関西大学経済学部卒業
①地方公務員 22年勤務
・税務・企画・観光・水道事業を歴任
②都市再生推進法人2年勤務
・古民家再生事業
・ふるさと納税返礼品発送業務
【現 在】
③飲食関連の会社勤務 3年(現在4年目)
・新型コロナウイルスによる売上減少の中、補助金申請などの事務
・ふるさと納税返礼品出品に関する事務
・飲食店3店舗の経理管理業務
④(ダブルワークとして)行政書士業務
・経済産業省(中小企業庁)の各種補助金の申請業務
小規模事業者持続化補助金・事業再構築補助金など
・県補助・市町村補助の申請業務
・農地転用にかかる許可申請業務
この度は、現在勤務する会社の事業としてではなく、現在の会社にアドバイスやサポートを受けながら私個人として起業するものです。
古都奈良において、昼はハンバーグ、夕方からはしゃぶしゃぶを提供する「二毛作営業」のお店を開業します。
この事業は革新的という訳ではありません。従来からある「ただの飲食業」です。しかし経験と立地、地域の特徴に基づいた確実性の高い事業であると思います。(奈良県は知事が緊急事態宣言や蔓延防止〜などを出さない方針の県で、他の都道府県と比べると、飲食業の落ち込みがマシな県でした。)
①【店舗の立地】
世界遺産奈良は、新型コロナ蔓延以前は国内のみならず国外からも多くの観光客が訪れていました。京都ほどではないですが、2019年の観光入込客数は1741万人と、市内の駅や観光施設は肩がぶつかり合うほど盛況でした。新型コロナが蔓延した2020年は724万人と前年度比で6割近く減少しました。しかし2022年秋以降は入国規制が緩和され、入込客数の大幅な回復が見込まれます。
②【ハンバーグ、しゃぶしゃぶについて】
◆ハンバーグ(昼営業11:00〜14:00)
2020(令和2)年総務省統計局「家計調査」によると、都道府県別の牛肉消費量(1家族の年間消費量)は、1位 滋賀県、2位 京都府、3位 奈良県となっています。(過去1位になったこともある。)総じて奈良県民は牛肉好きの県民であると断言できます。
次に、ハンバーグ屋を始めようと思ったきっかけです。現在は奈良市内の飲食店を3店経営する会社に勤めています。奈良市は奈良県最北部に位置するのですが、美味しいハンバーグを食べようと思うと、周辺には洋食屋やファミリーレストランはあるものの、ハンバーグ専門店がほとんどなく、JR奈良駅を中心に半径5km以内に1店舗。半径10km以内に3店舗しかありません。本格的なハンバーグ専門店となると、一番近いところでも京都府まで行かないと食べることができません。つまり、JR奈良駅周辺は競合店が少ない「ブルーオーシャン」と呼ばれる地域なのです。
ハンバーグ店の開業について目玉となるのは「和牛100%のハンバーグ」です。牛肉が大好きな奈良県民(奈良市民)をターゲットにしています。また2022年秋からインバウンドが解禁になる模様です。奈良は世界的な観光地で「Wagyu(和牛)」が大好きな外国のお客様に向けてアピールできるメニューです。また、円安も追い風になると期待しています。
このハンバーグですが、関東で人気のあるハンバーグ店と売買契約を結び、関西で初めて提供することとなっています。(フランチャイズ契約ではありません。)自店でハンバーグを作ることも考えましたが、ハンバーグを安く仕入れられることと、料理人の確保が現在とても難しくなってきていることを考えて、オペレーションを簡略化するために購入を採用しました。
◆しゃぶしゃぶ(夜営業17:00〜22:00)
先ず、ハンバーグを夜営業に採用しなかった理由です。
奈良は比較的夜遅くまで営業している店が少なく、夜営業しているのは大和西大寺駅、新大宮駅、JR奈良駅周辺の3箇所ぐらいです。中でもビジネスホテルが多いのはJR奈良駅周辺で、宿泊客の多くは夕御飯にJR奈良駅周辺のお店を利用します。宿泊者はアルコール類をたくさん飲んでくださいますが、ハンバーグではお酒があまり進まず客単価が上がらないということで、夜はハンバーグを採用しませんでした。
次に、しゃぶしゃぶを採用した理由です。
先ず、オペレーションが簡単で熟練の料理人を必要としないことです。開業当初は私が絶対の信頼をおく熟練の日本料理の料理人を料理長に置きます。もう一人、料理専門学校から見習いとして若い料理人をつけ、オペレーションを覚えたのち、2店舗目の店長として巣立っていく仕組みを作り上げます。3店舗目以降も同じような仕組みで事業を拡大していきます。今のところ、2店舗目を京都府南部に開業するよう計画しています。
次に、周辺調査をしたところ、JR奈良駅周辺には「しゃぶしゃぶ専門店」が少ないことです。競合店が少ないことは有利に働くと思われます。
三つ目はハンバーグ同様、外国人の「Wagyu(和牛)」に対する憧れです。国際的観光地・奈良は、中国・韓国などのアジア諸国はもちろんのこと欧米諸国の訪日観光客が多いのが特徴です。欧米諸国の方々に和牛はとても人気で、しゃぶしゃぶやすき焼きは鉄板のメニューです。秋から訪日外国人の受け入れが緩和されますので売り上げアップが大いに期待されます。
四つ目は、名物として「●●●しゃぶしゃぶ」を提供します。(内容は非公開です。)
③【宣伝戦略について】
市内には大学が多くあります。大学生50人をモニターとして招待し、google mapへの評価投稿やSNSで最低10人に店の感想を拡散してもらうことで店の認知度を上げていきます。
また、JR奈良駅を中心として徒歩5分の圏内にビジネスホテルが12(ゲストハウスを入れると15)あります。それらのホテルと連携をとって積極的な誘客をします。
JR奈良駅前に奈良市観光協会が運営する観光案内所があり、手荷物預かり所が設けられています。ほとんどの外国人観光客の方々はここを利用します。この場所に多言語のパンフレットを設置し、積極的な誘客を実行します。
①店舗内装費 1,650万円
②什器及び機械費 495万円
③運転資金 855万円
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合 計 3,000万円
・ 営業日数 / 月・・・・ 25日
・ 定休日・・・・・・・ 月曜日
・ 店舗面積・・・・・・ 39.1坪
・ 席 数・・・・・・ 44席
1.【収 入】月売上
◉1日あたり売上予想 288,420円
★(ランチ)11:00〜14:00
(単価)1,900円×44席×0.7×1.5(回転)=87,780円
★(ディナー)17:00〜22:00
(単価)3,800円×44席×0.6×2(回転)=200,640円
◉1ヶ月あたり売上予想(25日営業)※ 5,047,350円
★288,420円×25日=7,210,500円
・1割ストレス 7,210,500円×0.9=6,489,450円
・2割ストレス 7,210,500円×0.8=5,768,400円
・3割ストレス 7,210,500円×0.7=5,047,350円 ※ 採用
※月売上 計 5,000,000円
2.【支 出】月経費
【食材仕入れ】 平均原価率 31% 500万円×0.31= 1,550,000円
【フードロス】 〃 2% 500万円×0,02= 100,000円
【人 件 費】 24% 1,200,000円
・内 訳
(店 長)41万円+3万円= 450,000円
(料理人)950円×9時間×25日= 213,750円
(アルバイト)
・昼 900円×4時間×2人×25日= 180,000円
・夜1,000円×5時間×2人×25日= 250,000円
・予備 1,000円×5時間×1人×10日= 50,000円
・人件費予備 50,000円
【家 賃】 410,000円
【水道光熱費】 120,000円
【備品消耗品】 40,000円
【各種利用料】 ポスタス、Rettyなど 100,000円
【事務所経費】 100,000円
【投資家還元】 定額20万円、500万×0.03=15万円 350,000円
【支出予備費】 広告費など 200,000円
※月経費 計 4,170,000円
上記のことより
月売上計 5,000,000円
月経費計 4,170,000円
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月営業利益 830,000円
利益率 83万円/ 500万円=0.166 16.6%
◉損益分岐点
3,300,000円(予備費の支出なし)
3,700,000円(予備費の支出あり)
開店当初は売上が不安定なため、開店6ヶ月までとその後で還元方法を変えてあります。
① 開店1〜6ヶ月目 定額20万円
② 開店7ヶ月目以降 定額20万円 + 売上額の3%
※ 開店36ヶ月目に還元方法の確認(見直しも検討)
※ 開店84ヶ月目に還元方法の確認(見直しも検討)
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