手形割引とは?受取手形を現金化して2日以内に980万円を受け取る6つの手順
公開日:2017.8.4 | 最終更新日:2025.3.13

以前に比べて、企業同士が手形でやり取りをするケースは減少してきました。しかし、現在でも手形によるやり取りは全国各地で見られ、業種や地域によっては今後も手形による取引が中心になる可能性もあります。
そこで把握しておきたいのが、「手形割引」と呼ばれる資金調達手段です。手形割引を利用すれば、支払期日を迎える前に受取手形を現金化できるので、手形割引は資金繰り改善の手段となり得ます。
そこで今回は、手形割引の概要や現金化までの手順をまとめました。他企業と手形でやり取りをする経営者の方は、ぜひ読み進めていきましょう。
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■手形割引とは?
一般的な受取手形は、手形に記載された支払期日が到来するまで現金化ができません。そのため、手形を用いて取引をした場合、受取人は商品・サービスを売却してからすぐに現金が手元に入るわけではないのです。
これは資金力の乏しい中小企業にとっては、致命的なダメージになりかねません。そこで、すぐにでも手形を現金化したい場合に活用できる方法が、今回ご紹介する手形割引と呼ばれる手段です。
手形割引とは、受取手形を金融機関などに買い取ってもらう形で、支払期日の前に融資を受ける金融商品です。手形割引を提供する金融機関・業者は、以下の2つに大きく分けられます。
| ・銀行 | 銀行の手形割引は、慎重に審査が行われる代わりに金利が低い傾向にある。審査では手形を振り出した振出人ではなく、銀行に持ち込んだ受取人の信用性が重視されやすい。 |
| ・手形割引業者 | 手形取引を専門的に取り扱う業者。銀行に比べて現金化までのスピードが速く、審査では振出人の信用性が重視される傾向にある。 |
上記の通り、手形割引は利用先によって特徴が異なるので、より良い条件で融資を受けるには利用先を慎重に選ぶべきです。各銀行・業者のホームページなどを確認して、商品情報を細かく確認してから利用先を選ぶようにしましょう。
では、この手形割引はどのような手順で利用する金融商品なのでしょうか?次からは、2日以内に現金化することを主な目的として、実際の利用までの流れをご紹介していきます。
■【手形現金化までの手順1】利用先を選ぶ
まずは、利用先を選ぶところから始めましょう。利用先によって金利や手数料などの借入条件が変わってくるので、この手順を軽視するべきではありません。
手形割引の情報を収集する際には、インターネットを活用すると便利です。近年では多くの金融機関・業者がホームページを開設しているので、ホームページを見れば各商品を細かく比較できるでしょう。
では、手形割引の利用先を選ぶ際には、どのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか?
【ポイントその1】借入条件
借入条件は調達できる金額に直結するので、言うまでもなく重視するべき部分です。特に以下で挙げるポイントについては、利用前に必ず確認しておきましょう。
| ・割引率 | 手形割引では額面の満額を調達できるわけではなく、額面金額から割引料と呼ばれるコストが差し引かれる。この割引料は「割引率」によって計算されており、割引率の低い利用先のほうがコストを抑えやすい。 |
| ・手数料 | 利用する利用先によっては、割引料のほかに事務手数料や調査料などの手数料がかかる場合もある。したがって、手形割引にかかるコストは「割引料+手数料」で計算し、その結果を比較することが重要。 |
| ・現金化までのスピード | 特に緊急性が高い場合は、現金化までのスピードも意識する必要がある。申し込みから審査の回答まで、1時間以内で対応してもらえる利用先はスピードが速いと判断できる。 |
【ポイントその2】ホームページに記載されている情報
ホームページに記載する情報は、各金融機関・業者がある程度自由に選べます。そのため、利用者にとって魅力的な部分のみを記載している可能性があるので要注意です。
例えば単に割引率のみを比較すると、手数料などほかの部分で多くのコストが発生する可能性があるでしょう。したがって、記載されている情報は隅々まで確認し、不透明な部分がある場合は直接問い合わせることも必要です。
【ポイントその3】信用性
特に手形割引業者を利用する場合には、悪徳業者の存在にも注意しなければなりません。悪徳業者を利用すると、手形の評価が適切ではなかったり、高い手数料を請求されたりする恐れがあります。
各業者のホームページだけではなく、口コミや評判なども確認して信用性も把握しておきましょう。なお、ホームページに会社名や住所、連絡先の電話番号などの記載がない場合は、悪徳業者である可能性が高くなります。
■【手形現金化までの手順2】必要な書類を確認する
手形割引は申し込み先によって、提出が求められる書類に違いが見られます。そのため、【手順1】で利用先の候補を決めたら、申し込む前に必要書類を確認しておきましょう。
必要書類については、各金融機関・業者のホームページなどで確認できるはずです。もし確認できなければ、直接お問い合わせをして必要書類を尋ねても問題ありません。
なお、以下で挙げる書類はほとんどの金融機関・業者で必要になるので、早めに準備しておくことが望ましいです。
| ・手形の現物 | 取引先などから受け取った手形の現物を用意する。 |
| ・印鑑証明書 | 会社の実印の印鑑証明書が必要になる。 |
| ・会社の謄本 | 会社の登記簿謄本(全部事項証明書)を用意する。 |
| ・本人確認書類 | 運転免許証やパスポートなど、代表者の個人情報を確認できるもの。 |
利用する金融機関・業者によっては上記のほか、決算書や試算表などの書類も必要になるでしょう。
必要書類を申し込み後に用意する方も見られますが、書類に不備が見つかると最短で融資を受けることは難しくなります。中には記載や作成が必要な書類も見られるので、必要書類は余裕を持って準備に取りかかることが大切です。
■【手形現金化までの手順3】申し込みの手続きを済ませる
必要書類の準備が整ったら、次は金融機関・業者へ申し込みを行います。申し込みについては、近年ではホームページ上で済ませられる利用先も増えてきました。インターネット環境が整っていれば、スマートフォンからも申し込むことが可能です。
ホームページ以外の方法としては、来店や電話、FAX、メールなどがあります。どの方法を選んでも手続きは済ませられますが、少しでも早く融資を受けたい場合にはホームページ上や電話による申し込みが望ましいでしょう。
なお、【手順2】で準備した必要書類については、郵送よりも各店舗で提出をしたほうがスムーズに手続きを進められます。そのため、基本的には近場の金融機関・業者を利用するようにしましょう。
■【手形現金化までの手順4】審査を受ける
申し込みの手続きが完了すると、自動的に審査へと移ります。審査では主に手形の内容、申込人や会社の状況などが確認され、審査が完了すると融資の見積もり結果を伝えられます。
特に審査のスピードが速い利用先であれば、5分~15分ほどで見積もり結果が分かるでしょう。ただし、全ての利用先がそこまで速いわけではありませんし、ほかのお客様の対応に追われている可能性もあるので、60分前後の時間は想定しておくべきです。
なお、この審査に60分以上の時間がかかる場合は、利用先の信用性や審査能力をもう一度確認しましょう。審査能力が乏しい業者を利用すると、適正な評価を受けられない恐れがあるので注意が必要です。
■【手形現金化までの手順5】契約書類を作成する
審査で見積もりの結果が分かったら、いよいよ契約の段階へと移ります。利用先から契約書類を受け取り、必要事項を記入していきましょう。
なお、契約の場では前述で解説した、本人確認書類などの書類が必要になります。都合上来店することが難しい場合は、速達を利用することで現金化までの期間を短縮できるはずです。
契約書類や必要書類を郵送するケースでは、最短即日~翌営業日に融資が実行されます。ただし、書類の到着が遅い時間になると対応が遅れるので、可能な限り早めに書類を送るようにしましょう。
■【手形現金化までの手順6】現金化
契約を結んで書類が届いたら、ついに手形が現金化されます。指定口座への振り込みが一般的ですが、念のため現金の受け取り方は事前に確認しておきましょう。
| 【手順1】利用先を選ぶ |
| 【手順2】必要な書類を確認する |
| 【手順3】申し込みの手続きを済ませる |
| 【手順4】審査を受ける |
| 【手順5】契約書類を作成する |
| 【手順6】現金化 |
上記が手形割引の基本的な流れであり、より高レートで手形を現金化するには、【手順1】が何よりも重要なポイントになります。利用先を選ぶ段階で間違えると、高額な割引料や手数料が発生する恐れがあるので、事前の情報収集には可能な限り時間をかけるべきでしょう。
ほかにも、気軽に来店できるかどうか、対応スピードが速いかどうかなど、利用先選びで意識するべきポイントはいくつかあります。さまざまなポイントを比較し、自分や会社にとって最適な利用先を慎重に選ぶことが大切です。
■申し込みの前に!手形の裏書をチェックしておこう
手形の裏面には「裏書欄」というものがあり、裏書欄にはその手形に関わった人の情報が記載されています。具体的には振出人が受取人の氏名・会社名などを記載し、署名・捺印をした上で渡すケースが一般的です。銀行などの金融機関はこの裏書欄も細かく確認するので、申し込みの前には必ず裏書欄にきちんと記載があるかをチェックしておきましょう。
なお、手形の裏書欄には正しい記載方法があり、ルールを破って記載をすると効力を失ってしまう恐れがあります。そのため、以下のポイントも事前にきちんと確認しておくべきです。
| ①署名・捺印が途中で切れていないかどうか。 |
| ②各欄の点線から下の部分に、署名・捺印がはみ出ていないかどうか。 |
仮に手形に不備が見つかった場合は、振出人にすぐに確認を取ることが必要でしょう。手形不備と判断されれば当然手形割引は利用できませんし、後々支払いを請求できなくなるなど、深刻なトラブルに発展する恐れもあるためです。
裏書欄は意外に見落としがちなポイントなので、可能であれば手形を受け取るタイミングでチェックすることを心がけましょう。
■余裕がある方はシミュレーションもしておこう!
時間に余裕がある場合は、【手順1】の利用先を選ぶ段階でシミュレーションもしておくべきでしょう。具体的な数字を用いてシミュレーションをしておけば、「確実に980万円を受け取れるか」を確認できるためです。
実際にシミュレーションをする際には、計算方法に注意をする必要があります。単に手形の額面金額から割引料を引いただけでは、実際に受け取れる金額と差が生じてしまう恐れがあるためです。
ほかの費用が一切かからない金融機関・業者も見られますが、手形割引では手数料がかかるケースも珍しくありません。特に以下で挙げる手数料は多く見られるので、事前に金額をきちんと確認しておきましょう。
| ・事務手数料 |
| ・取立手数料 |
| ・調査料 |
上記3つの手数料は、利用先の金融機関・業者によって金額が異なります。また、上記3つ以外の手数料がかかる可能性もあるので、各商品の情報はホームページなどで細かく確認しておきましょう。
手形割引を利用した場合に実際に受け取れる金額は、以下の計算式によって算出できます。
受け取れる金額=手形の額面金額-割引料-その他の手数料
(※割引料=手形の額面金額×割引率×割引日数÷365日)
現金化までのスピードのみを重視すると、融資金額が予定していた金額に届かない恐れがあります。そのため、数字を用いてシミュレーションをする時間は可能な限り確保して、各金融機関・業者の結果をきちんと比較するようにしましょう。
■2日以内に980万円を受け取る流れ
受取手形を現金化できたとしても、金額が不足していたりスピードが遅かったりしては意味がありません。では、2日以内に980万円の現金を受け取るには、具体的にどのような流れで行動を起こせば良いのでしょうか?
次からは、2日以内に980万円を現金化する一例をご紹介していきます。
○2日以内に現金化する一例
| 午前10時 | 受取手形が手元にあることを確認し、業者へ問い合わせる。 |
| 午前10時~11時 | 必要書類をそろえて、申し込みの手続きを済ませる。 |
| 正午 | 審査が完了し、見積もりを伝えてもらう。 |
| 正午~午後1時 | 見積もりや契約内容を確認し、契約をするべきか検討する。 |
| 午後1時~6時 | 契約書類を作成し、その書類を業者に提出する。 |
| (翌日)午前10時 | 業者が契約書類を確認したら、契約を締結する。 |
| 午前11時 | 契約の締結後、振込などで現金を受け取る。 |
上記は日をまたいだ一例となりますが、即日融資に対応している業者を利用すれば、当日中の現金化ももちろん可能です。ただし、業者の営業時間は限られているので、即日融資を希望する場合にはその日の午前中には問い合わせることが望ましいでしょう。
○980万円の現金を受け取るには?
980万円の現金を受け取るには、そもそも額面がどれくらいの受取手形が必要になるのでしょうか?例えば、額面金額が1,000万円の受取手形を、割引率が5%の業者で支払期日の1ヶ月前(30日)に現金化するケースでは、以下の金額が実際に受け取る現金となります。
割引料=手形の額面金額×割引率×割引日数÷365日
=1,000万円×5%×30日÷365日
=約41,095円
受け取れる金額=手形の額面金額-割引料-その他の手数料
=1,000万円-41,095円-手数料
=9,958,905円-手数料
上記の式を見ると、手数料が15万円ほどであれば980万円が手元に残ることが分かります。手形割引においては、割引料や手数料の合計が20万円近くに及ぶケースは珍しくないので、980万円の現金を受け取るには額面金額が1,000万円以上の受取手形が必要になると考えておきましょう。
■まとめ
今回は手形割引の手順について詳しく解説してきました。いかがでしたか?
手形割引では割引料や手数料といった余計なコストがかかるので、多くの会社は資金不足に直面したタイミングで手形割引を検討するはずです。しかし、だからと言って現金化までのスピードのみを重視すると、金銭的に損をしてしまう結果につながります。
可能であれば情報収集やシミュレーションにも時間をかけて、予定していた金額を調達できるように準備を万全にしておきましょう。
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