医院の開業で失敗しない5つのポイント!患者が集まる医院作りは立地選びと資金調達が大事!
公開日:2018.3.20 | 最終更新日:2023.9.29

医師としての経験も豊かになり、そろそろ自分の病院を開きたいと考える人もいることでしょう。病院を開くためには少なくない開業資金が必要となるため、独立前からしっかりと計画を立てて失敗しないよう努めることが大切です。
しかし、初めて独立して自分の医院を開く人にとっては、何に注意すべきかわからないこともあるでしょう。
開業医として失敗しないようにといっても、細かいところまで全て気を使ったり資金を注いだりすることはできません。そのため、重点的に気をつけるべきところをきちんと見極めることが求められます。
それでは早速、病院を開こうと考えているあなたのために、医院開業コンサルタントとして20年の経歴をもつプロが医院開業で失敗しないためのコツを解説していきます。この記事を読めば、医院の開業で失敗する確率を限りなく減らすことができます。
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■開業するなら知っておくべき勤務医と開業医の違い
医師には大きく分けて勤務医と開業医の2つのタイプがあります。勤務医とは病院に雇われて働いている医師のことで、主に大きな病院や大学病院に勤務しています。一方の開業医とは、自分の医院を持っている医師のことで、医師でありながらも経営者の側面も持っています。ここでは両者の違いについてもっと深く解説していきます。勤務医の特徴
勤務医は比較的収入が安定しているのが特徴です。病院の経営状況次第で収入が大きく上がったり下がったりすることがありません。病院の経営に責任を持つ必要もないため、患者の治療に専念することができます。また、現在勤めている病院でずっと働かなければならないということはなく、他の病院へ転職が可能です。待遇が良かったり自分の治療方針と合っていたりする病院へ移ることができるので、医師としての経験やキャリアをさらに広げられます。 ただし、勤務医は開業医と比べると自由が制限されることがあります。勤務医とは病院に勤めるサラリーマンともいえるため、基本的に勤務先のルールに従わなければなりません。
どんなに疲れていても当直になったら急患の治療に当たらなければならないですし、自分の治療方針を優先することも困難です。もしも勤め先の病院のやり方と合わない場合は、病院を変えるか自分で医院を開く必要があります。
開業医の特徴
開業医は自分の医院を持っている医師のため、診療時間・場所・治療方針などを自分で決められる魅力があります。治療方針が受け入れられたり医師としての腕を認められたりした場合には、たくさんの患者が医院を訪れるようになります。多くの患者で賑わった自分の医院を見ることは医師冥利に尽きますし、なにより勤務医時代よりも収入がはるかに上回ることでしょう。ただし、開業しても100%成功するわけではなく、経営次第では思った収入が見込めないかもしれません。開業が成功しなければ赤字経営になる場合もあるので、開業を考えている人は経営に関するリスクを頭に入れておく必要があります。
■医院開業にかかる資金はいくら?
医院の開業費用は、診療科目や開業の規模によってまちまちであるため、必ずこれくらいの費用が必要と一概にいうことはできません。ただし、診療科目によってはだいたいの目安があるので、内科の例を見ていきましょう。内科病院を建てる場合、土地はおよそ3000万円程度を目安にしてください。医院には診療室だけではなく、待合室や病室、治療室などが必要となります。そのため、ある程度広い土地を確保する必要があるのです。また、アクセスが良い立地でないと、高齢者や車を持たない人達の足が遠のきます。土地選びでは駅の近くなど好立地を探すことが大切で、必然的に他業種の開業と比べて土地代が高くなることを覚えておきましょう。
病院の設備には2000~3500万円程度を見ておいてください。内科にはレントゲンや手術に必要な機器など、たくさんの設備が必要とされます。設備にかかわる費用を削ると治療の幅も狭くなり、患者の来院を見込めません。設備にきちんと投資を行うことで、収入につなげることが可能となります。内科の開業には数千万円単位のお金がかかることがわかりましたが、それに対して収入はいくらくらい見込めるのでしょうか。
個人医院の内科医の場合、ひと月あたりの診療報酬と介護収益を合わせるとおよそ740万円程度です。そこから経費として人件費・医薬品費用・その他の費用が引かれ、医院長の報酬は約209万円程度となります。したがって、病院経営に成功すれば開業資金の回収は十分可能です。
■医院の開業で失敗しないための5つのポイント
病院経営は成功することもあれば失敗してしまうこともあります。医院の開業で失敗しないためのポイントはどういったものなのでしょうか。この段落では医院を開業する際に押さえておきたい重要なポイントを5つ紹介していきます。【ポイント1】うまくいくコンセプト・事業計画の考え方
開業医として成功するためには、どの治療科目をどのような方針で行うかのコンセプトや事業計画作りが重要となります。コンセプトといっても漠然としたものではなく、より訴求力のある具体的な内容を盛り込むことがポイントです。自身の強みを整理してみる
コンセプトを決める上で重要なことは、自身の強みを活かせる要素を上手に取り込むことです。まずは自分には何ができるのか、自身の強みは何かをよく考えましょう。その上で、自分のやりたいことや患者が求めていることをイメージし、コンセプトを固めることが重要です。はじめに自分が何をやりたいかということから入ってしまうと、独りよがりなものになってしまう恐れがあります。病院は患者のためにあるものなので、まずは自分ができることからコンセプトを発想していきましょう。
事業計画は身の丈にあったものを作る
事業計画書を作る際に重要なのは、全体を見ながらバランス良く計画を立てることです。事業計画は融資をしてもらうためにも重要なので、ついついあれもこれもと盛り込んだり、現実離れしたポジティブなイメージをしてしまいがちです。しかし、自分の夢をもとにした事業計画を作ると、後の計画に支障が出るので注意してください。「控えめに見てこれくらいになるだろう」くらいの計画のほうが丁度良いといえます。経営は多角的に見たりリスク分散をしたりと、身の丈にあったものにする必要があります。
【ポイント2】失敗しないための立地選び
患者が集まる医院を作るためには物件選びがカギを握ります。立地はできるだけアクセスの良い場所にし、地上階のものを選びましょう。立地は一度病院を開いてしまうとなかなか変更がきかない部分のため、立地選びはより注意深く行ってください。動線がいい立地条件にする
公共交通機関の近くでアクセスの良い立地は、病院を円滑に経営していくためには必要不可欠な要素です。動線が良いあるいは立地条件の良い物件を積極的に選んでください。注目すべきポイントは駅やバス停までの距離および駐車場の有無などです。患者の中には車を運転できない人もいるため、公共交通機関との距離は必ずチェックしておきましょう。競合が少ない地域を見つける
他に同じような診療科目を行わない、ライバルが少ない地域であれば、患者の取り合いになるリスクは減らすことが可能です。開業前には土地選びを行いますが、その際には他にどのような医院が近くにあるかリサーチすることも忘れないようにしてください。どんなに好立地にあったとしても、競合する病院が近くにあれば、経営の初期段階から患者を得ることが難しくなります。【ポイント3】採算がとれる医療機器の採用
医療機器を設置する際にも気をつけておきたいポイントがあります。医療機器や設備は充実させたいのが多くの開業医の本音ですが、最新の医療機器を100%隅々にまで導入することはほとんどの場合不可能に近いです。ここでは医療機器の上手な採算の取り方についてポイントを解説していきます。必要なものだけを厳選する
まず大切なことは、本当に必要な医療機器のみを設置するということです。充実した設備は良い広告にもなるためつい利用する機会の少ないものまで導入してしまいがちですが、設備は購入費用だけではなくメンテナンスなどの維持費もかかるものです。設備のサイズによっては医院内のスペースも消費してしまうので、不必要な設備の導入は避けてください。医師としての経験をもとに、本当に必要なものだけを厳選するよう努めましょう。
耐用年数からリースか買い取りかを検討する
医療機器にはリースという選択肢もあります。リース契約か購入かは、使用頻度や耐用年数をもとに決めましょう。耐用年数が低いものは頻繁に買い替えなければいけないので、使用頻度が高くてもリースの方が良いということもあります。【ポイント4】慎重なスタッフ採用
病院経営は担当医師の腕が良ければ患者が集まってくるわけではありません。看護師や受付、医療事務などのスタッフの質も、患者の心理に大きな影響を与えます。それではどのような観点から人材を採用すべきか、ポイントを詳しく紹介していきます。職歴や資格だけで採用しない
誰もが優秀なスタッフを採用したいと考えるでしょうが、優秀さは必ずしも職歴や資格によって判断できないものです。もちろんこれらも重要な要素のひとつですが、開業するあなた自身や医院との相性といった内面性も重視する必要があります。とりわけあなたの経営に共感し、長く働いてくれそうな人を採用してください。どんなにスキルがあってもすぐに辞められてしまうと、教育コストなどが余計にかかってしまいます。人の入れ替わりが激しいと病院の運営にも支障をきたすため、面接時には必ず内面性も重視しましょう。
不採用の場合でも丁寧な対応をすること
人材の募集をかけるとき、大抵の場合は医院の近くに住んでいる人が応募し面接に集まります。例え不採用にする予定だったとしても、ぞんざいに扱うと口コミで悪い評判を広められてしまうかもしれません。口コミのことを考えるなら、どのような結果であったとしても丁寧な対応を普段から心がけるべきです。医院の近隣に住んでいる人たちは未来の患者だと思い、患者に接する態度で臨むようにしてください。
【ポイント5】患者を効果的に集める広告宣伝
医院は広告宣伝をしなくても自然と患者が集まってくると思うのは大きな間違いです。ひと昔前まではそのような傾向もありましたが、現在では患者に対してたくさんの選択肢が用意されています。効果的な宣伝広告を行い、より多くの人たちにあなたの医院の存在や良さを知らせていきましょう。ただし、宣伝広告には厳密な取り決めがあるため、どのような表現を行っても良いというわけではありません。特に医療に関するものは、医療法によって厳しく制限されていることもあるので注意が必要です。
紙とwebの両方を活用する
宣伝広告の方法としては、ポスティングや新聞の折り込みチラシをはじめ、医療法の広告規制を守る
宣伝広告は集患効果にこだわるあまり誇張表現や誇大表現をしないように気をつける必要があります。人の目を引いたとしても結果的に信頼の失墜につながるため、医療法の広告規制はきちんと守ってください。禁止されている宣伝広告としては「〇〇市の信頼できる医院ベスト5に選ばれました」「患者の8割以上に治療効果がありました」などが挙げられます。■患者が集まる医院作りに重要な2つのこと
医院を作るなら多くの患者に来院してほしいというのが本音です。集患効果を高めるためには絶対に押さえておきたい重要な2つのポイントがあるのでおさらいしておきましょう。いずれも開業前に考えておきたいことなので、病院を建てる前にぜひ参考にしてください。【その1】立地選び
すでに述べたように、立地は病院を経営する上で必要不可欠な要素です。立地は容易に変更がきかないため、この段階でつまずくと後の経営に大きな打撃を与えます。ここではより詳しく立地選びの際に気をつけておきたいことを見ていきます。交通の利便性
病院を訪れる患者の中には、運転をして来院するのが難しい人も多くいます。子どもはもちろんのこと、高齢者や具合が悪い人、怪我をしている人は、公共交通機関から遠い場所には足を運びづらくなります。そのため、集患を見込むなら駅やバス停からのアクセスが良い場所を選んでください。どうしても駅の近くが難しい場合は、幹線道路からのアクセスが良く、広めの駐車場が近くにあることが大切です。診療圏の人口
診療圏とはその医院に通う可能性のある範囲であり、1日当たりの外来患者がどのくらい見込めるかの指標となるものです。開業前にどのような人がどれくらいの人数住んでいるかという診療圏を知ることで、将来的な患者の数が推測できます。推計患者数は、地域の人口×受療率÷(科目別競合医院数+1)で計算可能です。賃料の相場
医院を開く場所を賃貸にするケースも多いですが、東京など都市部の場合賃料の相場はおよそ20万〜70万円程度となります。相場に開きがあるのは診療科目と必要な坪数に違いがあるからです。(表を参照)| 診療科目 | 広さ | 賃料 |
|---|---|---|
| 内科医 | 30坪〜40坪 | 30万〜50万円 |
| 皮膚科医 | 20坪〜25坪 | 20万〜30万円 |
| 整形外科医 | 50〜65坪 | 50万〜70万円 |
【その2】資金調達
どの業種の開業にも必要となるのが資金調達です。資金調達をうまく行い、お金に関してはしばらく余裕をもって経営を行いましょう。この段落では、病院を経営する際に知っておきたい資金の調達方法とその特徴を見ていきます。2つの方法をうまく使い分ける
資金調達には政府や自治体からの公的融資と、銀行などの民間企業から受ける民間融資の大きく分けて2つがあります。前者は審査が通りやすいものの融資が下りるまで時間がかかるという特徴があり、後者には審査は通りにくいものの融資が即時行われるメリットがあります。どちらが良いかはケースバイケースなので、医院開業がスムーズに行える方を選んでください。綿密な返済プランを提示する
融資は基本的に返済可能であることが前提なので、きちんと返済できるのかどうかを融資担当者に示すことが重要です。返済プランを説明するためには、設備資金や運転資金などがきちんと書かれた事業計画書の準備や、融資された資金の使い道も明らかにしておくことが必要不可欠です。実績・人柄も重要である
融資を受ける際、ほぼ必ず融資担当者との対面での審査があります。計画書などの書類も重要ですが、相手から信頼できる人だと思ってもらうことも重要となります。融資担当者からの指摘にイライラしたり、面談予定時刻に遅れて行ったりしないように気をつけましょう。また、医師としてだけではなく経営者としても腕が立つことを示すために、すらすらとプレゼンテーションできるよう準備することも怠らないでください。■リスクヘッジを徹底して医院を開業
医院の開業には少なくない費用がかかります。思いを込めて作ったあなたの医院を閉鎖させてしまわないためにも、今回紹介したコツを押さえてリスクヘッジを行うことは必要不可欠です。開業医には医師としての腕以外の能力も多分に求められます。開業の際にはたくさんの叶えたい夢があるでしょうが、独立を決めたらさまざまな視点から病院経営を見るようにしていきましょう。
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- 経営者7名 投資家0名
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-
経営者1件 投資家0件
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- 先月の資金調達総額
- 7億円以上






