副業マッチングプラットフォーム「シューマツワーカー」は、企業の人材リソース不足を解消して業務の効率化にどの様に貢献するのか 株式会社シューマツワーカー 代表取締役CEO 松村幸弥様
公開日:2019/5/24 | 最終更新日:2019/6/11
政府主導の働き方改革によって誕生した副業解禁の流れは、留まるところを知りません。終身雇用制の崩壊以降、外部人材の活用も一般化してきました。その結果、副業に興味を持つ優秀な人材が増えていますが、まだ企業の側に副業社員の導入イメージができていない、というのが現実です。
シューマツワーカーは、週末や平日夜などの空いている時間に働ける「副業社員」を紹介するサービスです。創業から約2年で9千人の副業希望の登録者を抱え、既に250社以上に紹介しているとのこと。今回は、株式会社シューマツワーカー代表取締役CEOの松村幸弥様にお話をお聞きしました。
まず、シューマツワーカーのサービス概要をお聞かせください
シューマツワーカー | エンジニア・デザイナーの副業・複業案件紹介
シューマツワーカーは、副業したい方へ副業案件を紹介するサービスです。
実際に稼働している副業社員の職種は、エンジニアが7割、その他にデザイナーやマーケターなどが副業社員として案件を受けています。
副業はまだまだ新しい働き方です。多くの企業側も、働く側も“副業は初めて”というケースが大多数です。シューマツワーカーでは、ただマッチングして終わりではなく、企業・副業社員のフォローをしっかり行う様にしています。
特に、副業社員を受け入れる企業側に対してはカスタマーサクセスが手厚くサポート。我々が蓄積してきた知見を活かし、どのような業務が副業に向いているかをコンサルティングしています。また、「ルールづくり」「体制づくり」「切り出しサポート」という3つの支援も同時に行っています。
シューマツワーカー導入のメリットは何でしょうか?
シューマツワーカーを企業が導入するメリットは、大きく4つ上げられます。
①優秀な IT 人材が多く登録しているのでマッチング率が高い
②最短5日でアサイン可能
③業務開始後も手厚くカバーするカスタマーサクセス
④個人との契約もシューマツワーカーで一括契約が可能
シューマツワーカーに登録している副業社員は「成長したい」「多様な経験を積みたい」「本業で得た経験を活かしたい」というモチベーションの高い人材で溢れています。依頼案件に最も適した副業社員を弊社でセレクトしてご紹介しているので、経験や知見の高い「高スキル人材」とマッチングが可能です。
また、副業社員への報酬は時給で設定をしますが、報酬の振り込みや源泉徴収は我々が一括して行うので、その点の手間も省けます。必要な業務のボリュームにあわせて稼働の調整も可能なので、正社員を雇用するよりコストメリットが出せる事も特徴です。
シューマツワーカーはどの様な企業が利用されているのでしょうか?
シューマツワーカーは、スタートアップ、上場企業、大手メディア、金融会社、大手SIerなど幅広い業界や企業に導入していただいております。
企業規模によって求められる人材に違いはあります。
スタートアップは「大至急人材リソースが欲しい」というニーズが多いです。必要な業務を切り出して依頼でき、コストメリットを感じてもらえる事も多く、1年以上継続して利用いただいているケースも多いです。
一方で、大手からは「5〜10年後の組織の姿を考えたとき、正社員だけで業務を回していくのは人員獲得の観点から厳しい」と、経営陣からトップダウンでシューマツワーカーに相談が来たりします。また、「週1、2日くらいの勤務で、ルーチンワークをアウトソースして社内を効率化したい」というニーズも増えて来ていますね。
副業はどの様な業務が適しているのでしょうか。
副業に適した業務には、3つのタイプがあります。
①タスクを細かく切り出しやすい業務
②緊急度が高くない業務
③必ずしも平日の昼間をコアタイムにする必要のない業務
①はリモートワークで起こりがちな問題が関係しています。大きなタスクだと「なぜそんなに時間がかかるのか?」「いまどういう状況なのか?」と企業側が不安を覚えることがあります。そこで一定の時間内にテンポ良くアウトプットが返ってくるような業務が有効となります。
③は、当たり前ですが副業社員はフルタイムほどの稼働時間が取れません。緊急度が低く後回しになっている業務や、週1、2日のルーチンワークが向いています。
シューマツワーカーでは、企業から相談を受けたときに、副業社員に向いている業務なのか、あるいは正社員がやるべき業務なのかの切り分けを行い、その上で「副業社員業務として切り出せば効率化出来ます」と提言しています。逆に「この業務は副業には向いていませんね」とお伝えすることもあるんです。
リソースの補充以外で、副業社員を導入する意味合いはあるのでしょうか?
熱量の高い副業社員に正社員が触発されるという副次効果もありますね。
たとえば人事部に副業社員を入れたとしましょう。
事業がスケールしだした際、新たに制度設計の必要性が出てきますが、スタートアップでは人事未経験者が1名で行っているケースが結構あります。そこに人事のスペシャリストが副業社員として入ってくると、「こういう人事評価制度だったら良かったよ」「こういう福利厚生がいい」という具合に、今まで手探りで行っていた業務を、ディスカッションしながら、知見を借りつつ業務分担が出来るのです。
広報も同様で、小さな会社になると社長が兼務しているケースもあります。そこを優秀な人材に手伝ってもらう事はとてもメリットが大きいです。
シューマツワーカーが目指す目標についてお聞かせください。
副業を広めて、働き方の多様化に貢献することです。収入が増えてさらに働き方も多様になれば、人生の選択肢が広がるはずです。
例えば、子育てしながら仕事できますし、旅しながら働けるようになるはずです。実際、我々も正社員や業務委託でリモートワーカーを抱えていますが、まだまだ受け入れている企業は多くありません。シューマツワーカーは、新しい働き方の懸念点を埋める、インフラのようなサービスになっていきたいと思っています。
最後に起業家の方に向けて、メッセージをお願いいたします。
わたしも起業して2年ほどになります。つらいこと、失敗の方が多いくらいですが、それも含めて楽しんで行えている事が事業を継続するためのコツかと思っています。起業家としても、会社としても、楽しむからこそ高みを目指すことが出来るのだと思います。「起業を楽しもう」これが僕からのメッセージです。
■株式会社シューマツワーカー 企業・事業内容紹介
2016年9月に創業した株式会社シューマツワーカーは、翌17年7月 IT人材不足の課題をかかえる企業に対して、副業社員をマッチングするサービスを開始。これまで約250社に対し300人以上の人材を紹介してきました。Web業界での経験が豊富なエンジニアやデザイナー、マーケターを各企業のニーズに合わせてご提案しつつ、導入時の支援にも取り組んでいます。
住所 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町2−1 渋谷ホームズ807
ホームページ シューマツワーカー | エンジニア・デザイナーの副業・複業案件紹介
お問合せ シューマツワーカーお問合せフォーム


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- 昨日の登録数
- 経営者4名 投資家1名
- 昨日の投稿数
-
経営者5件 投資家1件
- 先月のマッチング数
- 107組
- 先月の資金調達総額
- 7億円以上