスの利用にあたって月や年単位で一定額を対価として受け取り、利益を得ています。

サブスクリプションモデルは一定の利益を得られるため、企業にとって安定した収益を生み出しやすいです。

しかし、サブスクリプションモデルは手軽に契約できる反面、解約も簡単にできる点がデメリットです。

そのため、継続して利用してもらうためにはサービスをブラッシュアップし、顧客満足度を上げなくてはいけません。

5.ライセンスモデル(ディズニーなど)

ライセンスモデルは、ディズニーやサンリオで活用されているビジネスモデルです。ディズニーやサンリオのキャラクターは、特許権や著作権を所持しています。

他社がミッキーやハローキティなどを二次利用する場合は、この権利を侵害しないようライセンス料を支払わなくてはいけません。

グッズはもちろん、メディアに掲載する写真やイラストであってもライセンス料を支払います。

半永久的に利益を得られるだけでなく、市場拡大も見込めるのがライセンスモデルのメリットです。

ただし、利用してもらうためには魅力的なキャラクターを生み出す力が必要です。

6.マッチングモデル(メルカリ、UberEatsなど)

マッチングモデルは、メルカリやUberEatsなどで活用されているビジネスモデルです。

ユーザーの需要と供給が一致するものを合わせるプラットフォーム上で使われます。

マッチングモデルでは、サービスを利用した顧客から、仲介手数料を取ることで利益を確保します。

メルカリやUberEatsなど「モノ」をつなげるだけでなく、「人」をつなげるサービスもマッチングモデルです。

たとえば、マッチングアプリや人材紹介会社などが挙げられます。マッチングモデルを採用するなら、時代によって変化するニーズを見極め、先陣を切ってサービスを提供することが重要です。

7.従量課金モデル(水道・ガス・電気など)

従量課金モデルは、水道やガス、電気などに活用されているビジネスモデルです。顧客はサービスを使った分だけ、使用料を支払わなければいけません。

インフラのように必要不可欠なサービスでは、安定した利益を確保しやすいところがメリットです。

また、タクシーの料金やコインパーキングの料金も従量課金モデルに該当します。

このように従量課金モデルは競合が多いため、ユーザーにとって競合よりも魅力的に映るような工夫が必要です。例えば、Amazonのクーポンを配布して付加価値を出す、CMで有名俳優を起用して宣伝するなどの方法があります。

8.レンタルモデル(レンタルカーなど)

レンタルモデルは、レンタルカーやレンタルDVDなどで活用されるビジネスモデルです。レンタルモデルでは指定のものを一定期間貸し出すことで、利用料を利益として得られます。

レンタルモデルは、サブスクリプションモデルと混同しやすいため、以下にそれぞれの要点をまとめます。

  • レンタルモデル:借りることで料金を支払う
  • サブスクリプションモデル:一定期間の継続利用で料金を支払う

自転車を利用する場合でも、時間制で料金がかかる自転車を借りるのはレンタルモデルです。サブスクリプションモデルは、1か月定額で乗り放題の場合に該当します。

どちらの方が自社に合っているか、費用対効果を見極めましょう。

9.フリーミアムモデル(アプリの課金アイテムなど)

フリーミアムモデルは、アプリの課金アイテムなどに活用されるビジネスモデルです。フリーミアムモデルの例では、基本的にゲームは無料でプレイできますが、強くなるために課金専用アイテムが必要といった場合です。

課金アイテムをユーザーに購入してもらうことで、企業は利益を得られます。利益は安定しているとはいえませんが、短期的に大きな利益を得ることが可能です。

フリーミアムモデルで成功するためには、無料のサービスでユーザーにできる限り魅力を伝え、課金のハードルを下げることが大切です。

10.コレクションモデル(トレーディングカードゲーム)

コレクションモデルは、トレーディングカードゲームなどで活用されるビジネスモデルです。商品を複数の種類に分けて販売し、顧客の購買意欲を煽り購入へ促します。

一度カードを買うと、他のカードも欲しくなったり、コンプリートしたくなったり途中で辞めにくいためコアなファンを作れます。一部のカードに希少性を出すことで、より顧客のニーズを高めます。

コレクションモデルで成功するためには、思わずコレクションしたくなるような工夫が必要です。

優れたビジネスモデルの成功事例4選


優れたビジネスモデルは収益を得やすくなるため、企業にとって大きな成長を生み出します。

ここでは、優れたビジネスモデルの成功事例を4選紹介します。

  • Chatwork
  • Zoom
  • Zaim
  • reCAPTCHA

これらのビジネスモデルを参考に、自社のビジネスモデルの構築に役立ててください。

優れたビジネスモデルを考えるために、事業を拡大することも1つの手段です。

下記の記事では、事業拡大のメリットや活用したい補助金について解説しているので、事業拡大に興味がある方はこちらも参考にしてみてください。

【保存版】事業拡大とは|2つの戦略や活用可能な補助金、企業の成功・失敗例を紹介

1.Chatwork

Chatworkは、ビジネスでのやりとりに使われるサービスで、フリーミアムモデルが活用されています。基本サービスは無料で提供し、より快適に利用するためには課金が必要です。

Chatworkはシンプルな操作性でインターネットに不慣れな世代でも使いやすいのが特徴です。一定のサービスを無料で提供することで操作性や利便性を体感してもらい、顧客の獲得につながっています。

このようなビジネスツールの成功事例もあるため、フリーミアムモデルを活用してみてはいかがでしょうか。

2.Zoom

Zoomは、離れた場所でビデオ通話ができるツールです。フリーミアムモデルであり、今では多くの企業に使われています。

Zoomの特徴は、顧客満足度を重視して開発され、他のビジネスツールとの連携ができることです。

また、幅広いターゲティングで中小企業から大企業、個人のプライペートでも活用されるようになりました。

今後も競合との差別化として、Zoomは品質を限りなく追求する方針です。

3.Zaim

Zaimは、日本の家計簿アプリです。Zaimはフリーミアムモデルが採用されており、課金することでより便利に使えます。

Zaimのポイントは、シンプルな画面・操作性で誰でも使いやすいところです。また、銀行・カードの連携機能やレシートの撮影機能で楽に家計簿を管理できます。

このようにZaimは手間を極限まで省いたサービスで、多くのユーザーのファン化に成功しました。今ではZaimは1,000万ダウンロードを突破し、生活に根ざしたサービスです。

4.reCAPTCHA

reCAPTCHAは、インターネットで使われる認証システムです。reCAPTCHAを活用することで、スパムなどの悪質なアクセスを防ぎ、環境を安全に保つことができます。

reCAPTCHAはフリーミアムモデルが採用されており、一定数以上のアクセスに対して効果を継続するためには課金が必要です。ただし、非営利団体はreCAPTCHAを無料で利用できます。

世界中で利用されており、Googleに買収されたことでさらに普及しました。

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引用:DX-PLAN公式HP

ビジネスモデルを構築して商品やサービスを提供するとなると、システム開発が必要な場合があります。

しかし、自社にプログラマーやエンジニアなど専門知識を持ったスタッフがいないと、システム開発は極めて困難です。

DX-PLANでは、自社にプログラマーやエンジニアがいなくてもビジネスモデルを構築できるシステム開発を承っています。

DX-PLANでは新規事業の開発や運用支援のためのシステム開発が可能です。効果的なビジネスモデルをいち早く構築するために、ぜひご相談ください。

まとめ


本記事では、ビジネスモデルについて以下の内容をもとに詳しく解説しました。

  • ビジネスモデルとは
  • ビジネスモデルを構成する4つの要素
  • ビジネスモデルの代表例
  • ビジネスモデルの成功事例

ビジネスモデルは、提供方法や生産方法など多種多様です。自社に合ったビジネスモデルを活用することで、企業にとって長期的な収益につながります。

DX-PLANでは、自社が理想とするビジネスモデルに沿って、システム開発のお手伝いを行っています。システム開発を通じて、自社のビジネスを向上させたい方などぜひご検討ください。

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