東北から企業をサポートするNO1へ。唐突な言葉をきっかけに起業したファイナンスのプロが創造する誰でも調達ができる世界 株式会社BIZVAL 代表取締役 中田隆三様

公開日:2019/8/21  |  最終更新日:2019/8/23


 株式会社BIZVAL 代表取締役 中田隆三様へ、起業ストーリーと、東北を拠点とする新たなサービスについてのお話をうかがいました
財務やファイナンスのプロとして、スタートアップやベンチャー企業を中心にサポートを行っているBIZVALの創業は、中田様が「ある人から言われた一言」がきっかけでした。人をサポートする事を軸に提供しているBIZVALのサービス創造経緯と想いについてもお話いただいています。

起業にいたるまでの経緯を教えてください。

同級生といつか一緒に起業しようと言ってはいましたが、自分の軸として「財務やファイナンスで人をサポートする人間として生きていく。」と決めていたので、まずはスキルセットを磨くべくキャリアをスタートしました

しかし、最初に入社した監査法人はつまらなすぎて1年程で退社。当時活発になり始めていたM&Aの分野で踏み込んで会計知識を使ってみたいと考え、その後オリックスに入社しました。
そこでM&Aに携わる中で、全てをM&Aに結び付けることに疑問を感じることが増えていきました。

それは何故でしょうか?

M&Aは戦略オプションの1つでしかないので、M&Aではなくていいケースもあります。

第三者的な立場でみると、「成長のライフサイクルのためには、これをしたほうがいい。」など、絵がかけたりもしますが、成約しないとビジネスとして成り立たないので勧めざるを得ない…。なので、グローバルレベルでの経営戦略を学んで、自分の軸を広げた上でお客様に提案をしてみたいと思うようになりました。

そんな思いから、アクセンチュアの戦略グループへ転職し、最初の戦略立案から企業の組織設計支援などに携わり、M&Aに関する軸の確立ができたと自分では解釈しています。

その後、一度目の起業を経験されていますが。

そうですね。昔から一緒に起業をしようと言っていた友人と教育事業関連の会社を立ち上げました。就活塾や社会人向けの講座を提供していましが、2年程一緒にやって喧嘩をして、わたしがやめてしまいましたね。

その後は、友人の企業のIPO支援に携わり、フリーランスとなった2016年から株式会社アイキューブでさまざまな企業のコンサルティングに従事します。当時はキャッシュフローもよくなり、投資が活気づいてきた頃だったので、VCなども積極的に投資を行い、当時のバリエーションはかなり適当で次のシリーズにいくのが大変。という状況でもありました。

そんな中、アイキューブ代表の菊池さんから、「M&AをWEBで行えるプラットフォームをやりたい。」と相談されました。その一言からはじまって、1カ月半ほどでローンチしたのが、「1分でわかる!企業価値判断」。これが現在のBIZVALの先駆けです。

その言葉からBIZVALはスタートしたのですね。

そうですね。最初の発案はわたしではありませんが、アイデアに可能性を感じ、そして時の流れと人とのご縁の中で起業に至りました。

価値診断に続いて、「M&Aリスク診断」をローンチした時に、菊池さんから「これ会社化してやってみたら?」と唐突に言われた事が法人化をするきっかけになりました

この言葉の後1カ月ほどは、書籍を読み漁って今市場で何が起こっているのかを調べ、ビジネスの可能性を模索し続けましたね。そして、クラウド環境でのサブスクリプションモデルで、このビジネスの可能性はある…と感じる事ができたので、最後の起業として、どうせやるのであればCEOとして挑戦しようと決意しました。

「起業」という状況を目の前に、まず何から行動されましたか?

ひたすらインプットです

普通は、自分の得意分野やそれまで経験してきたことで起業をすると思いますが、わたしの場合は、すでにプロダクトは存在しているけど、WEBビジネスは解らないし、技術的な知見もない状態だったので、プロダクトを活かす知見が圧倒的に不足していました。

サービスの販売や、デリバリー、フォローなどは、過去のキャリアの中でやってきたことでしたが、「このビジネスモデルに何が欠けているのか。」「やっていく上で中心となるリソースは何か。」これらを組み立てるためには、今まで積み上げたスキルセットでは満たせない部分が多かったので、新たに学んで吸収する必要がありましたね。

起業して大変だったことはありますか?

痛覚が鈍いのかもしれませんが、あまり大変と感じることはないんですよね…

ただ、組織のマネジメントについては、日々考え悩んでいます。どのように組織を大きく、より強くしていけるのか。エンゲージメントを含め、メンバーの最大化については凄く考えています。

会社はトップ以上の器にはならないんですよ。なので、わたし自身がどこでストレッチできるかが今の課題でもあります。組織を自分以上の箱にしていく意味でも、人材登用が新たな一手になると思っていて、自分ができないことを任せられる人がいるかが重要なのだと感じていますね。

そんなBIZVALの事業内容のご説明をお願いできますか。

「ファインナンスをテクノロジーでもっと身近に」をミッションに、複雑であいまいな部分が多いファイナンスの世界を、定義できる部分はテクノロジーで解決したいと考えています。

1分で分かる!企業価値診断―BIZVAL

具体的には、「1分で分かる!企業価値診断」の提供や、M&Aアドバイザリーやコンサルティング、スタートアップ向けのサブスクリプション型ファイナンス支援サービス「CFOコンシェルジュ」を通して、スタートアップやベンチャー企業を中心に、資金調達、ファンディング、M&A、さらには会社の財務体質の改善などのトータルサポートを行っています。

BIZVALは利益相反が起こる行為は絶対に行わないと決めていて、仲介は行いません。完全なる中立の立場にたち、クライアントのサポートに全力を尽くしています。

ファイナンス支援サービス「CFOコンシェルジュ」の詳細をお聞かせください。

「CFOコンシェルジュ」は、CFO業務で汎用性があるものをプロダクト化したサブスクリプション型のサービスで、「資本政策・事業計画策定支援」「社内体制の構築支援」「ベンチャーネットワーク形成」「出資・協業先獲得」の4つの価値を軸に提供を行っています

スタートした経緯としては、BIZVALのCEOとなった今でも、他の企業のCFOとして常に誰かをサポートする事は可能ではないのか。そして、そのプロダクトを労働集約型から比較的汎用化したツールをつくれるのではないか…という仮説の元スタートしました。

ステージや業種によって、抱えている課題や必要なソリューションは異なります。顧客との1on1のやり取りをおこなっていく中で、その中でも特に汎用性の高い部分は新たにプロダクト化をしていくべきだと考えるようになっていきましたね。そして、新たにローンチしたのが「資金調達サーチエンジン」β版です。

「資金調達サーチエンジン」は実際の声から生まれたプロダクトなんですね。

そうですね。各社それぞれの課題を抱えてはいますが、その中でも順位が最も高かったのが「資金調達」でした。最終的には調達できてなんぼなので、誰でも調達できる世界の仕組みを創っていきたかった

情弱ビジネスだと言われた事もありますが、プラットフォームを創るということは、オープンにすることなので、そこに対して差別があってはいけないし、むしろ無くしていきたい。わたしはそこで利益を搾取してはいけないとも思っています。

企業のCFOは、実はすごく泥臭くて、営業的な意味合いが強いポジションなんです。

自社の状況に沿って的確な調達先にアプローチをしなければならない。なので、資金調達サーチエンジンを見て、「投資方針とフェーズが合致しているか。」「理念が合致しているか。」などを各々のタイミングでスクリーニングした上でコンタクト出来るようにする。その方が1on1で相談していくより、はるかにスピーディーで合理的です。

今後の計画を整理するためにも資金調達は必ず紐づいてくるもの。バイアウトを目指すのか、IPOを目指すのかを悩んでいる企業も、優先事項は資金調達ですよね。その点が曖昧になっている企業へは、計画、戦略、ファイナンス政策も含めてサポートを行うようにしています。

今後は仙台を拠点に、新たな事業も展開されるとの事ですが。

はい。今後仙台市を拠点に、スタートアップ支援、事業承継問題の解消、さらには事業再生といった分野において、今まで蓄積した知見を活かして、事業を展開していこうと思っています

2018年より「TOHOKU GROUTH Accelerator」プログラムに特別メンターとして参加しているBIZVALは、2019年7月に仙台へ本店登記を行いました。

復興資金で社屋や工場を新しく建てた東北の企業の現状は、補助金も底をついて苦しい境地に立たされています。
震災で途絶えてしまった取引に変わる受注を獲得しないといけないのに、余力もなく多くの企業が倒産の危機に直面している。この局面対して、行政や銀行は「復興支援はやったので…ニューマネーは出せない。」と目をつぶろうとしているんですよね。

そのような企業の製造能力やキャパシティに着目をして、BIZVALが発注企業と東北の企業との懸け橋となるべく、仙台の会社として東北企業のサポートをしていこうと思っています。

CFOコンセルジュやM&Aのソリューションも引き続き行いつつ、東北をどう盛り上げていくかに力点を置いてやっていく。まずは東北でNO1となり、その結果、国内でもNO1になっていくような、波及効果を考えたビジネスとしていきたいですね。

最後に、起業を目指す方へメッセージをお願します。

起業は万能性ではなく、いかに自分自身をコントロールして抑制する事ができるかが大切です

自分で起業をすれば「自由」なのではありません。自己抑制を行い、いろいろな制限を取り除きながら、やりたい事を進めないといけないアンビバレントなところがある。

「自分を律することができるか」というフィルターを通してみることは、起業するかしないかの判断材料や、起業した後でもヒントになるのかな…と思いますね。


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