【保存版】債権流動化の全知識!3つの手法それぞれのメリットや違いを徹底解説!
公開日:2019.6.17 | 最終更新日:2025.2.14
会社としては売上が伸びているけど、手元に現金があまり残っていない。そんな状況の時に利用したい手法が債権流動化です。
ところが、債権流動化という言葉を聞いたことはあるものの、詳しい内容はよく知らないという方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、債権流動化について徹底的に解説します。
- 債権流動化の概要
- 3つの種類の解説
- メリット・デメリット
- 最も使い勝手の良い『ファクタリング』について
この記事を読めば、債権流動化について完璧に理解できます。
企業の資金繰りをよくしたい経営者の方は、ぜひご覧ください。
債権流動化とは!将来入金される予定のお金を早めに現金に変える手法

債権流動化は、将来入金される予定の売掛金を、早めに現金に変える手法です。
債権流動化で手持ちの資金を増やすことにより、企業の資金繰りを助け、キャッシュフローの改善につながります。
なぜ債権流動化が必要かというと、企業間の取引において、売掛債権がすぐに入金されるケースは非常に少ないからです。
お金を貰ってから商品を渡す形式であれば問題ないのですが、基本的には商品を渡してからお金を受け取ることが多いでしょう。
例えば日本でよく利用されている約束手形だと、手形を振り出してから90日~120日後の入金と、かなり先の入金になってしまいます。
この売上が入金されるまでに、仕入先への材料費、人件費、事務所の家賃などの支払いをしなければなりません。すると売上があるにもかかわらず、手持ちの資金が無くなってしまいます。
そこで債権流動化により、将来入金される予定の売掛債権を期日までに現金化して、企業の資金繰りを助けるという手法がとられています。
債権流動化の種類3つを徹底解説

債権流動化は「売掛債権を早めに現金にする手法」の総称であり、具体的には3つの方法が存在します。
こちらでは債権流動化の3つの種類について解説します。
- ファクタリング
- 売掛金債権担保融資
- 売掛債権証券化
それぞれ確認していきましょう。
【債権流動化の種類その1】ファクタリング
ファクタリングは、企業が持っている売掛債権をファクタリング業者に販売し、現金化する手法です。
債権流動化の中では最もポピュラーな方法で、世の中には多くのファクタリング業者が存在します。
ファクタリングには大きく分けて2社間と3社間が存在し、それぞれで方式が異なります。
2社間ファクタリング
企業とファクタリング業者の2社だけで取引を行う手法です。
売掛先の企業に通知する必要が無いため、今後の取引に不安感を与えずに済みます。
また2社間で行われるためスピード感があり、業者によっては手続きした当日に入金してもらうことも可能です。
その反面手数料が高めに設定されていて、債権額の10~30%をファクタリング業者に支払う必要があります。
取引先にバレたくない、とにかく早く現金が欲しいという方にとっては非常に使い勝手の良いサービスです。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングでは、売掛先の企業も含めて取引を行います。
売掛先の企業に通知をする必要がありますが、その分手数料1~5%と安く済む点が魅力です。
また売掛金の回収作業もファクタリング業者が代行してくれるため、事務的なコストを減らすこともできます。
2社間に比べると入金までのスピードが遅い傾向にありますが、安く利用できるため利用価値は高いです。
ファクタリングについてより詳しい内容を知りたい方は、以下の記事もご確認ください。
【3分でわかる】ファクタリングとは?売掛金を買い取ってもらう5つのメリットや注意点を徹底解説
【債権流動化の種類その2】売掛金債権担保融資

売掛金債権担保融資は、売掛金を担保にして金融機関や民間業者から融資を受ける手法です。
売掛金を売却するのではなく、あくまでも債務不履行時の弁済手段として用意されているだけなので、しっかりと返済すれば売掛金を譲渡する必要はありません。
売掛金という明確な担保があるため、通常の融資よりも審査が通りやすい傾向にあります。
また金利もそこまで高くならないため、急に資金が必要になったときに有効活用できる手段と言えるでしょう。
ただし即金性はファクタリングよりも低く、審査にある程度の時間を要することを頭に入れておいてください。
【債権流動化の種類その3】売掛債権証券化

売掛債権証券化は、売掛債権をSPV(特別目的事業体)へと譲渡することで資金を得る方法です。
SPVは譲渡された売掛債権をもとに証券を発行し、投資家を集めて資金を調達します。いわば企業と投資家を結ぶ仲介役のようなものです。
SPVへ債権を譲渡してお金を得るという点だけで言うと、ファクタリングとほとんど変わりません。
ただし売掛債権証券化の場合はある程度のボリュームが無ければ投資家も買わない上に、証券化にも複雑な手続きがかかるため、あまり利用されない仕組みです。
スピード感や確実性を考えると、ファクタリングを利用したほうがよいでしょう。
債権流動化のメリット3選

債権流動化にはどのようなメリットがあるのか、こちらで解説します。
- 早期の資金調達が可能
- 融資に比べて審査に通りやすい
- 資産のオフバランス化ができる
それぞれ詳しく確認していきましょう。
【債権流動化のメリットその1】早期の資金調達が可能
債権流動化を利用すると、早期の資金調達が可能となります。
これが債権流動化の最も大きなメリットと言ってもいいでしょう。
本来であれば数ヶ月先にしか入ってこない売掛金を早めに現金に変えることで、企業が毎月支払わなければならない費用の清算が可能です。
世の中には黒字倒産という言葉があるくらい、債権が長期間入金されないのは企業にとって大きな痛手となるでしょう。
手数料はかかってしまいますが、倒産や仕入れ先との関係性悪化などの最悪のケースを防ぐためにも、債権流動化は有効な手段です。
【債権流動化のメリットその2】融資に比べて審査に通りやすい
債権流動化は、融資に比べて審査に通りやすいです。
売掛債権という担保があるので、金融機関としても回収リスクが低く、その分審査を緩くしています。
また債権流動化では、依頼者よりも売掛先企業の信用力が重視されます。
例えば依頼者が資金繰りにかなり困っている状況であっても、売掛先が確実に支払いを行ってくれるような大企業であった場合は、審査に通る可能性が高いです。
融資であれば依頼した企業の財務状況などを厳しく見られるため、なかなか通りません。
審査に通りやすく、資金を調達しやすいという点は大きなメリットと言えるでしょう。
【債権流動化のメリットその3】資産のオフバランス化ができる
債権流動化を利用すれば、資産のオフバランス化ができます。
オフバランス化とは、貸借対照表から資産や負債を減らすことです。
売掛債権は資産という扱いになるのですが、資産は多ければ多いほどいいというわけではありません。
総資産利益率という、資産に対してどれくらいの利益を上げているかという評価ポイントがあるため、資産が多いと損をする可能性があるのです。
オフバランス化をして資産を減らすことにより、総資産を効率よく活用して利益に結びつけているという評価を得られます。
すると銀行や投資家などからの印象がよくなるため、さらなる資金調達が可能になるなど、企業価値を高められます。
売掛債権当資産をオフバランス化できるという点は、メリットの1つと言えるでしょう。
なお、債権流動化の他に資金調達を行いたい場合は、Founderのマッチングサービスを活用してみてください。投資家と直接やりとりして、資金援助を受けられます。
債権流動化のデメリット2つ

債権流動化は企業にとってメリットの大きい仕組みですが、少なからずデメリットも存在します。
そこでこちらでは、債権流動化のデメリットを2つ紹介します。
- コストがかかる
- 売掛先の倒産時に返済義務が生じる
それぞれ詳しく確認しましょう。
【債権流動化のデメリットその1】コストがかかる
債権流動化を行うと、少なからずコストが発生します。
ファクタリングであれば業者に対する手数料、売掛金債権担保融資であれば借りている間の利息などです。
ちゃんと期日を待って売掛金を受け取ればかからないようなお金なので、少し損ですよね。
さらに売掛金は1,000万円以上になることも珍しくないため、手数料だけで数十万円取られることも考えられます。
債権流動化を利用する時は、なるべくコストがかからない方法を選びましょう。
【債権流動化のデメリットその2】売掛先の倒産時に返済義務が生じる
債権流動化を使うと、仮に売掛先が倒産してしまったときに返済義務が生じます。
売掛債権と引き換えにお金を調達しているので、当然のことだと思うかもしれませんが、債権流動化をしていなければ返済義務は発生しません。
債権流動化を使ったがゆえに借金を抱えてしまうということになりかねないので、売掛先が本当に信用できる企業かどうかはちゃんと調べておきましょう。
債権流動化でオススメなのはファクタリング!その5つの理由とは

債権流動化にはファクタリング・売掛金債権担保融資・売掛債権証券化の3種類が存在しますが、最もオススメの方法はファクタリングです。
売掛債権証券化は使いづらい制度なので、こちらではファクタリングと売掛債権担保融資を比べて、なぜファクタリングが優れているのか理由を解説します。
【債権流動化でファクタリングがオススメな理由その1】資金調達スピードが早い
ファクタリングの場合、資金調達スピードが非常に速いです。
2社間ファクタリングであれば最短で即日、遅くても3営業日以内には入金されています。
資金繰りに困っている企業にとって、1日でも早く入金が貰えるという点は大きなメリットですよね。
売掛債権担保融資だとどうしても審査が入ってしまうので、スピード感を考えるならファクタリングがオススメです。
【債権流動化でファクタリングがオススメな理由その2】償還請求権を無くすことができる
ファクタリングでは、償還請求権を無くすことができます。
償還請求権とは、万が一売掛先が倒産したときに、その弁済を利用者に請求する権利です。
償還請求権が無くなると、例え売掛先が倒産したとしても、お金を弁償しなくて済みます。
その分手数料が少し高くなる可能性もありますが、売掛金回収という大きなリスクを肩代わりしてくれるのは、ファクタリングだからこその制度です。
【債権流動化でファクタリングがオススメな理由その3】付属サービスが充実している
ファクタリングは売掛金の現金化だけでなく、付属のサービスも充実しています。
取引方法によっては売掛金回収の代行を行ってくれますし、他にも記帳代行・電子商取引・コンサルティングなどを取り扱ってくれるファクタリングも存在します。
売掛債権担保融資では銀行が相手なので、融資以外の付属サービスはほぼありません。
民間業者だからこそ、色々なサービスが充実しているという点は、ファクタリングをオススメできるポイントの1つです。
【債権流動化でファクタリングがオススメな理由その4】売買契約なので、審査に通りやすい
ファクタリングは売買契約のため、審査に通りやすいです。
金融機関の審査が厳しい理由には、貸したお金が返ってこないというリスクを避けているという点が挙げられます。
「お金を貸す」という取引のため、ちゃんと帰ってくる業者見定めているというわけです。
反面ファクタリングは、売掛債権の売買という契約なので、基本的には車や家などの資産を売るという行為と変わりありません。
そのため「この売掛債権がちゃんと入金されるか」という審査が大半を占めるため、融資に比べてかなり審査が通りやすいです。
財務状況がよくない企業にとっては、審査が緩い点は魅力的なポイントでしょう。
【債権流動化でファクタリングがオススメな理由その5】オフバランス化の効果が高い
ファクタリングは売掛債権担保融資に比べて、オフバランス化の効果が高いです。
例えば1,000万円の売掛金を900万円で債権流動化をしたとします。
ファクタリングの場合は総資産が900万円+資本金という形です。仮に資本金が1,000万円、純利益が500万円だとすると、500万÷1,900万円=約26%が総資産利益率となります。
売掛債権担保融資だと、売掛金はそのまま所持している形になるため、1,000万円+900万円(融資分)+資本金が総資産です。
資本金1,000万・純利益500万円だとすると、500万÷2,900万円=約17%となります。
このように、ファクタリングのほうが総資産利益率は高いです。
債権流動化によって企業価値を高めたいなら、ファクタリングの利用をオススメします。
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