株式投資型クラウドファンディングの評判を比較!FUNDINNO/GoAngel/エメラダ・エクイティ
公開日:2017.12.2 | 最終更新日:2025.3.5

株式投資型クラウドファンディングとは
株式投資型クラウドファンディングは、未上場のベンチャー企業の株式をインターネットを通じて購入することができる仕組みだ。
また、株式投資型クラウドファンディングは金融商品取引法の規制対象である有価証券に該当するため、同法に基づき金融商品取引業者の登録と適切な運営が求められている。
そのため、クラウドファンディングの運営企業には金融庁等による定期的なモニタリングが実施されており、個人の投資勧誘に比べて遥かに高い水準で案件が紹介されていると言える。
株式投資型クラウドファンディングは、米国で2013年頃にサービスが開始された。
日本では、2016年に株式会社日本クラウドキャピタルがFUNDINNO(ファンディーノ)という株式型クラウドファンディングを開始した。
現在は、株式型クラウドファンディングの中ではFUNDINNOが群を抜いて人気のサイトであり2017年11月までに12件案件を掲載しておりすべての案件が成約している。
FUNDINNOの掲載する案件はどれも人気の銘柄となり購入すらできない状態が続いている。
2017年11月時点では、FUNDINNOに続き、GoAngel、エメラダ株式会社
が株式投資型クラウドファンディングに参入している。
FUNDINNOの累計資金流通総額3.5億円、GoAngelの累計資金流通総額4,000万円、エメラダ・エクイティは、累計資金流通総額3,000万円である。
FUNDINNOが巻き起こした株式投資型クラウドファンディングとはどのようなサービスなのだろうか。
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株式投資型クラウドファンディングのタイプ
2017年11月現在は、株式投資型クラウドファンディングは、対象とする株式の種類に応じて「普通株式型」「新株予約権型」の2つのタイプに分けることができる。
現在、普通株式型は『FUNDINNO』や『GoAngel』、新株予約権型は『エメラダ・エクイティ
』がシステムを実装してクラウドファンディングを実施している。
それぞれのタイプはメリットやデメリットが大きく異なるため、株式投資型クラウドファンディングを始める前に特徴を把握することが大切である。
今回は投資者の視点に立ってそれぞれのタイプを解説していく。
普通株式型の概要
普通株式型はクラウドファンディングを通じて簡単に未上場ベンチャー企業の株主となることができるものである。
一般的に創業間もない企業の株主となるためには、創業メンバーとして参加するか、IPO時に抽選に申し込みをして上場直後に株主となるかという選択肢しかない。
しかし、普通株式型のクラウドファンディングによれば、インターネットから簡単にベンチャー企業の株主となって応援することができる。
普通株式型の特徴
普通株式型の一番のメリットは、一般的に株主に認められる権利が全て行使することができるという点にある。
新株予約権型では株主の権利の全部又は一部が制限されてしまうが、普通株式型であれば株主総会に出席して意見を述べることも、清算となってしまった場合に残余財産の分配を請求することも可能である。
また、FUNDINNOは、サイト内でエンジェル税制について触れている。
“エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度です。ベンチャー企業に対して、個人投資家が投資を行った場合、投資時点と、売却時点のいずれの時点でも税制上の優遇措置を受けることができます。また、民法組合・投資事業有限責任組合経由の投資についても、直接投資と同様に本税制の対象となります。”
さらに、メリットとして普通株式は、FUNDINNOが注目すべきプレスリリースをしている。
FUNDINNOを運用する株式会社日本クラウドキャピタルは、株主コニュニティーを運営するみらい證券と提携を発表した。今後、投資家はFUNDINNOで取得した非上場株式を株主コミュニティで売買することが可能となる。
つまり、普通株であれば未上場株であろうとも株主コミュニティーの審査が通れば売買できるようになる。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000021941.html
新株予約権型の概要
2017年11月時点では、エメラダ・エクイティが新株予約権型を運用している。 [emerada468] エメラダ・エクイティが運用する新株予約券型とは、“将来普通株式に転換することができる権利“に投資をするクラウドファンディングの方式である。
投資をしても権利を保有するのみであるため、投資後すぐに企業の株主となることはできない。
権利の行使時期については新株予約権の発行時に定めることができるが、『エメラダ・エクイティ』においては、その権利行使時期を行使期間10年間の中で上場承認以降もしくは最後の1ヵ月と設定している。
なお、権利行使時期が到来した後は普通株式型と同様の取り扱いとなる。
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新株予約権型の特徴
新株予約権の最大の特徴は投資をしても権利者であるという点に尽きる。
株主となることができれば、企業が清算になっても投資者は最低限の残余財産の分配によって投下資本の一部を回収することができる。
しかし、同様の場合に新株予約権の所有者であったときは、全て紙切れとなってしまう。
また、株主でないため、当然会社の意思決定に関与することもできない。
この反面、新株予約権は一般的にコールオプションの権利に相当する金額部分のみが支払金額となるため、安く購入することができ、また“権利”であるため行使するか否かに関しても投資者が自由に決めることができる。
しかし、『エメラダ』の新株予約権については株式金額とほぼ同額を支払う必要があり、将来株価が決定された際にその株価を基準として対応する数の株式を交付する仕組みとなっている。
そのため、『エメラダ』が行う新株予約権型のクラウドファンディングは、ベンチャー企業が将来成長することを期待して、「応援する」という性質を強く持ったものと言える。
株式投資型クラウドファンディングのまとめ
| 流動性 | 株主としての権利 | エンジェル税制 | |
| 普通株型 | △ | 〇 | 〇 |
| 新株予約券型 | × | × | × |
株式投資型クラウドファンディングは、ベンチャー企業を創業間もない段階から支援できることができる仕組みであり、投資者は大量にリターンを得ることができる場合もあれば、一切リターンを得ることができないこともある。
また、未上場株式であるため、一度購入すると簡単には売却できないなどのデメリットも有する。
特に新株予約券型の場合は、流動性が普通株と比べ乏しいばかりでなく権利も限定的である。
投資家になる場合は、新株予約権を購入する場合は、その性質をよく理解した上で購入をすることを勧める。
このようなメリットデメリットを把握したうえで、ベンチャー企業を応援する投資家が増えれば、日本の経済はより盛り上がっていくのではないか。
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