成功する経営者5つの条件!あなたの性格や資質・考え方はいくつ当てはまる?

公開日:2017.11.3  |  最終更新日:2025.3.13



会社経営を成功に導くために、経営者に求められる条件にはどのようなものがあるでしょうか?

当然ですが、経営者に必須となるスキルや素質は業種によって変わってきます。例えば、飲食店の経営者はお客様を十分に満足させられる程の料理の腕前がなければなりませんし、小売業の場合は世間のトレンドを敏感に察知して売れ筋商品を把握する能力が必要となります。

ただ、そうした業種の壁を超えて、成功する経営者には以下のように共通する条件があります。

 

【1】数字に基づいた経営戦略を立てる
【2】失敗にもプラス思考で臨む
【3】コミュニケーション能力が高い
【4】新しい情報を自ら求め、成長の糧とする
【5】「成功のための習慣」を普段から実践する

 

今回は上記5つの条件について、現役10年以上の現役コンサルタントが詳しく解説していきましょう。

■【成功する条件その1】数字に基づいた経営戦略を立てる

経営者は、事業を成功させるために、自分の会社がどのような経営状態にあるのか、現状をデータに基づいて理解していなければなりません。そのためには、会社の売上や出費などの「数字」を適切に把握して読み解く分析力が必要となります。

現状把握は、将来の事業プランを構想していく上で欠かせないプロセスです。会社の業績が悪化しているのに、無謀に事業拡大をおこなっても成功する見込みはほぼ無いでしょう。成功する経営者とは、直感的に会社を経営していく人ではなく、「数字」に基づいて論理的に経営戦略を決定できる人なのです。

 

○明確かつ適切な経営目標を立てることが重要

数字を重視する経営者は、「◯年後までに、年〇〇万円の売上を達成する」など、自社の経営目標を誰に向けても明確に説明できるようにしています。このとき、期限と売上目標をはっきりと設定しておくことが重要です。

まず、期限に関していえば、「そのうち」や「将来的に」といった言葉を並べるだけでは目標として不十分です。それでは具体性のある事業計画をデザインできず、マイルストーンを段階的に設定することができません。必ず「来期までに」や、「10年後までに」といった具合に期限を設けましょう。

このことは売上目標についても同様です。なんとなく、「利益を出そう」などと考えても、意味がありません。「売上を毎年10%増収させる」、「利益を1000万円出す」と具体的な数値を挙げつつ、目標を語れるようにしましょう。

注意しなければならないのは、あまりに無謀な経営目標を立てないようにすることです。例えば、現状月100万程度しか売上を計上していない会社が、「来期までに1000万円に売上を増やす」と意気込んだとしても残念ながら実現は難しいでしょう。一歩一歩、着実に歩みを進めるつもりで、今の会社に相応しい目標を設定することが重要です。

 

■【成功する条件その2】失敗にもプラス思考で臨む

どれほど綿密に事業計画を立て、円滑な経営を進めようとしても、残念ながら事業が失敗するリスクをゼロに減らすことはできません。いかなる経営者であっても失敗と無縁、というわけにはいかないのです。

しかし、成功する経営者は挫折を経験した後、いつまでもクヨクヨとは落ち込みません。それどころか思考を前向きな方向に切り替えて、失敗から教訓を得ようとします。そうして、失敗を次の事業を成功させるための糧に変え、成長していくのです。

 

○異なる視点から失敗を捉えてみよう

「思考を切り替える」というのは、ようするに、「物事の見方を変える」ことにほかなりません。

以下のような例を考えて下さい。ある小売業の経営者が、売れ筋と見込んだ商品を大量に仕入れましたが、期待に反して全く売れず、在庫を抱えてしまい多額の損失が生じてしまったとします。経営者は計画通りに物事が進まなかったことにショックを受けるでしょう。自分の経営センスを信じることができなくなってしまうかも知れません。

しかしこの経営者は、ここではあえて自分の失敗をプラス思考で捉えるように努力するべきなのです。例えば、「損失は出たものの、むしろこの程度で済んでよかった」、あるいは「商品の仕入れをもう少し慎重に決定しなければならないと分かった」といった具合に考えることがポイント。

もちろん、このように見方を変えたとしても、「失敗した」という事実自体が消えて無くなることはありません。ですが、経営者に求められているのは、「同じ失敗を繰り返さないためにはどうすればよいか」と考え、過ちを防ぐ仕組みづくりを行うことです。

それには事実を冷静に見極め、失敗の原因を客観的に分析する必要があります。いつまでも落ち込んでいるわけにはいきません。一旦、気持ちをリセットして、失敗を引きずらないようにすることが大切なのです。

■【成功する条件その3】コミュニケーション能力が高い

経営者のコミュニケーション力は、会社経営の各局面には多大な影響を及ぼします。せっかく素晴らしい事業アイデアを頭の中に蓄えていても、自分の考えを他人に伝えることが苦手では意味がありません。

「黙っていても社員は自分の思いを汲み取ってくれるだろう」などと期待することは無責任と言えますし、会社の経営方針をめぐり、不必要な混乱を引き起こしかねません。また、コミュニケーションを通じて社員と良好な関係を築けなければ、最悪の場合離職する社員が増加する危険性もあります。

取引先との関係構築においても、コミュニケーション力は重要です。お互いに良好な関係が築けなければ、契約更新を断られてしまう可能性もあります。そのため経営者は、スムーズな会社運営が可能となる程度のコミュニケーション力は備えておくべきです。

 

○2つのコミュニケーション力を鍛えよう

コミュニケーションを通じて、経営者が達成すべき目標は2つあります。ひとつは「情報伝達」、そしてもうひとつは「社員との親睦を深めること」です。それぞれの目標に応じて、鍛えるべきコミュニケーション力は異なってきますので注意しましょう。

情報伝達を目的としたコミュニケーションに必要となるのは、客観性のあるデータや資料を基に、自分の考えを論理的に説明する能力です。例えばある事業について、当初描いていた事業計画の通りに物事が運ばず、いくらか修正を加える必要が出てきたとします。このとき、修正の理由についてデータを参照しつつ示すことができれば、社員は業務の必要性を十分に理解できるため、やる気を出して取り組んでくれるでしょう。

これに対して、親睦を深めるために必要なコミュニケーション力とは、社員と感情豊かな交流をすることで、組織の団結力を向上させるという能力です。大事なことは、社員に普段の業務に対する労いの言葉をかけ、感謝の意を示そうとする姿勢です。仕事の不出来を責めて叱りつけるより、社員の長所を発見して、積極的に褒めてあげるようにしましょう。

社内の良い雰囲気作りも経営者の大切な役目の1つです。こうすることで社員は仕事に対してやる気をもつようになり、結果的に会社の生産性をアップさせることができるでしょう。

■【成功する条件その4】新しい情報を自ら求め、成長の糧とする

進んで情報を獲得しようとする姿勢も、経営者にとっては大事です。自ら情報を求めようとしない経営者は、その分だけ競合他社の経営者よりも不利な立場にいることを自覚するべきでしょう。

市場状況は日々めまぐるしく変化しています。昨日までの常識が「今日はもう通用しない」というくらいのスピードで、状況が変化する業界もあるほどです。そうした状況下で、適切な経営戦略を素早く判断して選び取り、実行に移すためにも、経営者はビジネスの最新動向を常に把握しておかなければならないのです。

日頃から読書をするほか、新聞やテレビ、ネットを通じて情報収集を行い、情報感度を高めておくべきです。

 

○情報を整理して、発信すること

ただし、ぼんやりと情報に触れているだけでは、あまり大きな効果は期待できません。情報を整理し、理解して、自分のものにしようとする努力も怠らないようにすることが大切です。

まずは自分にとって役立つ、あるいは目新しいと感じられた情報があれば、すぐにメモを取るなどしていつでも参照できるようにしましょう。「一度触れた情報はもう二度と見ない」というスタンスの人もいますが、これは非常にもったいないことをしています。

今は必要だと感じられない情報でも、後から見返すとその重要性に思い当たると言ったケースは多々あります。日頃から情報を蓄えて整理する、という習慣を徹底しておけば安心です。

また可能であれば、情報を自分の頭に蓄積するだけでなく、ブログなどを通じて定期的に発信していくことが望ましいといえます。文章による情報発信を通じて、情報の内容理解を深める効果が期待できます。例えば、話題のニュースや興味深いと感じた新聞記事をブログで取り上げ、独自のコメントを加えて出してみるのも面白いでしょう。

また情報発信を通じて、ブログに関心をもってくれた経営者と、有意義な情報交換ができるようになるかも知れません。一概には言えませんが、優秀な経営者ほど情報感度は高い傾向にあります。つまり、積極的に情報を発信すればするほど、貴重なコネクションをどんどん生まれていく可能性もあるのです。

■【成功する条件その5】「成功のための習慣」を普段から実践する

成功する経営者ほど、「ビジネス」と「プライベート」の境界線が曖昧なものとなっています。これは単に、「経営者は自分の時間を削ってでも、会社のことを考えなければならない」ということではありません。そうではなく、ビジネスの成功に欠かせないノウハウやマインドを無意識に日常生活上で実践し、習慣化しているということです。

例えば前述では、「失敗にもプラス思考で臨む」という経営者の条件をお伝えしました。では、こうした思考は「ビジネスのときだけ」心がけていればよいのでしょうか?

もちろん、そうではありません。普段から細かなミスを恐れない精神を養っておかなければ、経営上の失敗に冷静に対処することなど不可能でしょう。この意味で、経営の成否は日常生活の過ごし方にかかっていると言っても過言ではないのです。

 

○成功者が実践する8つの習慣

細かな部分は人によって異なりますが、成功者はおおよそ、下のリストで取り上げている内容を実践しています。

 

①5分前行動を心がけるなど、時間には常に余裕を持って行動する。
②市場の最新トレンドをTwitterやFacebookなどのSNS上でチェックしておく。
③人からアドバイスをもらうために出かけることを億劫に思わない。
④相手の肩書きに萎縮せず、まずは自分から話しかけてみる。
⑤社員からの緊急連絡は、24時間常に受け付け可能な状態にする。
⑥30分のウォーキングなど、毎日運動を欠かさず取り入れる。
⑦辛いことがあっても、笑顔を保ち、ポジティブに振る舞う。
⑧物事を「ありえない」と否定せず、想像力を働かせて理解に努める。

 

このほかにも良いアイデアを生むために趣味に没頭して遊ぶ日を作るという人もいます。また、あえて人付き合いを年上の経営者に限定することで、自分の経営に厳しい言葉をかけてもらい、気持ちを引き締められる環境づくりに取り組む人も見られます。

上記の習慣リストを参考に、無理のない範囲で取り込めるようアレンジするなど工夫して実践してみてください。

 

■経営者として成功しやすいのは男性?それとも女性?

ところで、会社経営を成功に導く条件として、男女の性差は関係あるのでしょうか?男性と女性では経営センスに違いがあり、一方は経営者に向いているけれども、もう一方は向いていないということがありえるのでしょうか?

こうした疑問に対しては、まず、「性差のみが原因で経営の成否が生じることはありえない」と断言できます。性別に関わらず、これまでこの記事で取り上げてきた条件を満たしていれば経営は成功しやすくなります。

必要なのは成功を目指して着実に努力を重ねていこうとする、本人の意志力や計画性です。こうした能力は男女に差があるはずもありませんし、万が一失敗したとしても性差を言い訳にはできません。

ただ、あくまで一般論ですが、男性と女性はそれぞれ得意とする分野に差があるとされています。例えば男性はロジカルに物事を捉える能力、また計算をはじめとする数学的能力が女性よりも優れていると言われています。反対に女性はアイデアを生み出す能力や、感覚的に物事を把握していく能力に秀でていると言われます。

つまり、どちらかといえば男性は会社の経営を管理し、数字を基に会社の事業計画を立てることを得意としており、女性は事業アイデアの創出、あるいは業界のトレンドを先読みすることが得意な傾向にあるでしょう。しかし、これらの能力は「どちら一方だけが経営者にとって重要」というわけではありません。

言うまでもなく両方とも大事な能力なので、男女ともに自身に足りない能力を補う努力が必要になるでしょう。

 

■まとめ

いかがでしたか?

単にビジネス知識に明るいだけでは、経営者として成功することはできません。ビジネスは社内の人間との、また取引先など社外の人間との付き合いの場です。そうであるからこそ、経営者は自分の人間的な魅力に磨きをかけ、多くの人に自分を慕ってもらえるように努力しておかなければなりません。

本記事で取り上げた5つの条件に加えて、自分の「人間力」も高められるように励みましょう。それが、経営を成功に導くための一番の近道となるはずです。

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