システム開発の工程・流れ7ステップとは?知っておきたい略称や工数比率、成果物も解説!
公開日:2023.6.16 | 最終更新日:2024.1.8

新しくIT事業を始めるにあたって、「どのようにシステムを開発するべきか」悩んでいませんか?
システム開発に参入したばかりの方や、これから初めて開発に携わる方は、どのような工程や流れが必要か知らない方もいるでしょう。
この記事では、システム開発の工程や流れについて7つのステップに分けて解説します。
システム開発において必要な略称や成果物についても解説します。
新規IT事業に携わる方は、最後まで読んでシステム開発の工程と流れを把握しましょう。
システム開発の工程とは?

システム開発工程は、時間とコストを最小限に抑えつつ高品質なシステムを生み出すための重要な枠組みです。
効率的なシステム開発を行うためには、この工程に従って進めることが不可欠です。
各工程は特定の期限や品質基準に沿って進められ、その結果、高品質なシステムが完成します。
システム開発工程は、要件定義に近い上流工程から、運用や保守に近い下流工程にまで及びますが、プロジェクトの規模や開発手法によって異なるため、一概には統一化できません。
システム開発を行う際は、これらの工程を理解し、担当者と効果的にコミュニケーションを取ることが重要です。
新規IT事業を立ち上げる際に適したシステム工程が不明な場合は、DX PLANにご相談ください。
システム開発の工程・流れを7ステップで解説

システム開発の工程は、以下の7ステップに分類されます。
- 要件定義
- 基本設計(外部設計)
- 詳細設計(内部設計)
- プログラミング
- テスト
- システム移行
- 運用・保守
これらのステップは、システム開発工程の上流から下流までの流れを形成します。
それぞれの工程の重要性と内容をこれから詳細に解説していきますので、システム開発の際の参考にしてください。
1.要件定義
要件定義は、システム開発工程の最初のステップであり、非常に重要です。
この段階では、ユーザーや関係者と密接にコミュニケーションを取り、システムに求められる機能や要件を明確にします。
クライアントとの対話を通じて、ユーザーのニーズや業務プロセスを深く理解し、必要な機能や要件を共有しましょう。
要件定義は、後続の工程や成果物の質を決定する基盤となります。正確な要件定義により、後工程での手戻りや不具合を最小限に抑え、成功への第一歩を踏み出しましょう。
要件定義の段階で不確かな点があれば「DX-PLAN」の専門家に相談して、システム開発をスムーズに進めるためのサポートを受けることができます。
2.基本設計(外部設計)
基本設計(外部設計)は、要件定義を基にシステムの全体的な設計を行うステップです。
この段階では、要件定義で明確化された機能や要求事項を実現するためのシステムの基本構造やインターフェースを設計します。
この工程は、システムの全体像を把握し、機能の一貫性や使いやすさを確保するために重要です。
成果物としての機能設計書や画面仕様書、インターフェース仕様書などが文書化されます。
これらをもとに、ユーザーの課題解決や目標達成が実現できるシステムの構築が可能かを検討しましょう。
適切な基本設計により、システムの機能性、拡張性、保守性が確保され、開発プロジェクトが成功へと導かれます。
3.詳細設計(内部設計)
詳細設計(内部設計)は、基本設計で定義されたシステムの構造をさらに詳細に設計するステップです。
この工程は、基本設計がクライアントや関係者向けであるのに対し、詳細設計はエンジニア向けの専門的な資料を作成するものです。
システムの実装やプログラミングに向けて、具体的な指針を定める重要な工程となります。
成果物としての詳細設計書やデータベース設計書、プログラム仕様書などが文書化され、開発チームや関係者間で共有されます。
これにより、効率的かつ高品質なシステム開発が期待できるでしょう。
経験豊富なエンジニアによる管理や品質チェックがこの工程での成功の鍵となります。
4.プログラミング
プログラミングは、詳細設計で設計されたシステムやモジュールを実際にコード化する工程です。
この段階では、プログラミング言語を用いてソフトウェアやアプリケーションの機能を具体的に実装します。
プログラミングの目的は、詳細設計で定義された要件や機能を実現することにあります。
また、適切なテストケースを用意し、プログラムの動作を確認することも重要です。
開発チームは、具体的なソフトウェアやアプリケーションを作成するためのこの工程を通じて、プロジェクトの中核を担います。
5.テスト
テストは、システム開発の品質を確保するために行われる工程です。
この段階では、開発されたシステムやアプリケーションの動作や機能を徹底的に検証し、バグやエラーを発見して修正します。
モジュール単位でのテストを実施し、組み合わせる前にエラーの有無を確認することが重要です。
プログラミングで作成されたコードの検証を通じて、実用可能なシステムへと仕上げていきます。
テスト工程は、要件定義が適切に反映されているか、システムが正常に動作するかを確認するために不可欠です。
6.システム移行
システム移行は、開発されたシステムやアプリケーションを実際の運用環境に導入する工程です。
この段階では、開発環境から本番環境へのシステム移行が行われます。
予期せぬエラーやデータ損失を防ぐため、移行前にテスト環境やステージング環境での検証を徹底します。
移行作業中のユーザーへの影響を最小限に抑えるための計画や対策も重要です。
システム移行後は、運用環境でのモニタリングやトラブルシューティングを行い、安定したシステム運用を確保します。
計画的な準備と検証、適切なリソースの配置が円滑な移行を実現します。
7.運用・保守
システム開発の最終工程である運用と保守は、開発が完了したシステムを実際に運用し、継続的な保守と改善を行う工程です。
システムの稼働状況やパフォーマンスのモニタリング、エラーや障害への対応などが運用工程に含まれます。
また、保守工程では、システムの改善や修正、機能追加を行い、ユーザーからのフィードバックに基づいてバージョンアップやアップデートを実施します。
システムの最適化を継続的に行うことで、ユーザーにとって使いやすいシステムへと進化させることが可能です。
運用・保守はシステム開発プロジェクトの終わりではありますが、実際のシステム運用は長期にわたるため、適切な運用と保守計画の確保が重要です。
システム開発と似た開発手法の1つに、プロダクト開発があります。下記の記事では、システム開発との違いやプロダクト開発のフレームワークを解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
プロダクト開発とは?ロードマップの作成目的や4階層、フレームワークの重要性も解説!
システム開発の主な工程モデル

システム開発には様々な工程モデルが存在します。
それぞれのモデルは異なるアプローチや特徴を持ち、プロジェクトの性格や要件に応じた選択が重要です。
ここでは、システム開発工程の中で主流のモデルを解説し、自社に合ったモデルの選択をお手伝いします。
新規IT事業で最適なモデルを見つけるためのサポートが必要な場合は「DX-PLAN」の専門家にご相談ください。
ウォーターフォールモデル
ウォーターフォールモデルは、システム開発の最も代表的なモデル工程です。
ウォーターフォールモデルでは、上流工程から下流工程までを滝のように流れて、手順を踏んでいきます。
先程説明した7ステップを順番通り進んでいくウォーターフォールモデルは、前の工程が完了しなければ次の工程に進めません。
そのため、進捗状況や変更の管理がしやすいですが、システム開発に時間がかかります。
高品質な成果物に仕上げられますが、工程ごとの確認作業が多い点がデメリットです。
そのため、スピーディーな納品が求められるプロジェクトには向いていません。
アジャイルモデル
アジャイルモデルは、柔軟性と迅速な対応性を重視した工程モデルです。
アジャイルモデルでは、開発を短いイテレーションに分割し、各イテレーションごとに開発工程を進めます。
開発チームは、各イテレーションごとに短期的な目標を設定し、柔軟に変更に対応しながら開発を進めます。
そのため、ウォーターフォールモデルより柔軟性が高い工程モデルです。
また、ユーザーやクライアントとの密なコミュニケーションやフィードバックを重視する特徴があります。
アジャイルモデルは、変化が頻繁に起こるプロジェクトやスピーディーな納品が求められるアプリケーション開発などに最適です。
しかし、各工程の進捗確認や品質管理が困難なため、高品質なシステム開発を重視するプロジェクトには向いていません。
下記の記事では、アジャイル開発の詳細やフレームワークについて解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
アジャイル開発とスクラム開発の違い|2つの開発手法の特徴や役割を徹底解説
V字モデル
V字モデルは、ウォーターフォールモデルとテスト工程を結びつけたモデルです。
具体的には、各開発工程と同時にテスト工程が存在し、要件定義や基本設計・詳細設計に対応するテストが設けられます。
ウォーターフォールモデルでは、要件定義からプログラミングまで工程を進めます。一方でV字モデルは開発の各工程でテストが実施される工程モデルです。
V字モデルは開発とテストの関係性を強調し、品質管理を重視するモデルです。しかし、全体の工程進行に時間がかかるため、スピーディーな納品が求められるシステム開発には向いていません。
システム開発の工程で覚えておきたい略語

システム開発では、英語による略語が多く使われます。
クライアントやエンジニアとの打ち合わせの際に、略語を耳にすることも増えるでしょう。
以下の略語を覚えておくと、システム開発の工程でスムーズにやり取りができて便利です。
システム開発における成果物

システム開発では、各工程ごとにさまざまな成果物が生成されます。システム開発における成果物は、プロジェクト進行や品質管理を行う上で重要です。
システム開発における代表的な成果物を紹介しますので、確認しておきましょう。
要件定義書
要件定義書は、システム開発の初期段階で作成される重要な成果物です。
要件定義書は名前の通り、システム開発の上流工程にある要件定義で定めた「システムに求められる要件や機能」を記します。
ユーザーの要望に沿ったシステムを開発できるように「どのような機能が必要か」クライアントと入念な打ち合わせをしましょう。
要件定義書は、システム開発を行う上でユーザーやクライアントにシステムの要件や機能を説明する重要な役割を果たします。
機能仕様書
機能仕様書は、要件定義書を基に、システムの具体的な機能や動作を詳細に記述した成果物です。
システム上の工程では詳細設計(内部設計)のステップで作成され、システムの機能や操作方法、データフローなどが記されます。
機能仕様書を確認することで、システムの操作方法を理解できるのでシステム導入時に十分熟読しておいてください。
機能仕様書は、開発チームがシステムの設計や実装を行う際の指針となるため重要です。
技術仕様書
技術仕様書は、システムの設計や開発における技術的な詳細をまとめた成果物です。
機能仕様書に記された技術を、どのような技術を使って実現するかを示しています。具体的には、システムのアーキテクチャ、データベース設計、APIの仕様などが記載されます。
技術仕様書は、技術的な詳細がまとめられた成果物なので、開発チームや関係者など実装担当者以外はあまり目を通しません。
しかし「どのような技術でシステムが構築されているのか」必要に応じてクライアントに説明を求めましょう。
プログラムは、システム開発におけるコードの成果物です。システム開発工程のプログラミング工程で、要件定義や機能仕様書に基づいてプログラムを作成したコードが記されます。
システムの機能や処理を実現するためのプログラムは、システムの実装やカスタマイズに必要な成果物です。
プログラムの精度が低いと、システム開発の品質や効率性に大きな影響を与えます。
テスト設計書
テスト設計書は、システムのテストに関する計画や手順をまとめた成果物です。
システム開発工程のテスト工程で使用され、テストの目的・範囲・テストケースの作成方法・実施手順などが記されます。
他にも、以下のようなテスト項目が記載され、テスト設計書に基づいてテストを実施します。
機能テスト
結合テスト
性能テスト
セキュリティテスト
テスト設計書は、テスト担当者がテストの範囲や方法を理解し、効果的なテストを実施するためのガイドとなります。
システム開発の工程別比率

新規IT事業を立ち上げる際の、システム開発にかかる工程別の比率を算出しました。
独立行政法人情報処理推進機構が公表した「2022年度ソフトウェア開発分析データ集」によると、システム開発の工程別比率は次の通りです。
※引用元:独立行政法人情報処理推進機構「2022年度ソフトウェア開発分析データ集」
基本設計や詳細設計に使う比率が少なく、プログラミングによる制作に最も時間とタスクを使用しています。
また、結合テストでモジュールごとにテストを実施するため、結合テスト工程での比率も高いです。
システム開発の工程別比率を理解して、開発スケジュールや期限を設定する際の参考にしてください。
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引用元:DX-PLAN公式ホームページ
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まとめ

システム開発をされる際は、その工程や流れを理解して、プロジェクトに合った工程モデルを選択することが大切です。
要件定義から詳細設計、プログラミングやテストなど、システム開発における工程は多岐にわたります。
上流工程となる要件定義に近い工程から、運用・保守に近い下流工程までの流れを理解してシステム開発を行う手順を把握しておきましょう。
システム開発の工程では頻繁に使用される略語や略称も多いので、事前に知っておくと安心です。
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