ノンバンクとは?借入金利や金額・スピード・審査基準を銀行融資と比較!
公開日:2017.8.4 | 最終更新日:2025.3.12

法人や個人が融資を受けられるのは、銀行だけではありません。銀行以外にも融資元の選択肢を見つけておけば、いざという時にスムーズに資金調達ができるようになります。
そこで選択肢に含めておきたいのが、「ノンバンク」と呼ばれる存在です。一般的には銀行に融資を求めるケースが多い傾向にありますが、シチュエーションによっては銀行よりノンバンクのほうが都合が良い場合もあります。では、ノンバンクにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
今回はノンバンクの概要に加えて、メリットやデメリット、利用する際の注意点などをご紹介していきます。
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■ノンバンクとは?
ノンバンクとは、預金を受け付けておらず信用供与に関する業務のみを行っている金融機関を指します。信用供与に関する業務とは、個人や法人への融資など、各利用者の信用によって金銭を貸し付ける業務のことです。融資のみを行う金融機関と考えれば分かりやすいでしょう。
2017年現在では、ノンバンクに該当する金融機関は数多く見られます。まずは、具体的にどのような金融機関がノンバンクに該当するのかについて理解しておきましょう。
| ・消費者金融 | カードローンなどを通じて、主に個人に向けて融資を行っている金融機関。 |
| ・クレジットカード会社、信販会社 | 決済機能・キャッシング機能を持つクレジットカードなどを発行することで、幅広い個人・法人に向けて融資を行っている企業。 |
| ・リース会社 | 設備や不動産などを購入する形で、主に法人に対して融資を行っている企業。 |
| ・事業者金融 | 事業者向けのローンを専門的に取り扱っている金融機関。 |
| ・不動産金融の専門会社 | 住宅ローンなど、不動産に関連する金融商品を中心に取り扱っている企業。 |
法人が事業資金調達のためにノンバンクを利用する場合は、消費者金融や事業者金融、リース会社、信販会社などが主な選択肢になるでしょう。これらのノンバンクは銀行とは大きく異なった特徴を持っているので、銀行とは分けて融資元の候補として探しておくことが望ましいです。
■ノンバンクと銀行の違いを徹底解説!
上記ではノンバンクの概要を解説しましたが、ではノンバンクと銀行には具体的にどのような違いがあるのでしょうか?ノンバンクの重要性を理解するためにも、両者の違いをきちんと把握しておきましょう。
【違いその1】総量規制の対象かどうか
総量規制とは、消費者金融などの貸金業者が融資をする際に、その融資金額に関する制限を設けた規制です。この総量規制によって貸金業者が個人に向けて融資をする場合、年収の3分の1を超える金額は融資できません。
多くのノンバンクはこの総量規制の対象に含まれており、例えば収入のない学生や専業主婦などは基本的に融資を受けられないことになっています。それに対して銀行は、総量規制の対象ではないため融資金額に制限がありません。
つまり、起業前で収入がほとんどない方、事業を始めたものの利益がほとんど生じていない方などは、ノンバンクの融資を利用できない可能性があります。
【違いその2】金利
金利に関しては、銀行融資のほうが低い傾向にあります。ただし、ノンバンクの中には定期的に金利を見直し、銀行と同程度の金利を実現している金融機関も見られます。
また、無利息期間など独自のキャンペーンを実施しており、よりお得な形で融資を受けられるノンバンクも少なくありません。全体的に見れば銀行のほうが金利は低いですが、キャンペーンなどを意識しながら慎重に融資元を選べば、ノンバンクでも低金利を実現することはできるでしょう。
【違いその3】審査の傾向
一般的に銀行は審査が厳しいと言われており、実際に「銀行から融資を受けられない…」と悩む起業家・経営者は少なくありません。一方、全体的にノンバンクは融資に積極的な姿勢を見せており、銀行の借入審査に落ちてしまった方でも利用できるケースが多く見られます。
もちろん金融機関ごとに審査基準は異なりますが、銀行の借入審査に落ちてしまった方はノンバンクの利用を積極的に検討してみましょう。
【違いその4】融資実行までにかかる時間
銀行は慎重に審査を進めるため、融資実行までには1週間以上かかるケースも見られます。それに対してノンバンクは、スピーディーな審査を意識している金融機関が多いので、スムーズに融資を受けられる可能性があるでしょう。
中には、即日融資に対応しているノンバンクも見られます。そのようなノンバンクを見つけておくと、急きょ資金が必要になった場合でも対応できるでしょう。
| ノンバンク | 銀行 | |
| 借入金利 | 高い | 低い |
| 融資金額 | 年収の3分の1まで | 年収の3分の1以上も可能 |
| スピード | 最短即日 | 遅い |
| 審査基準 | 銀行ほど厳しくない | 一般的に厳しいとされている |
■ノンバンクのメリット・デメリットは?
次はノンバンクのメリット・デメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
| メリット | デメリット |
| ・審査がそれほど厳しくない
・融資実行までのスピードが速い ・申し込み手続きに手間があまりかからない ・営業時間が長い ・融資元の選択肢が多い | ・総量規制の対象である
・銀行に比べると、全体的に金利が高い ・手数料がかかる可能性がある ・安全性や信用性が低い業者も存在する |
ノンバンクは銀行に比べると、申し込む際の必要書類が少ない傾向にあります。そのため、ノンバンクは申し込み手続きの手間を省きやすく、そこまで準備に時間を取られません。
また、営業時間が長い点も、シチュエーションによっては大きなメリットになるでしょう。経営者はどのようなタイミングで資金不足に陥るのか分からないので、遅い時間からでも申し込めるノンバンクは便利な存在と言えます。
さらに、融資元の選択肢が多い点も利用者にとってはメリットでしょう。金融機関ごとに提供している金融商品は異なるため、エリアによってはより良い借入条件で融資を受けられる可能性があります。
ただし、中には事務手数料や繰上手数料といった、余計なコストが発生するノンバンクも見られます。これらのコストは、元金に対してかかる利息とは別に生じるものなので、単に金利のみを比較して融資元を選ぶべきではありません。
また、ノンバンクの中には悪徳業者も存在するとされています。悪徳業者を利用すると、法外な金利や手数料を求められたり、強引な取り立てに遭ったりする恐れがあるでしょう。そのため、ノンバンクの魅力的な金融商品を見つけた場合は、まず安全性や信用性を確認するべきです。
○ノンバンクはどのような人に向いている?
では、結局ノンバンクはどのような人に適している金融機関なのでしょうか?上記のメリット・デメリットを踏まえると、以下に該当する方はノンバンクが適した選択肢である可能性があります。
| ①緊急性が高い方。 |
| ②銀行の審査に落ちてしまった方。 |
| ③会社の経営状況・財務状況があまり良くない経営者。 |
| ④借入希望額の3倍以上の年収を得ている方。 |
| ⑤提出書類の準備など、申し込み手続きに費やす時間がない方。 |
実際のノンバンクの利用者を見てみると、銀行の借入審査に落ちてしまった方が多い傾向にあります。これは、銀行のほうが低金利であり、余計なコストを抑えやすいためです。また、銀行は返済実績や取引量を重視する金融機関なので、将来のことを意識して「まずは銀行から挑戦したい」と考える経営者は多く見られます。
経営者としては、やはりコストを削って銀行と良好関係を築くことは重要になるので、悩んでいる方はまずは銀行の融資から検討してみましょう。ノンバンクは数が多いですし融資実行までのスピードも速いので、特に緊急性が高くない場合は、銀行の審査に落ちてからノンバンクを利用する形でも問題ないはずです。
また、初めて事業融資を希望する場合も、まずは銀行に申し込むことが一般的です。企業にとって銀行との付き合いは後々必須となってくるので、経営者は銀行との関係作りにも力を入れるべきです。
このように、シチュエーションによってノンバンク・銀行のどちらを選ぶべきかは変わってくるため、まずは自身の状況をきちんと整理することが必要でしょう。
■ノンバンクを利用する際の注意点
ノンバンクには銀行とは違ったメリットがあり、状況によってはノンバンクを利用したほうが都合が良い場合もあります。しかし、ノンバンクにはいくつかの注意点があり、以下でご紹介する注意点を軽視して融資を受けると、経営リスクが増大する恐れがあります。
そのため、ノンバンクの利用前には以下の注意点をしっかりと意識し、慎重に契約を結ぶようにしましょう。
【注意点その1】恒常的に利用するべきではない
前述でも触れましたが、ノンバンクは全体的に金利が高い傾向にあります。そのため、資金の調達手段として恒常的に利用すると、経営を大きく圧迫してしまう恐れがあるのです。
例えば、10%台の金利であるノンバンクを利用する場合、10%以上の利益率(売上高に対する利益の割合)が必要とされています。元々経営難の企業が10%以上の利益率を達成することは難しいので、ノンバンクを利用し過ぎると倒産が一気に近付く可能性があります。
融資実行までのスピードが速い点は便利ですが、特に緊急性が高くない場合は銀行やほかの手段を検討するようにしましょう。「どうしてもノンバンクからの融資が必要」という場合には、金利などを細かく比較した上で、よりお得な形で融資を受けられるノンバンクを見つけることが大切です。
【注意点その2】金融機関からの評価が下がる
ノンバンクから融資を受けた場合、その借入状況は決算書や科目内訳書に記載しなければなりません。しかし、銀行や信用金庫、公庫などはノンバンクからの借入に対してあまり良いイメージを持たない傾向にあるので、ノンバンクを利用し過ぎると資金調達の幅を狭めてしまう恐れがあります。
この点も、ノンバンクを恒常的に利用するべきではない1つの理由であり、特に銀行から融資を受けられない状況は企業にとって大きなリスクと言えます。目の前のキャッシュはもちろん重要ですが、各金融機関との関係も意識しながら、ノンバンクを利用するべきかどうかを慎重に検討しましょう。
【注意点その3】ブラックリストの方は利用できない
ブラックリストとは、信用情報機関に返済を滞納した記録や、借金を踏み倒した記録が残っている状態を指します。ノンバンクは銀行に比べて審査が緩い傾向にあるので、「ブラックリストに入っていても利用できる」と認識している方は少なくありません。
しかし、ノンバンクも銀行と同様に貸し倒れのリスクを避けるので、ブラックリストの方は基本的に利用できないとされています。過去に借金の滞納歴がある方は、その記録が残っているかどうかを事前に調べておきましょう。
信用情報機関の記録は、個人でも確認をすることが可能です。
【注意点その4】悪徳業者の存在
ノンバンクを利用する上で、特に注意したいのはやはり悪徳業者の存在です。悪徳業者は審査自体は厳しくありませんが、安易に利用すると返済の負担が増大してしまうので、何としても利用を避けなければなりません。
悪徳業者の利用を防ぐポイントは、「誘惑に踊らされないようにする」という点です。悪徳業者は利用者の弱みにつけこみ、甘い言葉で利用を誘うのが常套手段であるため、特に魅力が多い金融商品を見つけた際にはまず疑うことから始めましょう。
また、ホームページなどに連絡先が記載されている場合には、その住所を調べたり問い合わせをしたりすることで、ノンバンクの信用性を判断できます。悪徳業者の場合、記載されている住所に本店を構えていない、電話対応をしていないといったケースが多く見られます。
なお、悪徳業者以外のノンバンクについても、自社のデメリットは積極的に明かしません。金融商品を比較する際には、メリットだけでなくデメリットにも着目し、全てのデメリットをきちんと把握しておきましょう。
【注意点その5】借入はできるだけ一本化する
複数のノンバンクから借入している経営者も見られますが、借入は基本的に一本化するべきです。借入先が多いほど返済スケジュールの管理は難しくなりますし、各金融機関に対しても悪い印象を与えてしまうためです。
複数の金融機関から借入する行為を続けると、いつの間にか「多重債務者になっていた…」といった状況に陥りかねません。多重債務は倒産への第一歩なので、可能な限りは債務を一本化するようにしましょう。
■まとめ
ノンバンクには銀行とは違ったメリット・デメリットがあり、シーンによってはノンバンクのほうが便利な借入先となります。
ただし、初めて金融機関を利用する場合、今後に向けて銀行と良好関係を築きたい場合などには、銀行を利用することが望ましいでしょう。
今回の記事を参考に、「どこから融資を受けるべきなのか」は常に意識しておくべきポイントです。
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