アジャイル開発とスクラム開発の違い|2つの開発手法の特徴や役割を徹底解説
公開日:2023.6.23 | 最終更新日:2023.7.16

システム開発を検討する段階で、アジャイル開発という言葉を耳にしたことはありませんか?
アジャイル開発におけるスクラム開発を実践することで、さまざまなメリットが得られます。
しかし、「そもそもアジャイル開発とは何か?」「スクラム開発との違いは?」など、システム開発における知見がなければ実践できません。
そこで今回は、アジャイル開発とスクラム開発の違いについて詳しく解説します。
2つの開発手法の特徴や役割、実践するメリットをあわせて解説しますので、システム開発の参考にしてください。
アジャイル開発とスクラム開発の特徴

システム開発を行う上で、よく耳にする専門用語にアジャイル開発とスクラム開発があります。
アジャイル(Agile)は「迅速な」という意味を持ち、スクラム(Scrum)は「隣の者と腕を組んで並ぶこと」とチームワークを意味する言葉です。
アジャイル開発とスクラム開発は混合されやすい用語ですが、それぞれ異なる特徴を持ちます。
システム開発をスムーズに行うため、アジャイル開発とシステム開発の特徴を確認しておきましょう。
アジャイル開発とは
アジャイル開発は、システム開発プロセスの一つであり、迅速な反応性と柔軟性を重視する手法です。
アジャイル開発では、プロジェクトを複数のサイクルに分け、各サイクルごとに機能の開発や改善を行います。
要件定義・設計・開発・テスト・リリースとシステム開発の工程を小さなサイクルに分散し、柔軟でスピーディーな開発を実現します。
アジャイル開発は、プロジェクトの進捗状況を可視化し、早期にフィードバックを得られる手法です。そのため、高い品質を担保しながら迅速なシステム開発ができます。
下記の記事では、アジャイル開発の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
アジャイル開発とは?メリットや向いている事例をわかりやすくご紹介
スクラム開発とは
スクラム開発は、アジャイル開発における手法の一つであり、少人数のチームでプロジェクトを遂行します。
アジャイル開発には複数の開発手法がありますが、最も活用されるオーソドックスな手法がスクラム開発です。
5〜10名ほどで組織されたチームが密接なコミュニケーションを取り、各メンバーが臨機応変に柔軟な対応をします。
スクラム開発では短期間のスプリントを繰り返して、システム開発を行います。スプリントとは、アジャイル開発における要件定義からリリースまでの一連の工程です。
スプリントを活用すれば、優先順位が高い工程に注力し不具合が発生した場合でも修正がしやすいため、作業を効率化できます。
スクラム開発は、透明性・検証可能性・適応性を重視し、チームが一丸となり効率的なシステム開発を目指します。
アジャイル開発とスクラム開発の違いとは

アジャイル開発とスクラム開発は、全く異なる開発手法ではありません。
スクラム開発はアジャイル開発のフレームワークにおける1つの手法です。数多くのフレームワークが存在するアジャイル開発において、スクラム開発が担う役割もあります。
2つの開発手法の関係性を理解して、システム開発を行う際の参考にしてください。
スクラム開発はアジャイル開発のフレームワークの1つ
そもそもアジャイル開発とスクラム開発は、密接な関係性にあります。
スクラム開発は、アジャイル開発のフレームワークの1つであり、アジャイル開発におけるスクラム開発という手法なのです。
アジャイル開発の中で、チームでのコミュニケーションを重視し、短期間のスプリントを繰り返す手法がスクラム開発です。
少数チームでスプリントを繰り返すスクラム開発によって、迅速な反応性と柔軟性を兼ね備えたシステム開発を実現します。
各工程ごとにスプリントを形成して開発・改善を繰り返すことで、問題が起きても迅速に対応することが可能です。
アジャイル開発におけるスクラムの役割
アジャイル開発におけるスクラムの役割は、メンバーのスキルを最大化し迅速なシステム開発を実現することです。
万が一、クライアントにシステム開発における要望が正確に伝わっていない場合にも、小さなスプリント内ですぐに問題を発見できます。
短期間のスプリントに分散してシステム開発を行うことで、現実的なスケジュールを把握し具体的なイメージを掴みやすくなります。
スクラム開発の役割はアジャイル開発の中でも、リスクヘッジを行いながらスピーディーなシステム開発を実施することにあります。
アジャイル開発におけるスクラムの手法「スプリント」とは

アジャイル開発は、次の工程を繰り返してシステム開発を行います。
- 要件定義
- 設計
- 開発
- テスト
- リリース
スクラム開発では、上記の一連の工程を複数のサイクルで実行します。アジャイル開発におけるスクラムの手法「スプリント」とは、この工程のサイクルのことです。
1つのスプリントを約1ヶ月ほどの短期間で実行し、システム開発に不備や改善点がないか検証します。
スプリントとは、重要な機能を優先的に開発し、問題点を早期発見して解決するために重要です。
アジャイル開発でよく聞くスクラムマスターとは

アジャイル開発には、さまざまな役割が必要です。中でもよく聞く役割に「スクラムマスター」と呼ばれる存在があります。
プロダクトオーナーや開発者がスムーズにスクラム開発を進めるためには、スクラムマスターは重要な役割です。
アジャイル開発におけるスクラムマスターの役割と、スクラムマスターに必要な資格を確認して、システム開発に役立てましょう。
アジャイル開発におけるスクラムマスターの役割
アジャイル開発におけるスクラムマスターの役割は、時間が限られたスプリントを円滑に進行させることです。
スクラムマスターがチームをコーチングし、システム開発プロジェクトを理解して業務を遂行できるよう共有します。
スクラムマスターがチームメンバーの指導・トレーニング・共有を行うことで、各メンバーが自律的に動ける組織へと成長できます。
アジャイル開発においてスクラムマスターは、チームをまとめて円滑にシステム開発を実行する重要な役割です。
アジャイル開発のスクラムマスターに必要な資格
アジャイル開発のスクラムマスターには、チームをまとめるためのコミュニケーション能力とマネジメント能力が必要です。
さらに、スムーズにスプリントをこなしシステム開発を行うための、スキルや経験が求められます。
スクラムマスターは開発プロジェクト全体の進行・調整を行う役割なので、誰でも担えるものではありません。
スクラムマスターとして活躍できる能力を証明する認定資格として、次のようなものが挙げられます。
- Certified ScrumMaster®(CSM®)
Scrum Alliance®(スクラム・アライアンス)という認定団体が認可する資格 - Professional Scrum Master™ (PSM)
Scrum.org(スクラムドットオルグ)という団体が認可する資格 - Registered Scrum Master® Training(RSM)
Scrum Inc.(スクラムインク)という団体が認可する資格
それぞれの資格がなくてもスクラムマスターを務めることはできますが、スキルを証明するための認可資格となります。
アジャイル開発におけるスクラム開発のメリット

システム開発を検討する上で、スクラム開発を採用するべきか悩んでいませんか?
アジャイル開発におけるスクラム開発のメリットを理解しておけば、採用するべきか検討できます。
システム開発を検討している方は、次のアジャイル開発におけるスクラム開発のメリットを確認しておきましょう。
- 具体的なイメージの共有
- 進捗管理の効率化
- 経験に基づいた計画立案
それぞれのメリットを解説しますので、スクラム開発の導入を検討してください。
具体的なイメージの共有
スクラム開発を導入するメリットは、具体的なイメージを共有できることです。
各スプリントごとにシステム開発の過程を共有してもらうことで、具体的なイメージを浮かべながらプロジェクトを進行できます。
例えば、システムのデザインやグラフィックなど、イメージ通りに開発が進めているか開発担当者から共有してもらいましょう。
また、スクラム開発は短期間でのスプリントを繰り返して、プロジェクトを進行していく手法です。そのため、要望と成果が乖離している際に、問題を早期発見してすぐに修正できます。
開発チームと認識のズレを埋めながら、開発プロジェクトを進行できるため、安心してシステム開発を任せられます。
進捗管理の効率化
スクラム開発は、進捗管理の効率化に特化した開発手法です。
少数チームでコミュニケーションを取りながらシステム開発を行うため、チーム内の進捗報告や問題定義を重要視します。
そのため日々の活動内で進捗管理を行い、プロジェクトを予定通り進められるでしょう。
スクラム開発を導入すれば、チーム内の進捗管理を効率化してスケジュール通りにシステム開発ができます。
早期のシステム開発や密な進捗報告を求める方は、アジャイル開発におけるスクラム開発を採用しましょう。
経験に基づいた計画立案
スクラム開発では、開発プロジェクトを複数のスプリントに分散しながらシステム開発を行います。
そのため、各工程ごとに計画を立案しやすく、過去の経験に基づいて適切な人選・スケジュール管理が可能です。
「類似のプロジェクトでは開発までに何日かかったか?」
「同様のシステムを開発するためには何人ほどの人員が必要だったか?」
など、システム開発におけるノウハウを経験に基づいて立案できます。
経験豊富な開発企業に探して依頼して、自社に必要なシステムを開発してもらいましょう。
スクラム開発以外のアジャイル開発のフレームワーク

アジャイル開発には、スクラム開発以外にも複数のフレームワークが存在します。代表的な
アジャイル開発のフレームワークは、次の通りです。
- XP(エクストリームプログラミング)
- ユーザー機能駆動開発
- リーンソフトウェア開発
- 適応型ソフトウェア開発
それぞれの特徴を解説しますので、自社に適したフレームワークでアジャイル開発を行いましょう。
XP(エクストリームプログラミング)
XP(エクストリームプログラミング)は、アジャイル開発の中でもコミュニケーションとフィードバックを重視した手法です。
2名のプログラマーがペアとなり、システム開発を行うペアプログラミングにより、作業効率を向上させます。
また、最初にプロジェクトの全容を決めず、開発過程で柔軟に計画を立案していく点が特徴的です。
XP(エクストリームプログラミング)は、スプリントを反復しながらフィードバックを徹底してくれます。そのため、効率的なシステム開発の過程を都度確認できるため、安心して開発を任せられます。
ユーザー機能駆動開発
ユーザー機能駆動開発は、ユーザー視点でシステム開発を行うアジャイル開発の手法の1つです。ユーザーのニーズに適したシステム開発を行うため、開発チームを細分化して作業を効率化します。
開発プロジェクトの全体モデルを作成した後、各機能(フィーチャー)ごとに計画・設計・構築をします。
1〜2日の短いサイクルで反復しながらシステム開発を行い、ドキュメントなどでコミュニケーションを取ることが多いです。
ユーザー機能駆動開発は、作業を効率化して機能重視でプロジェクトを進行するため、高品質なシステム開発ができます。
リーンソフトウェア開発
リーンソフトウェア開発は、作業の無駄を無くしてクライアントへのフィードバックを重視する手法です。リーンソフトウェア開発は不要な機能や作業を無くし、問題や改善点を早期発見・解決します。
また、フィードバックを重視するため、開発チームとニーズのすり合わせや進捗確認がしやすいです。
しかし、多くのフィードバックを得るため開発・テスト工程を何度も繰り返す必要があります。そのため、開発コストが高くなりやすいデメリットがあるので注意しましょう。
適応型ソフトウェア開発
適応型ソフトウェア開発は、アジャイル開発の中でも継続的な仕様変化に対応する開発手法です。
具体的には、以下の3つのサイクルを繰り返して、システムの仕様変化に対応します。
- 思索(スペキュレーション)
- 協調(コラボレ―ション)
- 学習(ラーニング)
思索(スペキュレーション)では、どのようなシステムをどうコードを組み合わせて開発するか、計画立案を行います。
協調(コラボレーション)では、実際に開発作業を行いながら密接なコミュニケーションを取るサイクルです。
学習(ラーニング)で完成した成果物のレビューを行い、ユーザー視点や開発者視点の見解でより良いシステムへと改善します。
適応型ソフトウェア開発は、成果物のレビューを踏まえてより継続的に活用できるシステム開発を目指します。
そのため、継続的に使用することで変化する状況にも、柔軟に対応することが可能です。
システム開発ならDX-PLANにご相談ください

アジャイル開発におけるスクラム開発を実践すれば、少数チームによる効率的なプロジェクト進行が可能です。
また、各スプリント内で生じた問題を早期発見・解決できるため、トラブルを回避してシステム開発ができます。
システム開発を検討しているなら、DX-PLANにご相談ください。
DX-PLANは、100サイト以上の開発実績を持つ新規IT事業開発サービスです。新規IT事業の立ち上げだけでなく、システム開発における事業戦略まで徹底的にサポートします。
システム開発における疑問点や不安がある方は、お気軽にDX-PLANにご相談ください。
日本最大級の
起業家・経営者&投資家
マッチングサイト
創業10期目・年商10億円程度のベテラン経営者の方々にも
ご利用いただいております。
No.1
39,120名
No.1
7,242名
無料で投資家が見つかる
1,000万円の事業資金調達が可能
投資先が見つかる
資金繰りやつなぎ資金のサポートもOK
売上アップ
集客数アップ
取引先数100社増
ビジネスパートナーが見つかる
無料で投資家が見つかる
1,000万円の事業資金調達が可能
資金繰りやつなぎ資金のサポートもOK
取引先数100社増
売上アップ&集客数アップ
投資先やビジネスパートナーが見つかる
- 昨日の登録数
- 経営者5名 投資家2名
- 昨日の投稿数
-
経営者3件 投資家1件
- 先月のマッチング数
- 85組
- 先月の資金調達総額
- 7億円以上






