ファクタリングの申込から契約の流れを完全解説|最短即日入金で素早く資金繰り改善をする方法
公開日:2025.6.3 | 最終更新日:2025.6.3
ファクタリングとは、企業が取引で得た売掛金をファクタリング会社に売却し、通常の支払期日よりも早く資金を調達できる金融サービスです。
資金繰りを改善するために便利な手段ですが、契約の流れや注意点を理解しておかないと、悪徳業者に騙されたり、不要なトラブルに巻き込まれたりする可能性があります。
そこで本記事では、ファクタリングの契約について網羅的に解説しています。
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ファクタリングには2社間契約と3社間契約の2種類がある
ファクタリング契約には、2社間契約と3社間契約という2種類の取引形態があります。
2社間契約と3社間契約の主な違いは下記のとおりです。
| 2社間契約 | 3社間契約 | |
| 売掛先の同意 | 不要 | 必要 |
| スピード | 早い | 遅い |
| 手数料 | 高い | 安い |
| 売掛先への影響 | なし | あり |
| 信用力の影響 | 企業の信頼性が 重視される | 売掛先の信用力を |
どちらの契約形態を選ぶかは、企業の状況やニーズによって異なります。
次項で、それぞれの契約について仕組みや特徴を詳しく解説します。
2社間契約の仕組みと特徴
2社間契約とは、売掛金を持つ企業(売主)とファクタリング会社が直接取引を行う契約のことで、売掛先への通知や承諾は不要です。
売主は、売掛債権をファクタリング会社に譲渡することで、売掛金の70〜80%に相当する金額を最短即日で受け取れます。
売掛先からの入金後、残額から手数料を差し引いた金額が売主に支払われます。
2社間契約は、売掛先に知られずに資金調達ができるため、取引関係に影響を与えずに資金繰りの改善が可能です。
また、審査が比較的早く、急な資金需要にも対応しやすいというメリットもあります。
ただし、3社間契約に比べて手数料が高めに設定されていることが多いため、コストも考慮して検討する必要があります。
3社間契約の仕組みと特徴
3社間契約は、売掛金を持つ企業(売主)、ファクタリング会社、売掛先の3社間で行われる契約です。
売主は、売掛先に債権譲渡の事実を通知し、同意を得る必要があります。
売掛先は、支払期日にファクタリング会社へ直接支払いを行います。
3社間契約は、売掛先の信用力を利用するため、売主の信用力が低い場合でも利用しやすいのが特徴です。
また、ファクタリング会社が直接売掛先から回収を行うため、貸倒れリスクが低く、手数料も低めに設定されています。
しかし、売掛先にファクタリングの利用を知られるため、取引先との関係に影響が出る可能性があります。
また、売掛先の同意を得る必要があるため、2社間契約に比べて手続きに時間がかかる点にも注意しましょう。
ファクタリングの契約はオンラインで完結する業者と対面で行う業者がある
ファクタリングの契約方法は、オンラインで完結するものと対面で行うものの2種類があります。
オンライン契約と対面契約の主な違いは以下のとおりです。
| オンライン契約 | 対面契約 | |
| 手続き可能時間 | 24時間365日 | 営業時間内のみ |
| 資金調達までの スピード | 最短即日入金も可能 | 即日での資金調達は 難しい |
近年ではオンライン契約を提供する業者が増加しており、利便性の高さから多くの事業者に選ばれています。
一方で、対面契約は、安心感や信頼性を重視する事業者に人気です。
次項で、それぞれのメリット・デメリット、そしてどちらを選ぶべきかについて詳しく解説します。
ファクタリングをオンラインで契約するメリット・デメリット
オンライン契約の最大のメリットは、時間と場所を選ばずに手続きが完了する点です。
24時間365日いつでも申し込みができるため、来店や必要書類を郵送する手間がかかりません。
審査もオンライン上で完結するため、最短即日で資金調達できるケースもあります。
また、ペーパーレスで契約できるため、書類の保管や管理がしやすいのもメリットと言えるでしょう。
一方で、オンライン契約のデメリットとしては、対面での相談ができない点が挙げられます。
複雑な条件交渉や、専門的なアドバイスを求める場合には、オンラインだけでは不十分と感じるかもしれません。
他にも、オンラインであるがゆえに、セキュリティリスクも考慮する必要があります。
ファクタリングを対面で契約するメリット・デメリット
対面契約のメリットは、担当者と直接会って話ができるため、安心感や信頼感が得やすい点です。
疑問点や不安な点をその場で解消できるため、納得したうえで契約に進められます。
また、担当者との信頼関係を築くことで、長期的なパートナーシップに繋がる可能性もあります。
一方で、対面契約のデメリットは、時間と手間がかかる点です。
来店や面談のスケジュール調整が必要であり、即日での資金調達は難しい場合があります。
また、営業時間内にしか対応してもらえないため、急な資金需要には対応しきれない可能性もあります。
ファクタリング契約はオンラインと対面どちらを選ぶべきか
結論から言うと、オンラインか対面のどちらを選ぶべきかは、事業者の状況やニーズによって異なります。
例えば、迅速な資金調達を希望する場合や、地方に拠点を置く事業者、あるいはITリテラシーの高い経営者にはオンライン契約がおすすめです。
一方で、初めてファクタリングを利用する場合や、高額な売掛債権を扱う場合、担当者とじっくり相談しながら契約を進めたい場合には、対面契約が向いています。
どちらの契約方法を選ぶにせよ、複数の業者を比較検討し、自社の状況に合った最適な選択をすることが重要です。
ファクタリングの2社間契約に必要な書類と契約の流れ
ここでは、2社間契約に必要な書類と契約の流れを解説します。
ステップ①申し込み
まず、申し込みの前に、下記の必要書類を用意しましょう。
- 本人確認書類(代表者の運転免許証、パスポートなど)
- 法人登記簿謄本(発行から3ヶ月以内のもの)
- 直近の決算書(2〜3期分)
- 売掛先との取引を証明する書類(契約書、注文書、請求書など)
- 売掛先の信用情報を確認できる資料
- 銀行口座情報(振込先口座の通帳コピーなど)
申し込みでは、ファクタリング会社へ上記の必要書類を提出します。
ファクタリング会社はこれらの書類をもとに、申込者の事業内容や財務状況、売掛先の信用情報などを判断する審査に進みます。
ステップ②審査
2社間ファクタリングの審査では、提出された書類をもとに、申込者の事業内容と経営状況を詳しく調査します。
特に重視されるのは、売掛債権の回収可能性を判断するうえで重要な「売掛先企業の支払能力」と「信用状況」です。
また、売掛債権の内容(金額、支払期日、条件など)も細かく確認され、買取可能な範囲が判断されます。
これらの情報を総合的に分析し、ファクタリング会社は申し込み企業の財務状況や事業の継続性を確認します。そのうえで、買取金額や手数料などの買取条件が決定します。
ステップ③契約
審査に通過すると、ファクタリング会社と契約を締結します。
契約では、債権譲渡契約書が作成されるので、契約条件(買取金額、手数料率、支払条件など)を確認しましょう。
契約内容に合意したら、契約書に署名・捺印します。
契約締結後、資金振込手続きが行われます。
このタイミングで、振込先口座に間違いがないか、最終確認を行いましょう。
なお、ファクタリング会社が債権の存在を第三者に主張する(第三者対抗要件)ために、必要に応じて債権譲渡登記を行う場合があります。
ステップ④入金
契約締結後、ファクタリング会社から申込者の指定口座へ資金が振り込まれます。
入金される金額は、売掛金の額面から手数料やその他の費用を差し引いた金額です。
売掛金の期日に売掛先から入金された後は、申込者がファクタリング会社へ支払います。
ファクタリングの3社間契約に必要な書類と契約の流れ
ここでは、3社間契約に必要な書類と契約の流れを解説します。
ステップ①申し込み
まず、申し込みの前に、下記の必要書類を用意しましょう。
- 代表者の本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 法人登記簿謄本(発行から3ヶ月以内のもの)
- 直近2〜3期分の決算書または確定申告書
- 売掛先との取引を証明する書類(契約書、注文書、請求書など)
- 債権譲渡通知書および売掛先(買主)からの債権譲渡承諾書
- 売掛先の信用情報を確認できる資料
- 銀行口座情報(入金用口座の通帳コピーなど)
- 売掛先との基本契約書または取引基本契約書
基本的には2社間ファクタリングの必要書類と同じですが、売掛先からの債権譲渡承諾書は、3社間契約特有の書類です。
必要書類の提出後、ファクタリング会社は申込者の事業内容や財務状況、売掛先の信用情報などの審査に進みます。
また、売掛先への債権譲渡の事前相談や承諾取得の準備も行います。
ステップ②審査
3社間ファクタリングの審査では、申込者の財務状況や事業の実態を確認することに加え、売掛先の信用調査が行われます。
売掛先の支払い能力や信用度は、売掛債権の回収可能性を大きく左右するため、特に重要な要素です。
また、売掛債権が確実に存在し、将来的に回収できるかどうかを確認するために、取引の実在性や継続性も審査対象です。
合わせて、売掛先からの債権譲渡承諾の意思確認も行い、正式な承諾書の取得手続きが進められます。
これらの情報を総合的に分析し、ファクタリング会社は買取可能な債権額や手数料率などの取引条件を決定します。
ステップ③売掛先への通知・承諾
審査を通過したら、売掛先へ債権譲渡の事実を通知します。
通知は、書面で行うのが一般的です。
通知書には、支払期日や支払方法、振込先口座などの変更内容を明記します。
売掛先から債権譲渡の承諾書を取得し、支払先変更に関する同意を得ます。
ファクタリング会社によっては、売掛先も合わせた3社間ミーティングを設定し、取引の詳細を確認する場合もあるでしょう。
ステップ④契約
売掛先の承諾が得られたら、ファクタリング会社と契約を締結します。
契約に際しては、ファクタリング利用者、売掛先、ファクタリング会社の3者間で債権譲渡契約書を作成します。
契約書には、以下のような項目が明記されています。
- 買取金額
- 手数料
- 支払いの条件
- 支払い先の変更について など
これらの条件をよく確認し、納得したうえで署名・捺印をしましょう。
契約後には、債権譲渡の対抗要件を備えるための手続きが必要です。
これは、売掛先に対して債権譲渡の事実を通知し、第三者に対しても債権譲渡を主張できるようにするためのものです。
なお、継続的な取引の場合は、基本契約と個別契約を明確に区別しておきましょう。
- 基本契約:取引全体の共通ルールを定めたもの
- 個別契約:1回ごとの具体的な取引条件を記載したもの
契約書の原本は各当事者が保管し、内容を最終確認を行いましょう。
ステップ⑤入金
契約締結後、ファクタリング会社から申込者の指定口座へ、あらかじめ合意された前払金額が振り込まれます。
前払金額は、通常、売掛金額の70〜80%程度です。
振込が完了するとファクタリング会社から申込者へ通知が届きます。申込者は入金を確認し、必要に応じて入金証明書を発行します。
売掛金の支払期日が近づいたら、申込者は売掛先へ支払案内や請求書を送付しましょう。
支払案内には、以下のような情報を記載します。
- 支払期日
- 支払金額
- 支払方法
売掛先からの入金がファクタリング会社に確認されたら、取引は完了です。
ファクタリング契約時の契約書で必ず確認するべき内容
ファクタリング契約は、企業の資金繰りを改善するための便利な手段ですが、契約内容を十分に理解せずに進めてしまうと、後々トラブルに発展する可能性があります。
ここでは、契約書で必ず確認すべき重要な項目について解説します。
契約形態(2社間・3社間)
ファクタリング契約には、2社間契約と3社間契約の2つの形態があります。
2社間契約は、売掛先を介さずに、ファクタリング会社と売掛金を持つ企業の間での取引です。
一方、3社間契約は、売掛先を含めた3社間での取引です。
これらの契約形態の違いは、売掛先への通知義務や同意取得の有無、手数料率、債権回収時の責任範囲などに影響を与えます。
例えば、2社間契約は売掛先に知られずに利用できるメリットがありますが、3社間契約に比べて手数料が高めに設定される傾向があります。
そのため、契約をする際には、まずどちらの契約形態であるかを確認しましょう。
債権譲渡の範囲
債権譲渡の範囲とは、どの売掛債権をファクタリング会社に譲渡するのかを明確にするものです。
譲渡対象となる債権の範囲によって、資金調達可能額や契約の継続性が変わるため、非常に重要な項目と言えます。
具体的には、譲渡対象となる債権が特定されているか(請求書番号、金額、発生日、支払期日など)、また、将来債権も含むのかなどを確認しましょう。
譲渡範囲が不明確な場合、同一債権の二重譲渡や紛争リスクが生じる可能性があります。
そのため、契約書の内容を十分に確認し、不明な点はファクタリング会社に質問するなどして、疑問点を解消しておきましょう。
手数料・諸費用
ファクタリングを利用する際には、手数料だけでなく、様々な諸費用が発生する可能性があります。
これらの費用は、最終的な受取金額に大きく影響するため、契約前に必ず確認しておきましょう。
具体的には、手数料の計算方法(定率か定額か、債権額に対する割合か)や、手数料以外の諸費用(事務手数料、審査費用、登記費用など)の有無について確認します。
手数料以外の諸費用が発生する場合は、その金額が明記されているかも確認します。
また、支払期日を超過した場合の遅延損害金や追加手数料の発生条件、手数料の支払方法、途中解約や契約変更時の手数料返還などについても確認しておきましょう。
支払い条件
支払い条件とは、ファクタリング会社からいつ、いくら支払われるのかといった条件のことです。
支払い条件は、資金繰り計画に直接影響するため、契約前に必ず確認しておきましょう。
具体的には、下記のような支払い条件を確認します。
- 前払金の支払時期と支払方法
- 前払率と残金の支払条件
- 支払いの前提条件
- 買主の支払遅延や債務不履行時の取扱い
- 振込手数料の負担者
- 条件付き支払いや分割払いの場合、各支払いの条件と金額
これらの情報を事前に確認しておけば、資金繰り計画を立てやすくなり、予期せぬ資金ショートや経理処理の混乱を避けられます。
契約期間
ファクタリング契約の契約期間は、資金調達計画に大きく影響します。
たとえば、契約期間が短い場合は、頻繁に契約更新が必要となり、事務的な負担が増える可能性があります。
一方で、契約期間が長い場合は、将来的な資金需要の変化に対応できない可能性があります。
そのため、契約期間について下記を確認しておきましょう。
- 契約期間
- 自動更新条項の有無と更新を希望しない場合の通知期限
- 中途解約の可否と解約手続き
- 契約終了時の残存債権や進行中の取引の取扱い
- 契約期間中の独占条項や競合取引制限
- 契約違反による解除条件
これらの情報を事前に確認しておけば、長期的な資金繰り計画を立てやすくなり、契約期間中の義務や制限事項を把握できます。
禁止事項・違約金
ファクタリング契約には、さまざまな禁止事項が定められている場合があります。
禁止事項に違反した場合、違約金が発生する可能性もあるため、契約前に必ず確認しておきましょう。
具体的には、下記のような内容を確認します。
- 禁止事項に関する条項(二重譲渡の禁止、同一債権に対する担保設定禁止など)
- 違約金の金額または計算方法と支払条件
- 債権譲渡後の売掛先との直接交渉禁止や情報開示制限などの行為制限の範囲
- 契約違反時の対応手順と解除条件
- 違約金とは別に損害賠償請求ができる条項
これらの情報を事前に確認しておけば、意図せず契約違反を起こし、予期せぬ違約金や損害賠償請求を受けるリスクを回避できます。
償還請求権の有無
ファクタリング契約における償還請求権とは、売掛先が倒産した場合などに、ファクタリング会社が売掛金の買い戻しを請求できる権利のことです。
しかし、本来ファクタリングは、売掛先の信用に基づいて売掛債権を買い取るサービスであり、利用企業が売掛先の支払い不能リスクを負うものではありません。
そのため、ファクタリングは基本的に、償還請求権がない「ノンリコース契約」です。
もし契約書に償還請求権に関する条項があれば、そのファクタリング会社は悪質業者の可能性が高いので、契約は見送るべきでしょう。
償還請求権の有無についての確認方法は、下記の通りです。
- 契約書内の「償還請求権」「遡及権」「リコース」などの用語を含む条項がないか
- 「ノンリコース契約」であることが明記されているか
これらの情報を事前に確認しておけば、悪質なファクタリング業者との契約を回避し、安心して資金調達を行えます。
ファクタリングの契約にかかる諸費用
ファクタリング契約では、手数料以外にもさまざまな諸費用が発生する可能性があります。
具体的には以下のような諸費用が発生します。
| 費用項目 | 金額相場 |
| 手数料 | ・2社間ファクタリング:8〜18% ・3社間ファクタリング:2〜9% |
| 印紙代 | ・1万円未満:非課税 ・1万円以上:一律200円 |
| 登記費用 | ・登録免許税:約7,500円 ・司法書士報酬:数万円程度 |
| 事務手続き費用 | 数千円〜数万円程度 |
| 登記抹消費用 | ・登録免許税:約1,000円 ・司法書士報酬:数千円〜数万円程度 |
| その他の費用 | 数千円 |
ファクタリングの契約にかかる諸費用については以下で詳しく解説します。
手数料
ファクタリング手数料の一般的な相場は下記の通りです。
| 取引種類 | 手数料相場 |
| 2社間ファクタリング | 8%〜18% |
| 3社間ファクタリング | 2%〜9% |
2社間ファクタリングは、売掛先への通知が不要なため、手数料は高めに設定される傾向があります。
一方で、3社間ファクタリングは、売掛先の承諾が必要なため、手数料は低めに設定される傾向があります。
実際の手数料金額は、売掛債権の金額や売掛先の信用力、契約形態など、さまざまな要因によって異なるため、契約前に必ず確認しましょう。
印紙代
ファクタリング契約は、売買契約として印紙税の課税文書に該当するため、契約金額に応じた印紙税を納める必要があります。
印紙代の相場は、下記の通りです。
| 契約金額 | 印紙代 |
| 1万円未満 | 0円(非課税) |
| 1万円以上 | 一律200円 |
電子契約の場合は、印紙を貼らないため印紙税は不要です。
印紙代を誰が負担するかは契約によって異なるため、契約書で確認しておきましょう。
登記費用
ファクタリング契約における登記費用とは、債権譲渡登記を行う際にかかる費用のことです。
債権譲渡登記とは、売掛債権の譲渡を第三者に主張するために行う登記であり、主に2社間ファクタリングで必要となる場合があります。
登記費用は、主に下記の2つの費用がかかります。
| 費用項目 | 費用 |
| 登録免許税 (法務局に納める税金) | 7,500円程度 |
| 司法書士報酬 (登記手続きを司法書士に依頼する場合に発生する費用) | 数万円程度 |
登記費用の負担者は契約によって異なりますが、多くの場合は売主(ファクタリング利用者)負担となるでしょう。
事務手続き費用
ファクタリング契約における事務手続き費用とは、ファクタリング会社が契約手続きを行う際にかかる下記の費用の総称です。
| 手続きの内容 | 費用 |
| 審査料 ファクタリング会社が売掛債権や売掛先の信用状況を審査する際にかかる費用 | 数千円から数万円程度 |
| 事務手数料 契約書作成、書類手続き、債権管理など、事務作業全般にかかる費用 | 数千円から数万円程度 |
| 書類作成費用 契約に関連する書類の作成や準備にかかる費用 | 数千円程度 |
事務手続き費用は、ファクタリング会社や契約内容によって異なるため、事前に見積もりを取り、費用の内訳をよく確認しましょう。
なお、オンラインファクタリングの場合は、書類の電子化により事務手続き費用が低減される場合があります。
登記抹消費用
ファクタリング契約で債権譲渡登記を行った場合、売掛債権の回収が完了した後には、その登記を抹消する手続きが必要です。
この手続きにかかる費用が登記抹消費用です。
登記抹消費用は、主に下記の2つの費用で構成されています。
| 費用項目 | 費用 |
| 登録免許税 (法務局に納める税金) | 1,000円程度 |
| 司法書士報酬 (登記手続きを司法書士に依頼する場合に発生する費用) | 数千円から数万円程度 |
登記抹消費用は、債権譲渡登記を行った場合にのみ発生する費用です。
そのため、3社間ファクタリングなど、登記が不要な契約では発生しません。
債権譲渡登記を行った際に、契約書内で抹消登記の費用負担者が決められている場合があるため、後々のトラブルを防ぐためにも、事前に契約書をよく確認しておきましょう。
その他の費用(交通費など)
ファクタリング契約では、手数料や登記費用以外にも、状況に応じてさまざま費用が発生する可能性があります。
例えば、対面での契約手続きや審査が必要な場合、ファクタリング会社の担当者が訪問する際の交通費や出張費が発生します。
特に、遠方への出張が必要な場合や、複数回の訪問が必要な場合には、費用が高額になる可能性があるため注意しましょう。
他にも、下記のような書類取得費用が発生する場合があります。
| 書類取得の内訳 | 費用 |
| 印鑑証明書 | 450円 |
| 商業登記簿謄本 | ・書面請求:600円 ・オンライン請求、送付:500円 ・オンライン請求、窓口交付:480円 |
上記以外にも、通信費、郵送費、書類のコピー代など、細かな費用が発生する可能性があります。
これらの費用は、契約書に明記されていない場合があるため、契約前に必ず確認しておきましょう。
出張費や交通費など、手数料以外の諸費用が気になる方は、これらの費用が抑えれられるオンラインファクタリングがおすすめです。
ファクタリングはノンリコース(償還請求権なし)契約が一般的
ノンリコース契約とは、売掛先が支払いができなくなった場合でも、ファクタリング会社が売主へ返済を求めない契約です。
これにより、売主は売掛金の回収リスクから解放され、売掛金を会社の資産から完全に除外できます。
ただし、ノンリコース契約はファクタリング会社がリスクを負担するため、手数料はやや高めに設定される傾向があります。
ファクタリングがノンリコース契約を基本とするのは、売掛債権の売買という性質上、債権回収リスクの移転が必須だからです。
また、企業がバランスシートを改善し、財務状況を良くしたいというニーズに応えるためにも、償還請求権のない契約が適しています。
会計上も、売買取引として処理するにはノンリコース契約が条件となり、負債として計上されるのを避けるために選ばれることが多いです。
ファクタリングの契約でトラブルをなくすためには優良業者を選ぶ必要がある
ファクタリングは資金繰りを改善するために便利な手段ですが、悪徳業者と契約をしてしまうと、大きなトラブルに繋がる可能性があります。
具体的には、手数料が異常に高い、不要な請求をするといった悪質な業者が存在します。
安全な取引のためにも、優良なファクタリング業者を選びましょう。
次項で、悪徳なファクタリング会社の手口や、優良なファクタリング業者の特徴を詳しく解説します。
悪徳なファクタリング会社の手口
悪徳なファクタリング会社は、言葉巧みにさまざまな手口で利用者を騙そうとします。
悪徳業者の手口の例は、下記の通りです。
- 異常に高い手数料を設定し、高金利で搾取する
- 契約書に不利な条件を小さな文字で記載し、後から不当な請求をする
- 「即日払い」「簡易審査」と宣伝しながら、手数料の上乗せや減額を要求する
これらの手口に注意し、甘い言葉や条件に安易に乗らないようにしましょう。
優良なファクタリング業者の特徴
優良なファクタリング業者の特徴は、下記の通りです。
- 手数料が安いこと
- 取引実績が豊富なこと
- 評判が良いこと
- 2社間・3社間を選べること
次項で、それぞれの特徴について詳しく解説します。
手数料が安いこと
優良なファクタリング会社は、安定した資金調達基盤と効率的な業務体制を持っているため、適正な手数料でサービスを提供できます。
そのため、あまりにも相場からかけ離れた手数料を提示してくることはありません。
手数料の安さだけでなく、手数料体系が明確であるか、追加費用がないかなども優良なファクタリング会社であるかを見極めるポイントです。
取引実績が豊富なこと
長年の取引実績は、その会社が信頼できる証です。
実績豊富な会社を見分けるポイントは、下記の通りです。
- 具体的な取引実績数や取引累計金額、業種別の導入事例の記載
- 第三者機関による表彰歴や業界ランキングでの上位実績
- 大手企業や金融機関との提携実績や推薦状
これらの実績を参考に、取引実績が豊富な会社かを判断しましょう。
評判が良いこと
顧客満足度が高く、多くのリピート取引があることは、信頼できる証です。
優良なファクタリング会社は、顧客からの信頼を大切にし、誠実な対応を心がけています。
評判が良い会社を見分けるポイントは、下記の通りです。
- 第三者の口コミサイトやSNSでの高評価
- 業界団体や金融関連メディアでの評価
- 金融庁への登録状況や第三者機関による認証や表彰
これらの情報を参考に、評判の良い会社を選びましょう。
2社間・3社間を選べること
利用者の状況やニーズに合わせて、2社間契約と3社間契約の両方を提供できる会社は、柔軟な対応力があると言えます。
それぞれの契約形態のメリット・デメリットを丁寧に説明し、最適な選択肢を提案してくれる会社を選びましょう。
ファクタリングの契約に関するよくある質問
ファクタリングの契約に関して、利用者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
ファクタリングの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ファクタリングがやばいと言われる理由は?
ファクタリングが「やばい」と言われる主な理由は、手数料の高さと、悪質な業者が存在するためです。
一部のファクタリング会社は、法外な手数料を請求することがあります。
また、闇金などの悪質な業者がファクタリング会社を装っているケースも見られます。
これらの理由から、ファクタリングに対してネガティブなイメージを持つ人がいるのです。
ファクタリング契約は違法?
ファクタリング契約自体は、違法ではありません。
しかし、契約内容によっては違法とみなされるケースがあります。
特に注意が必要なのは、リコース(償還請求権あり)型のファクタリング契約です。
これは、実質的に貸金業とみなされる可能性があり、貸金業登録がない業者がリコース型の契約を行うことは違法です。
ファクタリング契約を結ぶ際には、契約内容をよく確認し、信頼できる業者を選びましょう。
ファクタリングに取り立てはある?
一般的なファクタリング契約では、売掛先からの入金が遅れた場合でも、ファクタリング会社が売主(利用者)に対して直接的な取り立てを行うことはありません。
ただし、悪徳業者の場合は、暴力的な取り立てや嫌がらせを行う可能性があるため注意しましょう。
ファクタリングの契約書に雛形はある?
ファクタリング契約書には、一般的に雛形が存在します。
しかし、契約内容はファクタリング会社や契約形態によって異なるため、雛形をそのまま使用するのはおすすめできません。
契約書を作成する際には、下記の点に注意しましょう。
- 買取対象債権の明確な特定(債権額、債務者情報、支払期日など)
- 譲渡通知の方法
- 償還請求権の有無と範囲
これらの事項を明確に記載し、契約内容を十分に理解したうえで契約を結びましょう。
ファクタリングのデメリットは?
ファクタリングの主なデメリットは、下記の通りです。
- 手数料が高い
- 悪質な業者が存在する
- 即日入金されない場合がある
- 売掛先の信用力が低いと利用できない
これらのデメリットを理解したうえで、ファクタリングの利用を検討しましょう。
ファクタリングの契約まとめ
ファクタリング契約は、企業の資金繰りを改善するための便利な手段ですが、契約内容を十分に理解せずに進めてしまうと、後々トラブルに発展する可能性があります。
ファクタリング契約で注意すべきポイントは、下記の通りです。
- 契約形態(2社間・3社間)
- 債権譲渡の範囲
- 手数料・諸費用
- 支払い条件
- 契約期間
- 禁止事項・違約金
- 償還請求権の有無
これらの項目を契約前にしっかりと確認し、疑問点があればファクタリング会社に質問するなどして、疑問点を解消しておくことが大切です。
また、ファクタリング会社を選ぶ際には、手数料の安さだけでなく、信頼性や実績も考慮しましょう。
悪徳業者との契約は、思わぬトラブルや損失につながる可能性があります。
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