プロダクト開発とは?ロードマップやフレームワークの目的・重要性を解説!4階層の考え、開発の流れもご紹介

公開日:2023.6.22  |  最終更新日:2025.3.19


「業務を効率化したり、新サービスにより売上を上げたりしたいが、進め方がわからない。」などの悩みがある方はいませんか?


「プロダクト開発」は、上記のような悩みを解決する手法の1つです。


この記事では、プロダクト開発の流れや各ステップの注意点について説明します。また、プロダクト開発を進める上で知っておきたい「プロダクトの4階層」や「フレームワーク」なども説明します。


この記事を読めば、プロダクト開発を成功させるための流れやコツがわかるようになります。ビジネスをさらに飛躍させたい経営者やシステム部門の方は、プロダクト開発を進める上で参考にしてください。

プロダクト開発とは


「プロダクト開発」とは、商品やサービスを開発することです。とくにシステム・ソフトウェアを開発するときに使われます。


プロダクト開発の目的は、プロダクトを実際に利用してもらい、ユーザーにとっての価値を生み出すことです。そのため、ただソフトウェアを開発すれば良い訳ではないことに注意が必要です。


ユーザーのニーズを満たしたプロダクトだけが、自社の売上・利益と結びつきます。


プロダクト開発と似た手法で、プロトタイピング開発があります。下記の記事では、プロトタイプ開発の特徴を解説しているので、こちらも参考にしてみてください。


【5分で分かる】プロトタイプ開発とは|メリット・デメリットと導入向きのプロジェクト例

プロダクト開発の流れと工数

プロダクト開発でシステムを完成させる具体的な流れは、以下の6ステップです。

    • 企画・戦略の検討
    • デザイン
    • 設計
    • 実装
    • 検討・テスト
    • リリース

    この6ステップを実施するために必要な工数についても紹介します。

    プロダクト開発の工数は、規模や必要な機能、開発に必要な技術レベルなどによって異なり、一般的な目安はありません。


    システム作りのステップである「デザイン」「設計」「実装」「検討・テスト」の工数の割合は判明しているのでご参考ください。


    工数の割合は、

    • デザインが20%前後
    • 設計が25%前後
    • 実装が30%前後
    • 検討・テストが25%前後


    が一般的です。


    以下よりそれぞれのステップについて詳しく解説します。

    企画・戦略の検討

    プロダクト開発の初歩として、企画・戦略の検討は欠かせません。


    この段階で、何を目指すか、どのようなゴールを設定するかを明確にします。


    ここでは、単にプロダクトを作ることではなく、そのプロダクトを通じて目的を達成することが本質です。


    市場のニーズに応え、自社の強みを活かしつつ、顧客目線での戦略立案が成功への鍵となるでしょう。

    デザイン


    企画・戦略が定まったら、次はプロダクトのデザインを検討します。


    これには、見た目のデザインだけでなく、システムの動作に関する部分も含まれます。


    ターゲットとなるユーザー層(男性、女性、年齢層など)に合わせたデザインが求められるため、ユーザーのニーズを深く理解することが重要です。

    設計

    デザインが検討できたら、次のステップは設計です。


    実際にプログラムを作る前に、細かい設計書が必要となるので、設計を行う必要があります。


    具体的には、以下のような観点をふまえて設計書を作成します。

      • プロダクト(機能)に必要なデータは何か?
      • そのデータは、複数の画面や機能をどのように行き来するのか?
      • どのようにセキュリティを担保するのか?

        品質を担保するため、設計図を作った人とは別の人によるレビューも行われます。


        良いプロダクトに仕上げるためにも、品質の高い設計書の作成は重要なステップです。

        実装

        実装は設計書に基づき、プログラマーが具体的なプログラムコードを作成する工程です。


        この段階では、品質の高いコードを書くだけでなく、将来のメンテナンスの容易さも考慮されます。


        品質レビューはこの段階で特に重要となり、作成者以外の目によるチェックが行われます。

        検討・テスト



        プロダクト開発の最後の山場が、検討・テストのステップです。


        出来上がったプログラムは不具合があることも多いので、この時点でテストを行い確認が必要です。


        例えば、できあがったプロダクトを以下のような観点でテストします。

          • 画面などの見た目のチェック
          • その裏で動いているシステムが設計書通りに動くか

          そのテスト結果を踏まえ、そのままリリースするのかについても検討し、最終判断を行います。

          リリース

          最後のステップは、プロダクトのリリースです。


          この段階でプロダクトは市場に出され、実際のユーザーに利用されるようになります。


          リリース時にも最終的なテストが行われ、本番環境での動作を確認します。


          リリース後もシステムの不具合の監視や機能追加が必要になる場合があるので注意が必要です。

          プロダクトロードマップ | 作成の目的を解説


          ここでは、「プロダクトロードマップ」について説明します。


          ロードマップとは道路地図のことであり、プロダクトロードマップとは、以下のことをまとめたものです。

            • プロジェクトの戦略や背景
            • 達成すべき目標
            • 実行計画や戦略

              ロードマップの主な目的は以下になります。

                • プロジェクトの目標を明確にする
                • 計画を具体的にする
                • 社内外の関係者と共有する

                  ロードマップによって、プロダクト開発の方向性を関係者が見失うリスクが減り開発が円滑に進む可能性が高まります。

                  プロダクトの4階層



                  優れたプロダクトを作るために、「プロダクトの4階層」という考え方を知っておきましょう。


                  プロダクトの4階層とは、プロダクトを作る上での意思決定を4つの階層に分けたものです。


                  4階層と呼ばれるのは、以下のCore、Why、What、Howのことです。

                    • Coreは、ビジョンやミッション、事業戦略
                    • Whyは、市場分析や競合分析、ターゲットユーザーやペイン・ゲイン
                    • Whatは、ユーザー体験やビジネスモデル、優先度
                    • Howは、UIやGTM、設計・実装

                    それぞれについて、具体的に解説します。

                    Core

                    プロダクトのCoreとは、以下のようなプロジェクトの根幹を成すものです。

                    • ビジョン
                    • ミッション
                    • 事業戦略

                    これらはプロダクト開発における最上位の概念なので、変更するとプロダクト全体に影響を及ぼします。


                    もし変更した場合、以下のすべてを整合性を保って変更する必要があります。

                      • Whyである課題
                      • Whatである解決策
                      • Howであるどのように実現するかという手段

                      たとえば事業戦略に基づくターゲットを、成人男性から少女に変更した場合、課題も解決策も手段も変わるのは当然です。

                      Why

                      最上位概念のCoreが決まると、課題「Why」について考えます。


                      Coreが決まれば、「誰」を「どのような状態にしたいか」を具体的に考えることができるはずです。


                      具体的には、「ターゲットユーザー」と「ペイン・ゲイン」などが挙げられます。


                      ペインは痛みを意味し、悩みや不満を解消することで課題に応えます。ゲインは得ることを意味し、利益によって欲を満たすことで課題に応える考え方です。


                      たとえば、ユーザーが食事を楽しみたいとき、美味しい料理を提供してニーズに応えるのがゲインの例です。安価で提供してニーズに応えるのが、ペインである価格に対する不満を解消する例です。

                      What


                      Why(課題)が決まったら、それに対応するための解決策を決めるのがWhatです。


                      具体的な解決策を決めて、課題を解消するためにもWhatの部分を明確にする必要があります。


                      実際には、ビジネスモデルやユーザーにどんな体験をしてもらうのかなど、ロードマップを決めます。


                      先ほどの、ユーザーが食事を楽しみたい例なら、たとえば以下を考えます。

                        • どんな料理をいくらで提供するのか
                        • どんなビジネスモデルにするのか

                        このように、Whatを考えて、具体的な解決策を決めていきます。

                        How

                        プロダクトの最後の階層はHowで、解決策であるWhatをどのように実現するのかという手段を決めます。


                        手段を明確にしてプロダクトの開発を行うためにも、Howを明確にすることは重要です。


                        実際には、プロダクトの開発工程である以下のステップについて検討します。

                          • ユーザーインターフェース
                          • 設計
                          • 実装

                          さらに、プロダクトをどのように顧客に提供するのかをまとめた戦略であるGTM(Go To Market)も検討します。


                          上記の流れで、Howを通じて具体的な手段を決めていきます。

                          プロダクト開発にフレームワークが重要な理由


                          プロダクト開発未経験の方や、さらに業務の質を上げたいと考えている方におすすめするのが「フレームワーク」の活用です。


                          フレームワークとは、さまざまなプロダクト開発で共通して利用できる思考の枠組みです。

                          分析や意思決定、解決したい問題などを型に落とし込み、手順に従って整理できます。


                          フレームワークをおすすめする理由は、以下の2点です。

                            • 開発にかかる工数を削減できる
                            • ミスやエラーを防止できる

                            1つずつ詳しく説明します。

                            開発にかかる工数を削減できる

                            フレームワークを使うと、開発に必要な工数を削減できます。


                            フレームワークは多くの開発者に長い間利用され続けた先人の知恵を集めたものです。

                            そのため、数々のプロジェクトでうまくいったやり方を参考にでき、開発にかかる工数を削減できます。


                            たとえば、得意先に新商品の案内をするとき、ひな型があれば効率的に文章作成できるのと同じです。


                            ひな形があれば、本当に必要な部分だけ考えれば良くなります。


                            開発に必要な工数を削減するにはフレームワークの活用が効果的です。

                            ミスやエラーを防止できる

                            フレームワークを使うと、工数が削減でき、コア業務に集中できるためミスやエラーを防止できます。


                            たとえば先ほどの商品案内の例でも、ひな型にない部分だけを考えれば良く、作業量が減るのでミスやエラーも減ります。


                            プロダクト開発においても少ない作業で開発を進められるため、ミスやエラーを防止できます。

                            ユーザーに影響を与えるリスクも減らせることにも繋がります。


                            近年は、プロダクト開発において今まで以上にスピードが求められます。ミスやエラーは、プロダクト開発の遅延や信用を失うことにもつながるので、フレームワークの活用は必要不可欠です。

                            プロダクトのMVP開発とその目的とは


                            プロダクト開発を成功させる上では、以下2点が欠かせません。

                              • 顧客のニーズを的確に把握する
                              • ニーズに応えられるプロダクトをスピーディーに開発して提供する

                              そのような顧客のニーズに応えるために使われるのが、「MVP開発」という手法です。


                              「MVP」とはMinimum Viable Product(ミニマム・バイアブル・プロダクト)の略です。必要最低限の価値を提供できるプロダクトのことです。


                              その主なメリットは以下3つが挙げられます。

                              • ユーザーフィードバックにより迅速に改善できる
                              • プロダクト開発の効率化とコストの削減ができる
                              • 収益化までにかかる期間を短縮できる

                              この章ではそれぞれのメリットを、詳しく説明します。


                              下記の記事では、MVP開発を成功させるポイントやメリットデメリットを解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。


                              MVP開発とは|意味やメリット、アジャイルとの違いなどを詳しく解説

                              ユーザーフィードバックにより迅速に改善できる


                              MVP開発は、ユーザーフィードバックによりプロダクトを迅速に改善できます。


                              MVP開発では、仮説検証のPDCAを素早く回すので、ユーザーからのフィードバックを得られる機会が多いためです。


                              プロダクトをすべて開発した後で、元々のニーズが合っていないと判明すると、開発にかけた多くの時間は無駄です。


                              MVP開発では、開発過程で課題が発生した際にも、ユーザーフィードバックにより迅速に改善できる点が特徴です。

                              プロダクト開発の効率化とコストの削減ができる


                              MVP開発は、プロダクト開発の効率化とコストの削減ができます。


                              MVP開発では必要最小限の機能だけをリリースするので、開発費用も最小限にすることが可能なためです。


                              リリース後の改善についても、ユーザーが必要とする機能だけですみます。


                              最小限の機能をリリースして、それでユーザーが満足するのなら、追加開発や改善は一切不要です。


                              そのため、MVP開発において、プロダクト開発の効率化とコスト削減が実現できるといえます。

                              収益化までにかかる期間を短縮できる

                              MVP開発を行うと、収益化までにかかる期間を短縮できます。


                              必要最低限のプロトタイプを短期間でリリースすることを優先する結果、早期から競争力を高められるためです。


                              ライバルより早く市場にプロダクトを投下できれば、先行者利益を獲得できます。


                              さらに、リリースしたプロダクトを素早く改善をすることで、優位性を保ったまま市場をリードできる可能性が高まります。


                              このように、収益化までにかかる期間を短縮できるのがMVP開発です。

                              プロダクト開発とシステム開発の違い


                              ここで、「プロダクト開発」と「システム開発」の違いも確認しておきます。


                              プロダクト開発の目的は、プロダクトを実際に利用してもらって、価値を生み出すことです。


                              一方、システム開発は、設計書通りに開発をすることです。

                              システム開発よりもプロダクト開発の方が、より最終的なゴールを意識したニュアンスで使われます。


                              また、プロダクト開発という言葉には「新たなサービスを生み出す」というニュアンスが含まれることも多いです。


                              両者を同じ意味で使う人もおり、大きな差はありませんが、言葉の違いに込められた意味を理解して開発を進めることが大事です。


                              下記の記事では、システム開発の流れや費用相場を詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。


                              システム開発とは何かを簡単に解説!5つの流れや具体例、種類も紹介

                              新規IT事業のシステム開発ならDX-PLANにお任せください

                              引用元:DX-PLAN公式HP

                              「業務をシステムを使って効率化したいが、進め方がわからない。」「社内にプロダクト開発に詳しい人間がいない。」


                              このような悩みがある方には、「DX-PLAN」がおすすめです。

                              DX-PLANは、プロダクト開発を支援するコンサルティングサービスです。 専門のコンサルタントが市場調査や競合分析を行い、最適なプロダクト開発戦略を提案します。 また、製品設計や試作品の開発、市場投入までをトータルでサポートします。 新しいプロダクトを生み出したい方や、競争力を高めたい企業にぜひご活用いただきたいサービスです。まずはこちらから無料相談を受けてみてください。

                              まとめ


                              この記事では、システム開発の一つの手段であるプロダクト開発について、以下のことを説明してきました。

                                • ロードマップの作成目的
                                • プロダクトの4階層
                                • フレームワークの重要性
                                • MVP開発の重要性

                                上記をおさえることで、開発コストを抑えながら、顧客のニーズにフィットしたシステム開発を迅速に進めることができます。


                                業務改善に取り組みたい、新サービスの提供を検討したいという方は、本記事を参考に、プロダクト開発を検討してみてください。

                                日本最大級の
                                起業家・経営者&投資家
                                マッチングサイト

                                Founderは、起業を志す方や資金調達をしたい経営者、
                                創業10期目・年商10億円程度のベテラン経営者
                                の方々にも
                                ご利用いただいております。
                                起業家の登録数
                                No.1
                                39,120
                                投資家の登録数
                                No.1
                                7,242
                                • 無料で投資家が見つかる
                                • 1,000万円の事業資金調達が可能
                                • 投資先が見つかる
                                • 資金繰りやつなぎ資金のサポートもOK
                                • 売上アップ
                                • 集客数アップ
                                • 取引先数100社増
                                • ビジネスパートナーが見つかる

                                たった
                                1

                                カンタン無料登録はこちら

                                私は、

                                私は、

                                です。

                                ビジネス形態は、

                                お知らせ
                                たった1
                                カンタン無料登録は
                                こちら

                                私は、

                                です。

                                私は、

                                です。

                                お知らせ
                                昨日の登録数
                                経営者5名 投資家2
                                昨日の投稿数
                                経営者3件 投資家1
                                先月のマッチング数
                                85
                                先月の資金調達総額
                                7億円以上
                                私は
                                です。

                                SNSアカウントでも登録できます

                                私は、

                                です。

                                私は、

                                です。

                                ビジネス形態は、

                                4月1日(日)より、投資家ユーザーは本人確認が必須となります。
                                まだ本人確認がお済みでない方は、早めに本人確認を済ませていただくことをおすすめします。
                                本人確認が済んでいない場合、メッセージ・案件登録等ができない等の機能制限がかけられます。
                                悪意のあるユーザーを除外するための措置ですので、お手数ですがご理解・ご協力の程、何卒よろしくお願いいたします。

                                ・資金を集める事業計画書の書き方
                                ・銀行融資の審査を通すコツ
                                ・日本政策金融公庫の融資審査を通す7のコツ

                                1,000万円の資金調達も可能なので、
                                今すぐLINE追加してチェックしてみてください。


                                友だち追加

                                違反報告は運営にのみ届きます。
                                相手側に通知はされませんのでご安心ください。

                                1. 違反の内容を教えてください。


                                2. 不信に思った点や実害に関して、できるだけ詳細にご記入ください。(50〜1000文字)

                                0 / 1000

                                対応クレジットカード

                                • VISA
                                • Master Card
                                • AMERICAN EXPRESS
                                • JCB
                                • Diners Club
                                • DISCOVER

                                ページ最上部へ

                                メニューを閉じる